紙の本
難しい...
2017/01/10 18:15
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投稿者:稀良々 - この投稿者のレビュー一覧を見る
アニメが、きっかけで読むようになりましたが、少し難しくて、なかなか前に進みません。でも、やっぱり表紙が好きなので頑張って読んでます!難しいですが面白いです。
紙の本
頽廃へ向かう普遍性
2021/03/08 17:35
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投稿者:帛門臣昂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の心の歪みは、本当に主人公だけのものか。
主人公の非合理的で愚かしいとまで思える破滅への道は、本当に主人公だけのものか。
我々が普遍としているそれは、本当に普遍なのか。
考えながら読むといい。
紙の本
太宰治の代表作の一つです
2017/03/30 10:41
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投稿者:いけい - この投稿者のレビュー一覧を見る
『はしがき』・『第一の手記』・『第二の手記』・『第三の手記』・『あとがき』で構成されています。
読んでいて辛くなるのですが、ついつい その世界に引き込まれ、いつも一気に読んでしまいます。
特に『あとがき』の「だめね、人間も、ああなっては、もう駄目ね」の文章が心に突き刺さります。
太宰って どんな人だったのだろう…と思いを馳せ、恋心に近い感情を抱いた女性も多いのではないでしょうか。
紙の本
自分と他人
2016/11/12 23:15
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投稿者:DnDn - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人的な好みでいえば、好きじゃないというのが素直な感想です。
表題作の『人間失格』はホラーっぽい話だと勝手に思っていたのですが、とてもナイーヴな話でした。
響く人には響くというのはわかります。
他人が見る自分と自分が見る自分にギャップを感じたことがある人なら、多少なりとも共感できる部分があると思います。
電子書籍
いまもむかしも
2020/07/01 23:02
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投稿者:わに♂ - この投稿者のレビュー一覧を見る
名著と呼ばれるものを自ら初めて読んだ。率直な感想は、ある意味昔も今も変わらない。その本の中にはそれぞれの物語があるという点でも、男 女の性(せい・さが)の立ちきれないという点でも変わらない。好かれることと嫌われることを知るが故のお道化。所謂この本は堕落の話。女、金、薬、病。どれも沼のように堕ちる一方か。
電子書籍
アニメで
2020/02/24 15:36
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
アニメを見ていたので、なんとなく読んでみましたが難しいです。言葉とか、世界観が独特。表紙はいいですね。
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桜桃から読みました。
それで 太宰は自分のことを書く人なんだなってわかり
そこからは 人間失格は読みやすかった。
これは本当に10代で一度読んでおくべきだったなと。
とっつきにくいタイトルだし 言い回しもちょっと・・・
今まではあまりよなまい分野だったけど
人に勧められたのがきっかけで読んでみたら 意外と面白いうというか 考えさせられるといった方が適切なんだろうな。
誰でも心に一度は思うようなそんなことな気がするんだけど
どうなんだろう?
そう思うのは私が今の年齢だからなのかな?
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寂しくてどうしようもない感じに溺れるようにして読んだ。でも悲しくはないの、だれにでもどこかに持ってるような闇を光にしていけるよう。
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――くっっっれェ~なあ!
以上、「生田表紙だし映画化だし有名作だし」と思って読んだ感想。
文体は読みやすいし、さくさく進んでいくのだが、
「へぇそう。で、貴方は結局どうしてほしいのかな?」
ちょっとイラっとしました。
青春小説で、若い頃に読んでおけと言われる作品らしいですが、
私は若い頃に読んでも多分イラっとしたとおもいます。
イラっ イラっ
一応、もっかいだけ読んでみようかなあ、
そしてまたイラっとするのか。
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現代日本でどの程度の割合の人間が葉蔵の考え方に共感するのであろう。一度統計を取ってみたい気もする。おれはドストライクですよ。
自己愛に陶酔したい時にお勧めです。ただし世の中に適応できなくなる恐れがあります。一種のドラッグかも。
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「恥の多い生涯を送って来ました。自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです」青森の大地主の息子であり、廃人同様のモルヒネ中毒患者だった大庭葉蔵の手記を借りて、自己の生涯を壮絶な作品に昇華させた太宰文学の代表作品。
「いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます」
ほかに、家族の幸福を願いながら、自らの手で崩壊させる苦悩を描いた「桜桃」も収録。
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共感出来る所が多くて、怖くなったりもした。
周りの優しい人達の存在が、どこにも逃げられない袋小路を作り出してもいるようで、残酷に感じられた。
「何のために生きているんだろう」というテーマは全く考えないのも問題だけど、考え過ぎたとしても、良い答えが出てくる保障は無いわけだから、適度に考え続ける代物と割り切って、深追いしすぎない生き方の方が前向きなんだろうな。そんな感想。
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自分はこの人には共感しない、あるいは共感するという人が半々くらいいるのではないかと思う。
そんな私は後者の共感する人。
話は決して明るい、ハッピーエンドなものではなく、とことん暗くて不幸としかいいようがないが、
その面白さにずるずる惹き込まれていく。
読んだことがないという方は是非読んで欲しい。
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私が買ったのは生田斗真くんの表紙と帯のヤツですが~リンクに見あたらないので。角川文庫だから内容は同じでしょう。
いかれてるけど~まわりに違和感を感じてしまう作家の鋭敏な感性がびしばしほとばしるよう。なかなか濃厚で面白かったです。
同じ人物の3葉の写真と手記という形をとり、自分からは距離を置いた構成が面白い。
何を考えているかわからない世間の人が恐ろしく、一瞬の気まずさにも耐えられずに道化になる、といったところはわかるような気も。
いぜん10代の頃に読んで、次々に女と関係しながら実は自分は大して好きでもなかったような印象なので~太宰を嫌いになった作品のような気がするんだけど…
「走れメロス」とのギャップが大きすぎたかな。
それと作者本人が何度も心中を図っているというのがついて行けなかった。
今もその点は理解できるわけではないけれど…最初のは若気の至り。それで相手だけ死なせてしまったので、ずっと引きずったのかな…あれは何だったのだろうと突き詰めたい気持ちが繰り返しになったのかも。
受け身な性格なのが人によっては天使みたいとも言われたと。
実体験はありあり反映しているけれど、27歳で入院するまでの話で、もちろん事実そのままではありません。
それに本人はその後に結婚もし、職業作家として多くの作品を発表し、もっと努力する力や才能への自負もやる気もあったことでしょう。