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みんなのレビュー650件

みんなの評価4.1

評価内訳

650 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

バッテリーという関係

2005/03/30 02:34

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:sagaga - この投稿者のレビュー一覧を見る

まるで恋愛小説だ。

天才ピッチャー巧とその球を受けるキャチャーの豪。
2人がバッテリーを組みだしてすぐに、そんな印象を受けた。
ああ、やっと、最高の伴侶を見つけた。
そんな感覚だ。

野球においてキャッチャーはピッチャーの「女房役」と言われるが、
この小説の豪はまさにそんな役にぴったりの、気が利く頼れる存在。
かたや巧は天才肌の選手で、そのプライドたるやエベレスト並み。
そんな一見ちぐはぐな2人が出会い、互いを認め合い、
相手の考えていることがわからないといっては悩み、喧嘩して、
それでも互いを必要だと感じている。
その感覚はまるで恋だ。
友達ではなく、親友というのともちょっと違う。
野球をやっている人間、それもピッチャーとキャッチャーという
限られた人間だけに許されるバッテリーという特別な関係。
そんな関係を心から羨ましいと思う。
熱くて危なっかしくて、どうしようなく真っ直ぐな2人の関係が
このままずっと続いてほしい。
そう願わずにはいられない物語だ。

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紙の本

『あさのあつこ』先生らしい青春本。

2007/04/15 08:20

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:砂原 時雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

『あさのあつこさんといえば所謂801要素の含まれた本が多い。』
こんな印象が私にはあるのですが、皆さんはどうでしょうか?
No、6なんてモロに801系なんですが、このバッテリーも少々それらしき雰囲気です。
腐女子はうっふうっふです。 /笑
内容は野球の才をただ今開花中の原田巧と田舎少年野球チームのキャッチャー、永倉豪が巧の引越しをきっかけに出会い、バッテリーを組む、といったかんじです。
野球関係者の方々からもとても良く評価されています。
映画化も、今年されました。
漫画家もされていて、何気に少女漫画なのはやはり腐の世界にちょっぴり染まっているからでしょうか? /笑
この前立ち読みしてみました。可愛かったです。
さてはて。
実はまだ最後まで読みきっていない私ですが、先を先をとよんでしまいました。
2日で四冊読破です。急ピッチです。
風が駆け抜ける時みたいに、粘々せずにあっさりとしていて、すぅっと読んでいけます。
気付けばもう4巻?!ってカンジでした。
女性向けかもしれません。腐女子さんは読みながらあらん事を妄想しちゃって下さい。 /爆
一度は読んでおきたい本です。
読むなら早めに。主人公たちと同い年ぐらいが一番読みやすい時期ですからね。

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紙の本

本から押し寄せるパワーに勝てるか?

2004/11/18 13:28

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エルフ - この投稿者のレビュー一覧を見る

魂が入っている本があるとすればまさにこの本であろう。
まだ1巻目だというのに、主人公の原田巧が引越して来て数日の出来事だけしか書かれていないのに、これから物語が色々な方向へ進んでいく予感に満ち溢れているのだ。
森絵都のDIVEを読んだときも最初は「スポ根」小説なんて…と思っていたのだが、DIVEもバッテリーも単純な「スポ根」小説などではなく、また単に少年達の成長物語だけでもない。
奥がとてつもなく深いのだ。
児童書コーナーにこんな名作が埋まっているとは児童書を侮ってはいけないものだと改めて反省。

この1巻で描かれているのは登場人物達の魅力。
今後彼らがどう関わりあっていくのか、どう変わっていくのか期待をせずにいられない人物ばかり。
天才ピッチャーとして己の才能に自信満々な巧、その女房役をやるであろう永倉、巧の弟で身体は弱いが野球を好きになる青波、そしてチームメイトになるであろう少年達。
また野球より勉強をと子供に強いる親や兄弟でも片方に気持ちが寄りがちにな親。
誰一人としてその描写に手を抜いてない部分は脱帽ものだ。

児童書だとなめてかかると痛い目にあう。
おそらく1巻を読んだ人はすぐに2巻目を求めて走るようなるだろう。
悪いことは言わない、手元に続きを置いて読むべし。

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紙の本

小学生のころにはまった

2016/10/12 22:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kazu - この投稿者のレビュー一覧を見る

小学生の時に、あさのあつこ先生にはまって、当時出ていたものほとんどを読みました。
そのブームのきっかけになったのがこの『バッテリー』です。
巧の自己中さとか、今となってはもどかしい部分も多いんですが、当時は、そのリアルな描写にすごく惹かれました。
そして、この本を読んでから、読書にも本格的にはまりました。
だから、これは私にとって人生の分岐点みたいな本です。
それくらいパワーのある、名作だと思います。おすすめです。

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紙の本

野球の話?ならいいや…というアナタにこそお奨め。

2004/10/05 22:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:happysad - この投稿者のレビュー一覧を見る

題名から野球小説と思いがち(え? 充電池の話だと思ったって? そいつは読んでみたいねぇ…)だが、そうでもない。キャッチボールやピッチング、バッティングくらいは出てくるが、何せ少年は足し上げても9人も出てこない。小説の時間も、入学式まで流れず、その手前で終わる。ごく短時間の物語である。

その中で、自分の力だけを信じて生きてきた主人公の心の中の動き、母親や弟、地元の少年の様々な考えや事情、思いが交錯する。

児童文学という範疇にとどまらない名作と評判高い、成長物語である。ある種の新しい体験をし、新しい感情が芽生える、それに気づくというお話。しっかりした小説。

続編も買ったまま、きっかけなく本棚に眠っていたんだが、
読み始めたら、一日でした。

ムダ遣い日記

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紙の本

ああ。君たちの時間は、とても濃密なんだねえ……

2004/07/09 06:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のらねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 野球の投手として「天才」といっても過言ではない資質と、それに相応しい矜持を持った少年、原田巧の一家が、一家の主婦、真紀子の実家のある新田へと引っ越してくるところから、物語が開幕する。とはいっても、この一冊で語られるのは、引っ越し前後のほんの数日の出来事。
 病弱だが、野球好きで、自分の意志を通す芯の強さを持つ匠の弟・青波、匠のことよりも青波のことを案じがちな母・真紀子、マイペースな父・広、真紀子の実父で、過去に高校野球の監督として何度か甲子園出場を果たしている洋三、過去にリトルリーグの試合をみて以来、投手としての匠に惚れ込み、匠とバッテリーを組むことになる長倉豪など、匠と同級生になる少年たち、などが主な登場人物。
 いってみれば、たかだか数日間、という限られた時間の中で、これらの人々が対面し、それぞれに相応しい応報を繰り返すだけ、の物語、でしかない、ともいえる。しかし、それぞれの人物の設定や心情の移ろいの描き方の細やかさが、尋常ではない。誰一人としておなざりに描かれている登場人物はおらず、その緻密さが、十三歳、という年齢に相応しからぬ矜持を持ってしまった主人公の少年、匠の、自負心と孤独とを、一層深く浮き彫りにする構造になっている。

酩酊亭亭主

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紙の本

かつては野球少年だったというあなたへ

2004/04/09 01:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あおいねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 かつては野球少年だったあなたへ。もしあなたが野球好きでなくても、かつては少女だったとしても“大人なんて”と思ったことのある人ならお薦めの一冊です。
 主人公の原田巧は小学校を卒業したばかりですが、もはや大人顔負けの速球ピッチャーです。それゆえに自分に絶対的な自信を持ち、両親をはじめ周囲の大人達にいらだちを感じています。自分を理解していない両親、自分の才能をまだ子どもだからと軽んじる大人、野球をただの遊びとしか理解できない大人達。
 大人になってしまった私がとうに忘れてしまった若いエネルギーが、この物語にはあふれています。まるで、新芽が春になっていっせいに芽吹くように力強く、そして純粋で一途な。
 いつから自分が大人になってしまったのか、大人って何なのか。 
 かつての中学生だった頃の自分に出会える一冊です。 

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紙の本

少年の熱い日々

2004/02/17 23:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:本好きサラリ−マン - この投稿者のレビュー一覧を見る

半日で一気に読み終えた。よくあるスポ根ものではない。一応、少年野球を題材にしているが、少年達の心の成長が丹念に描かれている。それは少年とはこういうものだという浅い描き方ではない。大人の読者も充分楽しめる内容。作者は女性らしく、母親の優しい目で息子達の成長を注意深く観察して描いてる様子が伝わってくる。主人公の少年が天才ピッチャーで、クールでカッコウ良すぎるのは、やはり女性が作者だから?楽しめる一冊です。

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紙の本

野球物語ではない

2008/04/04 23:36

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る

バッテリー あさのあつこ 角川文庫 1巻~6巻(読んだのは5巻まで)

 出だしの引越し風景が自分自身の思い出と重なってなつかしい。それが読み始めた動機です。
 主人公「巧」はわたしの嫌いなタイプの個性をもつ人物です。弟として「青波(あおは)」がいます。
 「巧」は野球の天才です。彼の生き方は周囲を疲れさせます。ずば抜けた能力をもった者には悲劇がつきまとう。凡人は自分が力不足であることを納得しているから相互に協力する。才能と力に満ち溢れる天才は周囲の人と協力する必要がない。天才は周囲にいる人たちの運命を変えてしまう。
 彼がいなかったら他の人たちは平穏無事な生活を送っていただろう。彼を中心に置いて人間関係の苦しい葛藤が続いていきます。
 この本の不思議さは、作者は野球を知らない人だろうということです。加えて本作品を賞賛する読者とくに女性のみなさんも野球というスポーツのルールとか歴史とかを知らない人たちだと思います。作品中に野球のプレイに関する記事がほとんど出てきません。野球を軸に据えていますが、人間の心理描写が前面に出た作品です。

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紙の本

まずは2巻まで。

2008/01/28 17:48

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hachi - この投稿者のレビュー一覧を見る

2005年頃から話題になり、ラジオドラマ、
コミカライズ、映画、そしてドラマ化とさまざまな
メディアに触手を伸ばしている。
ハードカバーの1巻は、もう10年近く前のもの
だというのに、人気は未だ衰えてはいない。


天才ピッチャーの巧と、その相棒の豪をはじめ
2人の周囲の人物の、良いような悪いような、
正しいようなそうではないような、もやもやした
心理描写は絶妙である。
巧は高慢だが、時折見せる弱みのようなものには
はっとさせられるものがある。いくら天才で完璧に
みえる人でも、やはり人間だと思えてくるのだ。

またそれとは関係なく、仲間達とじゃれあったり
コントのような会話を交わすシーンは、なんだか
可愛らしくてどこかほっとする。


本来なら、全巻お勧めするのがファンなのだろうが、
私は「興味があるのならとりあえず2巻まで」
という進め方をさせていただく。

理由としてまず一つあげられるのが、盛り上がりの山
が2巻までのように思えるからだ。
3巻以降は急に下り坂を降りて、平坦な道を歩いて
いるような、ストーリー展開になっているように感じた。
たしかに、今後の展開で重要な役割を果たす、
他校のクセの強いキャラクターが出てきたりはするが、
会話シーンや、自問自答などのシーンが何か行動を起こす
シーンよりも多いように感じた。

もう一つの理由としては、その会話の内容が
一つや二つの話題に対して、会話の時間が異常に
長いように感じた上に、何度も同じ話を意味なく
繰り返しているように感じたからだ。

理由としてあげた二つは、作者が意図としてやったこと
なのかもしれないが、さすがに少し長すぎるのでは、と感じた。



しかし、数少ない小学校高学年~中学生向けの児童書では
対象の年齢の子供から、大人まで楽しめる内容になっていると思う。
キャラクターが少女漫画っぽいという話もあるが、
だからこそ、根拠のない自信に満ちた巧が格好良く見え、
そんな巧を支える豪が、輝いているように感じるのだと思う。


間違えなく、悪い作品ではないのでやはりまずは2巻まで。
それ以降はハマってから読んでも遅くはない。
多少読む人を選ぶようなキャラクターも出てくるが、
青春小説のもやもやした感じが好きな人は、気に入る
のではないだろうか。


また、文庫版には書き下ろしの短編が巻末に載っており、
すこしお得な感じもする。

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紙の本

野球少年たちの純朴な野球魂。震災以降の追記を少ししました。

2011/03/20 07:28

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

 デビュー作とはどこにも書いていないが、あさのあつこさんのデビュー作は何かもどこにも書いていない。なんでだろう。少なくとも、バッテリーで‘メジャー’ デビューをしたことは間違いない。
 バッテリーで野間児童文芸賞、バッテリー2で日本児童文学者協会賞、バッテリーシリーズ全体で小学館出版文化賞となっている。これは大変なものだ。児童系の賞ばかりだが、俗にいうヤングアダルトに分類される作品である。

 巧と青破の兄弟がいる。巧は小六の卒業生、青破は次期四年生で、残雪が残る春先の設定だ。父の仕事の都合で岡山の市街地から新田市という田舎町に行くことになった。そこには母方の実家があり、一人で住んでいた爺ちゃんと同居することになる。巧は野球が非常に得意で、小六最後のシーズンにリトルリーグの中国大会の準決勝まで勝ち上がっていたのである。
 爺ちゃんとはしばらく疎遠になっていたと思っていたのだが、爺ちゃんはその中国大会の試合を新田市のリトルリーグの少年を連れて観戦していたのである。そんな爺ちゃんは、昔、新田高校を率いて十回甲子園出場しているという地元では名のある監督だった。爺ちゃんと一緒に観戦していた子は豪といい、ポジションはキャッチャー。そんな巧と豪のバッテリーの物語だ。もちろんチームメートも出てくる。

 野球を題材に、子供たちの純朴な葛藤が描かれている。お母さんたちは子供を勉強に向けさせるため、野球から卒業させたがっているし、子供たちは目一杯野球の世界に没頭したがっている。大人とは呼べない。でもいつまでも子供でいられる訳ではない。そんなジレンマに陥っている子もいる。巧たちは、野球を通じていろいろな思いをぶつけ合っていくのである。
 春先の話で終わっているので、最初からシリーズ化が見えていたのかもしれない。大きい世界の扉を開いた気がした作品だった。当然、シリーズ全作を積読済みである。

 震災以降の追記をする。プロ野球の開催が議論されている。難しい問題だ。全員一致は難しいけれど、一番いい答えが見つかることを願っている。少なくとも、電気を大量消費するナイター開催が当分あり得ないことは、みんな分かっているよね。デーゲームじゃだめなのかな。単純中止はさびしい気持にもなるしね。
 ところで、bk1さんでポイントを日本赤十字社経由で義援金化してまとめてくれている。私の持っていた分は大して多くないけれど、寄付させてもらった。本当にありがたい。

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電子書籍

魂のキャッチボール

2018/05/02 10:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

天才的な才能を秘めたピッチャーと、彼の球を受けるキャッチャーの絆には心温まるものがありました。正反対の性格を持つふたりが、お互いへの想いをぶつけ合うシーンが良かったです。

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紙の本

ナイフより鋭い

2017/06/24 18:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

不安定な思春期ゆえの少年たちの関係性を作者特有の視点で斬る物語です。少年期とはかくも鋭いものか。目が離せません。

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紙の本

スポーツもの?青春もの?いや、カテゴリー分けは不要です

2012/05/26 00:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のちもち - この投稿者のレビュー一覧を見る

中学入学直前の天才野球少年。野球に対してストイックな彼は、「外界」との間に自ら壁を作っている。「壁」というよりは、その天賦の才能を以て上から見下しているようでもある。父親の都合で転校した先にいた、運命的に出会った捕手。彼との「バッテリー」を実現できる夢を持ち、捕手との関わりの中で、天才少年は何かを見つける...
子供視点からの親子の問題、塾や進学などの教育環境の問題。あくまで野球が軸であるが、バッテリーの二人はあくまでも受験戦争の中にいる小学生、中学生であるのだ。だからそのようなテーマがでてくるのは自然。それに対する少年たちの心理がリアルに描かれている印象があります。自分もかつて「少年」だった時期があるわけで(かなり遠いけれど)、すこしばかりのノスタルジーも感じたのだった。
主人公の少年は「天才」とここでも書いたけれど、もちろん天賦の才能はあれど、その後の「努力」が必ずあるはず。ストーリーの中に何度か、毎日欠かしたことのないランニングが出てくるところからも、それは分かるが、「大人」の中にはその「汗」の部分を見ていない人が少なくないようだ。あたかも生まれもった才能「だけ」のように見る人も。一定レベルのワザを身につけた人間は次第にそのように視線の「かわし方」を身につけるのかもしれない。主人公がそうであったように、「遮断」することも一つの手法なのかもしれない。ただ、一番見ていてほしいと、認めてほしいと思っているオトナ=親がそうであると、チトつらいものがあるよね。この場面になると、「強がっていてもまだ中学生」という側面も見えるのだ。そのあたりの「少年の心」がとてもリアル。著者は女性であるが、息子さんがいらっしゃる。そんな中から得た感覚なのであろうか。自分も過去(思いこみ、かもしれないが)、似たようなことがあったなあ、とシミジミしてしまったり。
野球の話しだけれども野球ばかりではない。登場人物が輝いている青春小説。分類なんてあまり意味がないんだなあ、っていう結論でいいのでは、と思います。カバーに記載された紹介文の中にキーワードが。
「~大人も子どもも夢中にさせたあの話題作が~」
「夢中」になれる小説です。そう、とてもこの本の紹介としてあっている言葉だと思う。ハラニオチル感じです。

【ことば】「...野球って、させてもらうもんじゃなくて、するもんですよ」

「今まで野球させてやった」という親の発言に対する主人公・巧の答え。親の視点と、子どもの視点のすれ違いがここにあります。親はどこまでいつまで「主導権」を持っているべきなのか。子どもが「自ら選ぶことができる」まで成長することは、親にとってはうれしくも悲しくもあることなんだけどね。

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紙の本

スポコン好きにお勧めです

2004/11/06 11:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ラビット - この投稿者のレビュー一覧を見る

野球のことまったく知らない人でもOK。
え、バッテリーって何なの??
そんな人でも普通に読めちゃいます。
特にスポコン好きにはお勧め。
本を読みたい、でも読むものが見つからない。
そんなあなたにお勧めの一冊。

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