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エッセイに分類したけど、インタビューした内容をまとめた本。ただ、そのまとめ方がすごい。いままで、たくさんインタビュー記事は書いてきましたが、なるほど、この手があったかと。
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星座占いでお馴染みのライター石井ゆかり女史による下調べ無しの闇鍋インタビュー集。写真家、学者、ティーンエイジャーの学生まで幅の広さを感じる一冊。メモ。
(1)かっこいいの裏側には憧れがある。可愛いには憧れがない。
(2)新鮮さとは変化に富んでいるということ。
(3)習慣こそが人の仕草をつくり、雰囲気を作り、姿を作っていく
(4)罪悪感や自己否定、辿ってきた道の正当化などは私の心の中にだけあった。
(5)表に見えている事って氷山の一角だと思うんです。
(6)好きと執着は紙一重。いつかは別れる、という事が受け入れられなければ、何かを好きになる事がそもそも怖いだろう。
(7)ある目的があってそれに関係する色々な人に話を持って行って声を集めてきてまたフィードバックして、といった様なポジションが私にあってる。
(8)自分の中のNOを知っている事が羅針盤となる事もある。自分にもこんな事が出来るのか、という発見と手応えはその先に進む勇気に変わる。
(9)知識欲とは見えているものを超えてもっと彼方にあるものと自分がどう繋がっているのかを知ろうとする欲求。
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インタビュー本ではなく
インタビューから影響を受けたエッセイ本。
ただそこには闇鍋インタビューという
自分でインタビューイを選べないルールがある。
読者は目次の誰かというのをあまり読まずに
闇鍋インタビューを
後追いしたほうがいい。
全く知らずに読み進めていくと
多くの発見がある。
自分でやっている事が
自分で一番分かっていない。
人に話す事によってそうか!と
気づく事が沢山ある。
雑談の中にある真理みたいのが浮き出てて
何で?を突き詰めていくと思わぬ方向に行く事があってそれを楽しめるか、楽しめないかで人生変わってくるんだなーと。
編集者がなぜその人を選んだか一言
こぼれ話を書いたらもっともっと良くなったのに。
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1人でも共感できる人や参考になる人などを見つけれたら良いかなと思った
インタビュー本ではなく私小説であるので、まとまっていて読みやすい本ではあった
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闇鍋インタビュー集。阪大医学部教授から女子高生まで。それぞれのの選択と理由と。ああ、こうやって読むとライターさんの景色が見えて、それが面白い。鍋材料を選んだミシマ社の景色も。
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仏教の考え方は自分にとっては新鮮。他の選択肢を選んだ場合の自分も、別のところで生きている。
自分にとっては何が大事で、何が面白くて、これを選んだのか、振り返ってみたい。石井さんのインタビューを受けてみたい。
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その仕事を選ぶとき、いろいろなことがあって選ぶ。
ゲームをやっていて、引きこもっていて、・・きっかけはいろいろ。
はじめは引きこもっていた人の話だったので、同じような話がつづくのかな~~と思った、が、阪大医学部教授の話は面白かった。
会社員とかがどうしてこの仕事をえらんだのかっていうのは、インタビューにならないのかな。
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職業、結婚、進学…。人生の岐路で、あなたはなぜ「そっち」を選んだのですか? 『みんなのミシマガジン』連載「石井ゆかりの闇鍋インタビュー」から抜粋した8回分を大幅に加筆・修正して収録する。
一般的な?有名人へのインタビューと違って面白い。
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「闇鍋インタビュー」。相手が誰かを知らされず、だしぬけに「出会って聞く」、このあまりにも美味しいシチュエーションを…。
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『自分も知らなかった「自分」が見つかる。』
なんだこのコピー。
僕はミシマ社びいきであるが、これはいただけない。自分なんてものは気にしなくていいのだ。それこそ、本文中にもあるように、人間とは変化し続ける生き物だ。変化に気がつく、変化を意識する、ならいいんだけど、「自分」というマジックワードというか死語というか、そういうのを持ってこないでよね…
と、悪口から入ってしまったが、圧巻はまえがきである。人に会うのが怖い、というインタビュアー。専門は占いである。普段の仕事では人に会わない。会わないですむとホッとするが、会わなければ会わないでダレてくる、と…。あ、なんか共感できる。知らない自分が見つかった!
というのはさておき、そんなインタビュアーに、「闇鍋インタビュー」をさせるという企画。当日まで、誰にインタビューするかわからないという捨て鉢もといライブ感溢れる企画なのだ。
モトネタが連載されていたミシマ社のWEBサイトで見てはいたけれど、本になるとちょっと雰囲気が違う。もともと、ミシマ社のWEBミシマガジンは、贈与で出来ていて、つまりこの企画も贈与の色が濃い。そこら辺の導入部はWEBのほうが詳しいし面白い。
プロローグ・その1|石井ゆかりの闇鍋インタビュー|みんなのミシマガジン
登場する人物は、イラストレーター兼僧侶だったり、エピジェネティクスの仲野さんだったり、女子高生だったり、引きこもり改め合気道の先生だったり、まあバラエティに富んでいる。特別な人の話は面白いし、特別でない人の話も、やっぱり分解していけば特別だし、その特別さに驚いたり共感したりするのが妙なのだろう。
ところが。あんまりそういう風にならない。あんまりというか、全然ならない。
込められた情報は愉快なもの、なるほどというものが多いのだが、自分に消化酵素がないのか、咀嚼不足なのか。でも上から目線で恐縮ながら、編集の敗北、という面もあるんじゃないかな、冒頭のコピーなんかもみると。ともあれ、WEBは面白かったのよ、WEBは…。