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自分のtwitterのフォロワーが書いた本。
熊本地震が起きてからTwitterで取材してるのを見ていて興味があった。
支援する人の「善意の押しつけ」
支援される人の「善意への甘え」
それらが暴走した時にどうなるかということを、
実際の東日本大震災や熊本地震での出来事を例にして警鐘を鳴らしてる。
今までも今後も問題になるだろう「野良ボランティア」について
団体名や代表者名もフルネーム出して厳しく批判したのは大きかったと思う。
残念なのは数々の疑問がある点
Twitterやネットでの取材がメインだったのが原因だと思うが
間違いやデマを検証せずに書き、出版後に訂正が相次ぐ事態。
本としての信ぴょう性に疑問、出版社は最終確認をしてないのかという疑問
作家が普段使ってるTwitterアカウントと、本の宣伝用のアカウント
両方使って本の感想ツイートをリツイート。
本の宣伝アカウントはAmazonの5つ星レビューを評価してと宣伝。
ポジティブな感想はTogetterの感想まとめへ
ネガティブな感想は、お仲間フォロワーと反論。
間違いを指摘したツイートはブロック、非公開で誹謗中傷。
取材関係者の過去の情報をネットに流出させるぞ、部外者は煽らずに黙ってろ
連日のお仲間とのやりとりに、見るに堪えずフォローを外すほど。
こうした偏った宣伝行為や、非公開アカウント内での暴言という
ジャーナリストとしての姿勢に疑問
出版社もこういった行為を容認してるのだろうかという疑問
タイムリーな話題に鋭く斬りこんだだけに残念だ。
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わが国では、1995.1.17を「ボランティア元年」と呼ぶそうです。ボランティアの精神、その活動は、年々その輪を広げているようです。素人ボランティアもあれば、プロ化するボランティアも。丸山千夏 著「ボランティアという病」、2016.8発行。ボランティアの批判はタブーで、すべて善意のもとに受け入れてしまう日本人の病。ボランティアの範囲を超えた越権行為、必要のない物資の援助、野放しにされている巨額の寄付金、復興利権などが絡む場合もあるので、本当に必要かどうかの精査が大切と説いてます。
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ボランティアに、自己実現とか、金儲けに繋げるとか、色んな、少なくとも被災者が望んでいない行動をとる人達。
ボランティア、善意、という錦旗を掲げ、意を唱えることを許さない。
ボランティアに限らないが、何でもすぐ焚き付けてイベント化してしまうのが日本(とも限らないのか)。
被害日本大震災の後のボランティアに何度か参加したが、とにかく無理をしないこと、絶対に怪我をしないこと、主役にならないこと。色々経験したんで、考えることが多かった。
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熊本地震のことやここ最近での人吉の水害のこともあり色々と気になって購入しました。当時私は南阿蘇村で勤めていた会社の役員の方の家の片付けなどをしました。
小間使いのようにボランティアを使って別荘を片付けさせる金持ちのお年寄り。使わなさそうなものを見繕って家主にねだる"ボランティア"の方。様々な方を見ました。デマも相当飛び交いました。人吉では仕方ないこととは言え、若い女の子も中年男性も一緒くたのところに避難していて、トイレの使い方なども問題になっていました。なんだか様々なことが思い出されました。
災害が起きると平常時でなくなり、一種の興奮状態に陥ってしまう人もいるかもしれません。そう言った時、自分自身のことをしっかりと客観的に見つめ、精神状態が安定しているか、危険な考えに染まりかけていないか考える必要性があるのだろうなと思います。
とてもここでは私が感じた事は書ききれませんが、この一冊は本当に色々な方に読んでほしいと思いました。読んでよかったです。
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興味深いテーマで著者の主張に概ね共感するが、取材力か文章力か、著者が主観的に断定している書き方が多かったように思う。なぜそう言えるのか書いて欲しかった。そうすればもっと説得力が出たと思う。
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ボランティアの歴史、被災地ボランティアの話。
知識としてボランティアをしりたいと思って
手に取った本だったが
作者の主観が強く出ている文章で...
総括するといろいろ知ることが出来てよかった。情報を精査するのって改めて難しいと感じた。