紙の本
大きな文字や短い言葉でポイントがわかりやすい。
2017/01/29 16:56
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投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2007年に阪神・淡路大震災の被災者の声と工夫をまとめて出版された「地震イツモノート」というのがありますが、その実践版マニュアルです。地震の時にすること、必要な工夫などが簡潔にまとめてあります。
2011年に東北、2016年にも熊本など、阪神・淡路以後も大きな地震が断続的に起こっています。おそらくそういう状況を反映して本書は出版されたのではないでしょうか。
『日本で暮らすということは、地震と一緒に行きていくこと』
『「イツモの暮らし」が「備え」になる』
という帯の言葉に「全くその通り」と魅かれて手に取りました。
幾つかの大きな地震の経験を踏まえ、変化してきたことも取り入れられています。通信手段などは最も変化したところではないでしょうか。コラムとして通信会社やガス会社の人の文章も載っています。ちょっと会社の宣伝にもなりかねない文章かもしれませんが、現場の言葉として参考になるものがあります。
ある程度は知っている内容もありますが、とっさのときに思い出せないといけないのでちゃんと書いたものがあるのは心強いこと。読んでいて一番感じたのは「自分でできることはやれるようにしておけば全体も助かる」ということでした。「イツモノート」のころから使われいた「モシモではなくてイツモ」という気持ちが日本で暮らすには大事だと本当に思います。
内容がコンパクトにまとめられ、「ハンドブック」として持ち歩きやすい形なのもありがたいです。「東京防災」も良くできていると思いますが、こちらの方が薄いし、文字が大きく絵も多くて完結なので個人的には好きです。
今すぐできることを一つでも。一家に一冊あってもいいと思います。防災グッズ売り場に是非おいてほしい本かも。
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とりあえず、カセットコンロの燃料買い足しました。
3本セットを2つ常備していたんだけど、今日、買い物のついでに3本1セット購入。
最終的には、3本セット5つを常備するようにしようかと思っています。
・・・水はなあ・・・。ミネラルウォーターを普段飲まないので、もっと買い足すか検討中。でも、やっぱり水は必要だよね。・・・麦茶より水だよなぁ・・・。
防災の日にいろいろ考えようと、ふと借りたのですが、読んでよかったです。
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こういう本て気になった時に何度も見返すべきだよね。
自然災害なんていつ来るか分からないもの。
私の住んでいるところは、中央構造線の近くで、糸魚川ー静岡構造線とも重なって、いつ大地震が起きてもおかしくない地域。
だからこそ常に1週間分の食料(普段食べ慣れたもの)と水(家族3人分)、家が倒壊した時に野外で寝ることを考えての(避難所には極力お世話にならないように)テントなども年に1回はメンテしてすぐ使えるように準備してある。
お湯は沸かせることを前提に(冷たいものだけだと2日が限界らしい)鍋1個で作れるものをストックに。
調味料は普段使っているものをストック場に置いて古いものから使う。
カセットコンロは意外とすぐなくなるので、それプラス昔使っていたロシア製のストーヴ(灯油でもガソリンでも可)も用意。
暖房器具は、明かりとりと&上にヤカンなどを乗っけてお湯も沸かせて一石二鳥のトヨトミのストーブを購入。その代わり、灯油は常に家の裏のタンクに満杯にしておく。
庭には、雨水タンクも設置したので何かには使えるだろう。
まず自分たちを守ってこそ、他人を助ける余裕ができる。
田舎は都会と違って、救援は数日遅れると言われている。
土地の広さと、畑を持っている強みを生かして、なんとか生き延びなければならないのだ。
電気やガスがなくても、土と水と人との繋がりさえあれば、何とかなる・・・かな?
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・「自分たちに起こること」を、想像する。それが、防災のはじめの一歩。
・懐中電灯よりも周りを照らせるランタンを。自分用の明かりはヘッドライト。
・カセットボンベは1本あたり約60分使用可能、使用期限は約6~7年。多めに買い置きしておき、高温多湿を避けて屋内に保管しておく。ゆがみや変形、サビがでているものは使わないように。
例:カセットボンベ1本約60分使用可能(3.5kw(3,000kcal/h)のカセットコンロを使用した場合)×1か月=15~20本必要(4人の場合、1日30~45分使用の場合を見積もり、気温が低い方がガスの使用量は増える。)
・ガスは自動的に止まる。家庭に設置されているガスメーター(マイコンメーター)は、震度5程度以上の大きな地震が起きたときは安全のため、自動的にガスを止めます。家のガスが止まってしまったら、まずはガスメーター(マイコンメーター)を見る、赤ランプが点滅していたら、安全機能が作動し、ガスを止めている状態。地域のガス施設が止まっていなければ、自分たちでガスメーターを復帰することができる。順序は以下の通り。①止める(震度5程度以上の地震でガスはストップ。ガス機器のスイッチをオフ。)②押す(復帰ボタンを押す。赤ランプが点灯し、その後すぐ点滅する。)③待つ(3分間待つ。ガスメーターのガス漏れがないかどうかチェック)④使える(3分経って、ガスメーターの赤ランプが消えたら、復帰は完了。)
・水は1人1日最低2リットル、7日分程度を用意しておきましょう。
例:1人1日2リットル×家族の人数分×7日分
※成人男性の水分の出入りは1日2.5リットル
食事1ℓ、体内で作られる水0.3ℓ、飲み水1.2ℓを飲めばインアウトがイコールに。
尿や便1.6ℓ、呼吸や汗0.9ℓ
断水している際は、食事を作る場合にも使うので、最低2ℓは用意しておきましょう。
※日頃から備えておくのも大事だが、飲料水として使う場合は3日に一回取り換えを。浄水器を通した水は塩素効果がないので毎日取り換えましょう。
・トイレットペーパー(1週間4人家族であれば、1人1日5回使うとして、通常の30mトイレットペーパーの場合、7日間で約6.5ロール使う計算)(国内のトイレットペーパーの4割が静岡県内で作られているので、東海地震が起きると1か月ほど供給が滞ると予想されている
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地震が来た時のために何を準備すれば良いのかサッパリ分からん。と思ったので買いました。イラスト入りで分かりやすかったです。
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想定される被害や規模についてイラストを交えて分かりやすく簡潔に整理されていて、とても読みやすい。
パッと見て何となく理解出来るようにデザインされているため「取り敢えずこれだけやってみよう」という意識になりやすく、防災入門としても適していそう。