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投資先企業に足しげく通うと言われる、信頼できるファンドマネージャーと、景気指標や決算書の見方を丁寧に解説してくれる企業コンサルタントの共著。
両名とも、以前から私は大好きな方で、お二人のコラボでどんな書籍が出来上がるのだろうと、読む前からワクワクしていました。
「良い会社を選んで投資をしましょう」とはいうものの、「良い会社」をどのような基準で選んだら良いか分からない投資家は多いかと思います。
ROE,PER,自己資本比率などと、投資判断に使われる指標をどのように理解し、どの程度の水準を「良い」と判断して良いか、分からない方も多いと思います。
投資について、全くの初心者の方には難しいかもしれませんが、ある程度投資をし始めた方におススメです。投資情報などに目を通したものの、読んでも意味が分からない、というレベルの方がステップアップするために本書で勉強すると良いのではないかと思いました。
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スパークス・グループの代表取締役社長で投資に精通する阿部修平氏と経営コンサルタントの小宮一慶氏のおふたりが経験などを基に株式投資において良い会社を見分ける極意を書いた一冊。
市場と経営に深く関わりのあるお二人だからこそ感じる経営論を本書を読んで味わうことが出来ました。
小宮氏は論語などの古典や松下幸之助氏などのことばを用いて経営をうまくいく秘訣を書かれており、
一方の阿部氏は経営者として自身の経験や投資の知識から良い会社の条件を知ることができ、勉強になりました。
また両氏が注目する銘柄についても載っており、経営面から見た強みと今後の課題は興味深いものでした。
また各銘柄の企業の孫正義氏や柳井正氏などの経営者の横顔や企業の歩みもざっくりと知ることができたところは好感を持てました。
本書の中でも企業経営における経営者の役割において哲学や考え方をしっかりと持つことや小宮氏のpart2でのいい会社を選ぶための財務諸表の見方は非常に印象に残りました。
読んでいてこれからの日本について、国内市場のグローバル化とともにまだまだ可能性を感じました。
そして、もっと魅力が伝わっていくなかで成長する有望な銘柄を選ぶための一助となる一冊でした。
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初心者向け株式投資本。
確かに基本のきを押さえているので、悪い本ではないんだけど。
もう少し捻ってもいいのかな、という印象。
そもそも小宮さん、多作過ぎてあまり良書がないよね。