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おもしろかった。
ホテルの創設者を巡るミステリー。
舞台は伊勢のホテルという設定で、物語の展開は、ロマンとアドベンチャーを感じるミステリーだった。
ホテルの再建話「総選挙ホテル」や、創業家からのホテル乗っ取りと放火話「火災調査官」と、本作にモチーフの似た作品を読んだが、本作が最も読みごたえがあった。
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2時間ドラマ的な雰囲気。
老舗ホテルを舞台に財宝とかフリーメイソンとか出てくるけど、そんな入り組んだ話でもなくてどんでん返しとかでもなくて、さっくり読めました。
2016.2.7
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帯の紹介文を見て読み始めた作品だ。したがってこの作家は私にとって、また初めての方だ。しかし、大変面白かった。謎が謎を読む展開と、謎解きの面白さが楽しい。確かに極上のミステリー小説だった。不満があるとすれば、父親が自殺した理由が少し意味不明。それとフリーメイソンをあらすじに出しながら、それの位置づけがこれも弱い。従って内容がテンコ盛りすぎて、少しインパクトが弱い。でも落としどころも、途中から予測でき、収まる所へ収まっているのでマアいいかな。
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職場のホテルで火事が起きた日に自殺した父。あの日父に何があったのか。ホテルマンになった小麦は父の死の真相を追うことになる…。小麦ちゃんはファザコン的な感じなのかな?ほんのり、映画のダビンチコードっぽい雰囲気。