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「ちょっといい話」的な短編を集めた作品集。こういう本はだいたいいつも読んでも読まなくてもどっちでもいい感がつきまとうため、なんか読後すっきりしないものだけど、ソコんとこはさすが重松で、そういうことを考える自分に罪悪感を覚えるような、いいバナを揃えてある(笑)感動はしないのだがイヤな感じもしないというか。(時期的にも)砲丸投げの話がよかった。62のベイシュベルの最後の一滴は、ホントは澱だから美味しくないよ。
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『重松清』ってすごいね。
脱帽だ。
11個の人生の物語。
この本、ハズレは無い。
小説で読める人生、若干23歳の若造が人生なんて語れはしないけど、こんなに読み終えるのが嫌だと思った小説はない。
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気分じゃなかった、それだけだけど、
本読んでまで、嫌な気持ちになりたくないなあ・・・と感じてしまった。。。
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心温まるいくつかの短編小説。小さな日常が感じられる。非常に読みやすいが、軽く、読み終わってもふーんという感じ。
気に入った短編は「石の女」、犬が出てくるからね。それだけ。
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重松清の短篇を、ノンカテゴライズに集めたもの。
当初から文庫として発刊されていることもあり、寄せ集め的な感もするが…
1999〜2006年と執筆年がまちまちだが、
年代的にみてみると、作者の成長を感じる一冊でもある。
老いた父親と中年の息子の親子関係を淡々と描いた表題作「みぞれ」は、
いわゆる「重松節」が炸裂していてすばらしい作品。
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紀美子のふくよかな笑顔を思い浮かべると、こっちまで頬がゆるんでくる。
たとえば何か負い目があってのことだとしても、こんな愛情で包まれたいと思った。
重松さんの話には短編にも長編にも、少しの希望と沢山の現実が詰まってて、時々逃げ出したくなってしまう。
だけど結局捨てきれない、そんな力のある作品。
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「疾走」の合間に読んだ本。
笑える話、当時の話題を思い出す話、ちょっと考えさせる話…
でも全部の話が何となく現実を受け止めるあったかい短編集です。
「砲丸ママ」「電光セッカチ」は微笑ましい。
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重松氏は上手いっす!家族や友人、人の絆を描かせたら右に出るものはいないンじゃないかと…
「砲丸ママ」…本を読んで声をだして笑った!(^m^)b
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みぞれ
よかったよー。
表紙も気に入った
1番最後にみぞれ
1番最初の拝啓ノストラダムス様
真ん中あたりの
メグちゃん危機一髪
この3つの作品がおすすめデス
【人生は1度きり】
いろいろな人の人生を見てみよう
そんな帯にも目がいったけど
この本を手にとった理由はやっぱり重松清だったから
どっぷり本につかりたい時とか人生とか生き方とか考えたい時には
間違いないね。
みぞれ
最後の頁でポロっと涙が出た
本当に息をするみたいに書かれた文章です
あー分かるなーとか
人ってそういう心理あるよなーとか
上手く伝わってきて
生きることは難しいなあと改めて思いました
いい本読んだ☆
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2008.9.11
なんでだろう??
「ナイフ」とか読んだ時とは違うなぁ。
大好きって無条件で感じた作家さんなのに。
自分が「家庭」を作ろうとしているせいなのかしら??
「家族」の話しが、なんだか上手に読めなくなってきているみたい。
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重松清さんは好きなんだけど、これはいまいち「はまる」感じがなかったなあ。
というのはもちろんわたしの個人的な感想でありまして、ただ、もうすこし年をとって、仕事をするなり家庭を持つなりすれば痛いほどわかるだろう感情がなみなみと描かれておりました。
日常に潜む煩雑な悩み事。リストラ、不妊、パートナーとの性格の不一致、栄枯盛衰。
すごいなあと思うのは、当然といえば当然なんだけど、彼らはいつも自分以外の誰かによって救われるということ。
好きだったのは「みぞれ」かなあ。
介護のために両親を妹夫婦がひきとってくれたのに、その両親は勝手に田舎に戻ってしまった。その彼らを説得するために兄である主人公は言葉をつくすが、自然「迷惑」などと言いたくもない言葉を使うしかない。
この板ばさみ感。きりきりします。
どの話も、抜本的解決になんてまったくなってなくて、よくても一時的にとりあえず持ち直したよワーイ くらいで、でもそのへんが逆にリアルです。
どんなにつらいときも、今が「霙の時」だと思えば、耐えられる気がする。
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ほっこり。11話それぞれから放たれる絶妙なリアル感が…凄く心地よいのだ。ホント巧いなぁ。
2008.9.28了
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(2008/46)
重松さんだし途中で挫折はないだろうと思い、移動読書文庫として購入。
この作品の書籍化は文庫のみ。
11の日常の切り抜き。
もしかしたら自分のそばにいる人がこういう人生を歩んでるかもしれないと思えるような身近に感じやすい作品。
家族がいて、友達がいて、同僚や先輩後輩がいる。
憧れの人や、たまたま出会った人もいる。
どんな出会いからも何かしら影響を与えられて、自分の人生が作られる。
“人生は一度きり。だから、たくさんの人生を読もう”
この本の帯についていたキャッチコピー。
このコピー通り、1冊で登場人物の数だけの人生をのぞくことができる。
『電光セッカチ』に笑えた。
相手のセッカチさがイヤになる時は、たいがい自分もセッカチになってる時なのよね。
1つの話が30ページ程度なので、時間がない人でも読みやすい。
夜寝る前に1つとか(けど話と個々人の状況によっては考えさせられるものもあるから日中時間がある時の方がいいか)。
電車内で読むのにもピッタリ。
1つ読んで現在地を確かめ、もう1つ読めれば読むし、無理そうならやめるという読み方をしやすい作品でした。
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11の短編集。
短いのでふとした時にさらっと読める。
特にこれが、という作品はなかった。
けど確実に何かが残る作品。
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重松清の短編集 主人公はそれぞれ悩み、問題を持つ人達、ノストラダムスの大予言を信じていた高校生と自殺願望の女子高生、自分を捨てた母の死の知らせにタクシーを飛ばす娘、それを乗せた運転手、忘れ去られた昔のアイドル、リストラされそうな男、子供のできない夫婦、昔怖かった年老いた父の介護の悩みを持つ男等々それぞれの立場で心に染みる物語、実は色々なところに染みる話は空気のように存在する、日常の重松ワールド。