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アーキテクチャについて広い視野と深い見識を持つ著者によるアーキテクチャの本。クラウドに関する考え方を整理したうえで、それをどうエンタープライズ開発の中で活かすかが語られている。4章以降は書籍のみで語られている内容を理解するのは難しいかもしれないが、目線を学ぶうえでは実に役に立つ。
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クラウド技術の発展に伴うマイクロサービス指向の流行や、ウォーターフォールからアジャイル及びDevOpsの考え方の流行、職能依存からの脱却(フルスタック)など今時のITアーキテクチャ像について平易に説明してくれる書籍。実践には使えないまでも概念の理解にはものすごく有用です。
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著者はグロースエスクパートナーズという会社の方。オンプレと違うクラウドならではの考え方(カオスモンキー等)やマイクロサービスのことがわかりやすく解説してあり良い本でした。
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開発効率化の検討をしていて、様々な開発手法を調べている中で読みました。
すごくおもしろかったです。
アジャイルから始まりDevOpsやCI、直近のマイクロサービスまでにいたる開発手法の潮流が、クラウドなどの技術基盤の発展と絡めて分かりやすく解説されています。一つ一つを切り出して書かれた本は数ありますが、こういった全体像を俯瞰して見れる本は稀だと思います。
あとクラウドファーストな開発をエンタープライズに当てはめたときにSoR(記録のためのシステム)よりもSoE(絆のためのシステム)に向いている、という話も自分の中では新しかったです。なぜ今の仕事にアジャイルを当てはめにくいんだろう、とずっと考えているのですが、このシステム特性の違いが一つあるのかもしれません。エンプラではないけど。
クラウド技術の進化によって、すでにアーキテクチャの考え方は以前と大きく変わりました。クラウドの世界では、障害は起こるものと割り切り、いかに早く復旧できるかを重要視します。本書では、クラウドファーストの最終型がマイクロサービスになる、という主張にはなっていましたが、NetFlixではマイクロサービス化が完了するのに7年かかったという話もあり、それを最初からゴールにするのはかなり遠いんだろうなと感じました。アジャイル→DevOps→CIと、歴史通りに辿っていくのが堅実かもしれません。