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投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
夏休みをテーマにした短編集。以前より気になっていた作品。自分のなかでは夏休みといえばラジオ体操、朝顔、プールなどありますがどことなく懐かしい気分になれるような感じがして楽しめました。
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
サービス業で働いてたので、夏休みといえば稼ぎ時でバリバリ働くぞ!!という気持ちだったが、今では学校関係の仕事をしているので、夏休み前はわくわくして(休みなので)休み終わりにはセンチメンタルな気持ちになる。
毎年のことなので、その気持ちも含めて夏休み!だけれど、いろんな作家の描く夏休みも楽しみたい。
紙の本
夏の思い出
2016/08/03 01:00
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
夏休みを思い返すと様々な思い出があると思います。
見知らぬ地へ行ってみたり、バイト先で出会った年上の異性が気になったり、自然を感じたり、高校球児に見入ったり、将来に対する漠然とした不安を覚えたり。
この本はそういう物語を集めたアンソロジーです。この本のどこかに自分の思い出と重なるとところがあると思います。
紙の本
爽やかなアンソロジー
2015/08/19 23:45
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
一夏の初恋、終わらない甲子園、焦りを感じる高3の夏など誰もが経験した夏の思い出が凝縮されたアンソロジーです。
執筆陣は藤野可織や万城目学など現代の作家だけでなく、堀辰雄や片岡義男といった古い作家までいて、なかなか幅広いです。
個人的には「多摩川探検隊」と「大自然」が好きでした。誰が読んでも、どこかに自分がかつて経験した夏を感じられると思います。
紙の本
夏休みは終わらない
2014/07/30 23:59
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投稿者:森羅万象 - この投稿者のレビュー一覧を見る
おニャン子クラブの歌を基にした小説が掲載されていると思って買ったら、ただの歌詞だった。
がっかり。
とは言うものの、名曲だよねえ。
「古いラジオでは 次の台風 北上すると 伝えてた」ってとこは、ほんと巧い。
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いかにも「夏休み」という作品がひとつも入っていない、かなり癖のあるアンソロジーでした。 ―― http://bookmeter.com/cmt/57701083
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短編集。編者によると、
「次の夏休みを楽しみにしているすべての人に捧げます。」
「大人になると、夏休みを自分のために使うことが難しくなってくる。次の休みをできるだけ自分のために使うのがいい。そうしても大丈夫なんだよ、と自分とみんなに言いたくて、この本を作りました。」
とのこと。
よしだたくろうの「夏休み」を連想させる。そしてこの中の11の短編はどれも花火のように煌めいていて美しい。
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いろんな作家さんの作風が「夏休み」という一つのテーマに沿って楽しめました。
何十年も前の作品なのにまだまだ瑞々しさをたたえた作品、昔は苦手だったはずなのに今回読んでみたら意外とすんなり入ってきた作品、などいろんな発見がありました。
短編集って電車の中などで読むにはちょうどいいです(^-^)
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「迷惑そうに私をよけて、乗客がぞろぞろ乗りこんでくる。女は直立不動でしばらく私を見つめていたが、やがてそのぽってりした唇で鮮やかに微笑むと、ドアが閉まるのを待たずに歩き始めた。くらくらするような日ざしのなかに、一人で。
私は胸がつぶれそうだった。絶望に、ふがいなさに、わけのわからない喪失感とかなしみに。」
2014.07
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普段、アンソロジーはあまり読まないのだけれど、せっかくの夏休みなので、「夏休み」をテーマにした短編集を読んでみたくなりました。
色んな人が描いた「夏休み」。
子どもの頃の夏休みは特別。
そして、ずっと記憶に残っている。
なんだか懐かしくなった。
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どの話も面白いのだけど、片岡義男が面白かったなあ。少年がある女性のことを好きだということを初めて意識する瞬間の物語。彼女に手紙で連絡したら電話がかかってきて取り次がれるっていうのは普通に読めちゃったけど、もはやありえない風景なんだねえ。
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あんまりおもしろくなくて飛ばし読み、、
それでも、
小川洋子再試合
万城目学ローマ風の休日
角田光代夏の出口
これは読んで良かったと思えた!!
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2017年26冊目。
「あげは蝶」江國香織
「多摩川探検隊」辻まこと
「クロール」佐伯一麦
「大自然」藤野可織
「おなじ緯度の下で」片岡義男
「八月」三木卓
「麦藁帽子」堀辰雄
「再試合」小川洋子
「ローマ風の休日」万城目学
「夏の出口」角田光代
「夏休みは終わらない」秋元康
編者千野帽子さんによる、以上11作品を収載。
帰省客でにぎわう新幹線、人気のない真昼の商店街、揺れるプールの水面、夜空に散る花火、揺れる木々の間から見える月など、少年少女のまぶしい夏。
中でも、
好きだと気づいたそのときに手紙を書きたくて、特急で2時間かかる東京へ向かい、レターセット、ボールペンを買う哲也が好ましい「おなじ緯度の下で」、
「鴨川ホルモー」のスピンオフの「ローマ風の休日」
がよかったです。
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2つは読んだことがあったけれどまた読めて嬉しかった。
特に万城目学の「ローマ風の休日」。
新しく読んだ中では角田光代の「夏の出口」が気に入って引用を3つもしてしまいました。
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何か大きなことが出来そうで,出来なさそうで,でも楽しみな夏休み。
時代に割と幅がある「夏休み」がテーマのアンソロジー。形は少々変わっても,夏休みが少年少女にとって「何かが変わる」時期であることは変わらない。
角田光代「夏の出口」ポーズボタンを押したい,そんな時期がある。不確定な未来を考えて,道はあるはずなのに,何か焦って。夏休みは一時停止のようで,今はもしかして一時停止も許されないのかも。