紙の本
ごちそうさまでした。
2019/10/15 23:37
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投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
季節ごとに読み返そうと思う。
言葉のチカラは、素晴らしい。
香りが漂い、食感が蘇る。
果物屋さんに走りたくなる。
あまり好きではない果物も食べたくなる。
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いつものことながら高レベル。
フルーツごとに順番が並んでるのがいい。
阿川佐和子をトップバッターにしたのもいい。
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おいしい文藝シリーズ、つい読んじゃうw
今度は果物。特に好きってわけでもないけど「そう言われると食べたくなるなぁ~」って感じw
桃の人気度高いね!桃、いいね。美味しいの食べたいな。
牛乳いちごも食べたくなるなぁ。普段、そんなことはしないんだけどw
いちじく好きなんだよね。枇杷もたまには食べたいな。
辻村深月さんの「スモモの冷製パスタ」なんじゃそりゃ~!ww でも美味しそうなんだよね~♡
ま、今宵もフルーツのカクテルでも飲みにバーに行くのがせいぜいなんですけどw
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果物を食べたくなる。アンソロジー。
桃を愛してる人が多い感じがした。本当に美味しそうに描いてある。
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43名の著者のフルーツに関するエピソードが描かれているアンソロジー。苺、柑橘類、桃、りんご、南国フルーツなど、バラエティに富んでいて、面白いものから、へえとうなづくもの、目からウロコなものなど、フルーツ1つにしても、色々な話が膨らんでいて、興味深く読めた。江國香織さんのフルーツが好きだという気持ちが前面に押し出されている話、茨木のり子さんのフルーツにまつわる詩は情緒があって良かった。季節のフルーツを味わうのは格別な思いだと感じさせる。
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色々な著者のフルーツに関するエピソード集。
桃の人気が高いですね。
辻村深月さん、実家から送られるスモモが多すぎて、考案の「スモモの冷製パスタ」がビックリ!
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(2017/1/27読了)
お気に入りの作家さんの名前が何名かあったので、借りてみた。
ほとんどの話が、その果物への情熱で溢れている。果汁も滴り落ちるほどに…想像を掻き立てられ、無性に食べたくなってくる。
今は季節ではないけれど、桃の時季になったら、多少値がはっても、むしゃぶりつきたいと思う。
話の順番も、素晴らしい。阿川さんのイチゴでスタート、かなり情熱的な話や心温まる話、嫌な思いを面白おかしく書いた話があり、ラストに茨木さんの詩…葡萄は秀逸!…ストンと落ち着く。
シリーズ(?)に、パンのもある様子。読むかどうか迷うなぁ。読んだら絶対にたべまくるだろうから。
(内容)
イチゴ、さくらんぼ、ネーブル、グレープフルーツ、桃、すいか、マンゴー、梨、ドリアン、バナナ、りんご…。色とりどりのフルーツにまつわる42のエッセイ。
(目次)
阿川佐和子 いちごの贅沢
是枝裕和 イチゴ
田辺聖子 いちごの風合
巖谷國士 さくらんぼ
村上春樹 決闘とサクランボ
三浦哲郎 サクランボを食べながら
武田百合子 枇杷
川上弘美 はっさく、ぽんかん、夏みかん
安野モヨコ ネーブル
小沼丹 夏蜜柑の花
戸塚文子 グレープ・フルーツ
島田雅彦 アンズと格闘
辻村深月 くだもの絶品料理
酒井順子 ヤマモモの愉悦
白石公子 桃の一番おいしい食べ方
宮尾登美子 桃
三浦しをん 夏の思い出
町田康 地下鉄のなかで桃を食う。手も服も。身も心も。
中上紀 マンゴー、マンゴー
向田邦子 メロン
堀江敏幸 西瓜の味
伊藤比呂美 この夏はスイカを食べずに過ぎにけり。
青木玉 西瓜の舟
村岡花子 ぶどうの房
宮沢章夫 梨の季節
角田光代 果物は好きですか
檀一雄 たまには果物の話もしよう
石井桃子 くだもの やさい
光野桃 果物の一夜
森茉莉 子供の時の果物
生島治郎 吉行淳之介氏とドリアン
獅子文六 バナナの皮
穂村弘 小梅とイチジク
阿刀田高 ラ・フランスを語る
花村萬月 甘いもの
池波正太郎 十一月 葡萄と柿
今東光 柿
戸板康二 くだものの皮
内田百閒 林檎
佐藤正午 リンゴのおいしい食べ方
江國香織 果物、果物、果物!
茨木のり子 くだものたち
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河出の「おいしい文藝」シリーズは、パルコの食べものアンソロジーよりふわっと軽い感じがするのだけど、今回はフルーツなのでよりその印象が強い。罪のない幸福感をまとった文章が並んでいるように思った。
どれもそれぞれに楽しい中で、心に残ったのをいくつか。
安野モヨコ「ネーブル」は、亡くなった義父が最後に丹精したネーブルを食べたときのことが綴られている。「田舎の家の長男のヨメ」という感じからはほど遠い印象のある安野さん。照れ屋で働き者の義父について「私のような生意気な嫁をよく可愛がってくれたものだ」「そんな心の広い義父が大好きで、入院してからはできるだけ時間を作って夫と山口に帰る事にしていた」と書いている。最後のネーブルは本当にぎっしり自然のエネルギーが詰まっているようで、徹夜明けの体がみるみる蘇生して元気が出たが、明るくなった空を見上げていたら目がうるんできたそうだ。「あとからあとから涙があふれ、止まらなくなってしまったのでしばらくそのまま空を見ていた」とあって、胸がジーンとした。
光野桃「果物の一夜」は、子どもの頃の思い出。いつもより早めに帰ってくる父を駅に迎えに言った母は、父と共に果物屋さんのお兄さんを連れて帰ってきた。何段もの木の箱から出てくるのは、食べきれないほどの種々様々な果物。桃、スイカ、バナナ、葡萄、びわ、オレンジ、甘夏、サクランボ…、「幸せというものを形にしたとしか思えない味」をみんなで堪能する。晩ご飯が食べられなくなり、次の日お腹を壊すほどに。それはボーナスの日だった。若かった両親が、支給されたボーナスのうち自分たちのために使えるほんの僅かのものをどう使うか考えて、子どもたちをビックリさせ喜ばせようと、果物をたくさん買うことにしたのだった。「口と手をベタベタにしながら心ゆくまで味わっていたのは、父と母に包まれていることのやすらかさだったのだと、いま思う」とあるのを、深くうなずきながら読んだ。
というような「いい話」の一方で、こういうアンソロジーでは常連の内田百閒先生、ここでもまた変人ぶりが遺憾なく発揮された一文が載っていて、これがおかしい。「水菓子屋」に林檎を買いに行くのだけど、高いの安いのいろいろある。どう違うかわからないので、全部一つずつ買って食べ比べてみようと考え、番頭に取らせるのだが、そのうちどれがどれかわからなくなってしまう。そこで筆を借り林檎に値段を書こうとしたら、番頭が怒り出して結局売ってくれなかった、という顛末を至極理不尽な扱いを受けたという思いで書いてある。いやいや、番頭さんはさぞかし不審であっただろう。百閒先生、店の主人に怒りの手紙まで書いたそうだ。
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図書館の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
イチゴ、さくらんぼ、ネーブル、グレープフルーツ、桃、すいか、マンゴー、梨、ドリアン、バナナ、りんご…。色とりどりのフルーツにまつわる42のエッセイ。
阿川佐和子 いちごの贅沢
是枝裕和 イチゴ
田辺聖子 いちごの風合
巖谷國士 さくらんぼ
村上春樹 決闘とサクランボ
三浦哲郎 サクランボを食べながら
武田百合子 枇杷
川上弘美 はっさく、ぽんかん、夏みかん
安野モヨコ ネーブル
小沼丹 夏蜜柑の花
戸塚文子 グレープ・フルーツ
島田雅彦 アンズと格闘
辻村深月 くだもの絶品料理
酒井順子 ヤマモモの愉悦
白石公子 桃の一番おいしい食べ方
宮尾登美子 桃
三浦しをん 夏の思い出
町田康 地下鉄のなかで桃を食う。手も服も。身も心も。
中上紀 マンゴー、マンゴー
向田邦子 メロン
堀江敏幸 西瓜の味
伊藤比呂美 この夏はスイカを食べずに過ぎにけり。
青木玉 西瓜の舟
村岡花子 ぶどうの房
宮沢章夫 梨の季節
角田光代 果物は好きですか
檀一雄 たまには果物の話もしよう
石井桃子 くだもの やさい
光野桃 果物の一夜
森茉莉 子供の時の果物
生島治郎 吉行淳之介氏とドリアン
獅子文六 バナナの皮
穂村弘 小梅とイチジク
阿刀田高 ラ・フランスを語る
花村萬月 甘いもの
池波正太郎 十一月 葡萄と柿
今東光 柿
戸板康二 くだものの皮
内田百閒 林檎
佐藤正午 リンゴのおいしい食べ方
江國香織 果物、果物、果物!
茨木のり子 くだものたち
阿川佐和子の1つめのエッセイのインパクトといったらないわ。イチゴがバイオレンスに化す阿川家。。。
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果物って、子どもの頃とかのそれぞれの人の幸せな記憶とよく結びついてるんだなあって思った。
なんかくだものそれぞれに人それぞれの思い出があって、
たべものっていうより、ひとのおはなしの一冊だったなあっと。
なんかたべものシリーズの中でちょっと毛色が違う感じ。
ボーナスの日に果物三昧でお祭り騒ぎをしたご両親の話、
すっごく素敵。
そーゆー記憶があるだけで人は幸せで生きられる、と思う。
あ、でもやっぱり、ちゃんと食べ物に焦点があたってる話もあって、食パンにスライスりんごはおいしいと思うけど、りんごも一緒に焼いた方が私は好みです
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フルーツの中で桃が一番好き♪しかも好みの桃が宮尾登美子さんと一緒だ!(°▽°)茨木のり子さんの「くだものたち」が素敵*。・+(人*´∀`)+・。*
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フルーツが大好きなので読んでみる。
表現豊かな人たちがフルーツを言葉に表すと、こんなにも瑞々しくて美しいものになるのかと少し感動。
名だたる作家のエッセイを集めたアンソロジーなので、気軽に読めるけどなんとも貴重な体験でした。ただ、私が不勉強で無知なため今東光さんだけは全く理解できず。なーんにも理解できなかった。そんなのもまた出会いですね。
戦前、戦後でフルーツの存在がこんなに変わったのか〜と驚くこともしばしば。今スーパーで簡単に美味しい色とりどりのフルーツが食べれることに感謝です。
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なんてーか…作家ってくだもの好きだよな……
あんまり好きじゃない(というか好き嫌いが偏ってる)から…いいなあ…
来世は上白糖よりも果糖を摂取する人生を送ってみたい…
そんな気持ちになる…
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いろんな作家の果物に関するエッセイを集めた本。
本に登場する食べ物っていいよね…。
昔の話によく出てくる水蜜桃を食べてみたい。名前からして美味しそうだよな〜。
くだもの以外にも食べ物を集めたシリーズがあるらしいので読んでみたい。
ちなみにこの本で初めて村上春樹の文を見たけど、本当にあの構文なんだと思ってウケた。
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りんご、みかん、葡萄、梨、桃、バナナ…
スーパーマーケットでよく見かけるフルーツは、うんうんそうだよね、と頷きながら読み進めた。江國香織さんのは、驚いたけど。
柘榴や枇杷、杏など
私の中であまり身近じゃないフルーツもたくさん出てきて昔食べたなあと思いつつ、今の子たちは知らないのかな、とか考えた。
なかなか流通していないのって
なにか理由があるのだろうか。