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プロパガンダではなく資料に基づいて歴史を明らかにしていくもので、これまでの日本の主張が間違っていなかったことが明らかにされている。
もっとも、その根拠となる資料でさえバイアスがかかっている可能性もあるので(本書ではその点も配慮されている。)、全てが正解だとは思わない。
ただ、有馬さんのように資料に基づいて論理的に主張していこうとする姿勢はもっと見習うべきだと思う。
僕も含めて。
#読書 #読書倶楽部 #読書記録
#歴史問題の正解
#有馬哲夫
#2016年93冊目
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韓国国民は、日本統治時代、日本人として戦争に参加したことを都合よく忘れている。先の戦争での罪は、すべて日本人のもので、現在韓国人になっている自分たちには関係がないと、考えたがる。だが、日本人が加害者だったのならば、当時日本人だった彼らも加害者だった、という事実を否定できない。そして日本人が敗戦国民ならば、彼らも敗戦国民なのだ。それを認めずに自分たちを、加害者でなく被害者とし、敗戦国民でなく、戦勝国民とし、日本に賠償をおmとめることろに無理がある
これらの問題は、李承晩というおよそ指導者に相応しくない人間を担いでアメリカが傀儡政権のトップに据えたこと、日本の敗戦後に続いた朝鮮半島での混乱のなかでしっかりとした民主主義を育て、事実を直視する歴史を教えてこなかったことが原因といえる。韓国国民は李のプロパガンダに惑わされ、誤った歴史認識を植え付けられ、自分の真の姿を見失った被害者とも言える
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内容は従来と同じなのだが、本書執筆のスタンス、立ち位置がかなり右寄り、保守的に感じられるのは編集の意図なのか、それとも今まで気にならなかっただけなのか。
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同じ著者の「こうして歴史問題は捏造される」を先に読んでいたので、1次資料を丹念に読みこんだ有馬氏の主張の正当性は信頼できます。
特に印象に残ったのは、原爆投下は正当だったのかという日米の国民へのアンケート調査の結果です。
2015年に行われた結果ですが、米国人は56%、日本側が14%は正当だったと答え、不当は米国34%、日本79%(つまりどちらでもない層が米国は10%、日本は7%いた)という数字です。
戦争を早期終結を目指すためという大義名分であの無差別殺戮が許されてはなりません。
非戦闘員を狙った悪質な残虐行為です。
にもかかわらず、というかGHQの戦後教育の成果というか、日本人の14%、さらにどちらでもない層を含めると21%の日本人(5人に1人!)が明確に不当行為だと言えない実態に驚愕です。
米国が原爆投下によってやりたかったのは、戦争終結という建前で行われた核による人体実験(それも欧米戦にではなくイエローモンキーと揶揄されていたアジア人に対してですから人種差別的な側面も否定できません)です。
軍事施設のない広島と長崎に投下するという最悪の選択肢の前に、まず無人島に落として核爆弾の恐ろしさを知らしめることも可能だったわけだし、一般市民を巻き込まないために軍事施設のみを狙うことも可能だったし、さらになぜ2発目が必要だったのか、という点において、十分に納得のいく説明がされているとは言えません。
やはり、この章だけでも、中学生の社会科の副読本として使ってほしいものです。
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「日本は無条件降伏をしていない」「南京事件は中国のプロパガンダ」「真珠湾攻撃は騙し討ちではない」…。国内外の公文書館で掘り起こした第一次資料から、意外な真実を明らかにする。
2か月前に著者の「こうして歴史問題は捏造される」を読んで感心したので、その前作も読んでみた。相変わらず右寄りの人が読めば快哉を叫びそうな書きっぷりだけれど、学術的には正しそうな著者の主張が拡がらないのはなぜだろう?学問と政治・外交との間には大きな壁があるせいか。
(B)
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歴史問題というより、大東亜戦争に限った内容。いわゆる右寄りの人。真珠湾攻撃、原爆投下等、著者の主観ではなく、公文書から引用しての結論とある。これはこれで間違ってはいないだろうが、賛同しない人も多く存在するだろう。
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米国一次資料中心に歴史の事実を読み解く。
いかに、日本人が間違った認識を持たされて来たか。それは、特亜3国だけでなく、露国も米国も同じだ。
ま、米国のいいところは、全員がそうではなく、時間をおいて検証できるとこなのだが。
日本の悪いところは、そう言う事実が出て来ても、それを放っておいて、自虐の殻から出てこないところかと。