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みんなのレビュー50件

みんなの評価4.4

評価内訳

50 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

ホモ・サピエンスが繁栄したのは虚構を共有したため

2017/04/29 18:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コスモス - この投稿者のレビュー一覧を見る

ホモ・サピエンスが繁栄出来たのは、虚構を共有し、共同体を形成できたため。逆に言うと、国民国家、人権、正義とか道徳心の基準とか・・・、いろいろなものが虚構であることを示しています。
人類は虚構を共有できたから発展できたが、それが原因で不幸な思いをしている人がいるのかもしれない。
(上巻とレビュー内容は同じ)

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紙の本

ご立派(続)

2017/03/06 08:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:コアラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

7万年前にホモサピエンスの脳内で生じた「認知革命」がすべての始まりである,すなわち宗教や貨幣といった共通の虚構を信じる力を得たことが人類飛躍の鍵となったと出張する大著。下巻では,5千年前の科学革命以降を宗教も含めて描き出す。上巻同様,最新科学も援用しながら描き出している。宗教や科学も所詮虚構であると看破している。人権などというものも所詮虚構であるという主張には頭を殴られた思いがする。また人類が他の生物,とりわけ家畜に行ってきた,そして行っている所業についても考えさせられる。グリーンピースやシーシェパードのような愚かなテロリストは気楽でよいなぁと思える。はたして人類は存在することが善なのか?等,いろいろと考えさせられる内容である。とりあえず目から鱗がぼろぼろ落ちた。

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紙の本

意外なオチに感心。

2016/10/31 23:10

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る

前巻の先史時代がやはりおもしろく、下巻はジャレド・ダイアモンドの焼き直しかと思いきや、歴史の解釈のしかたがその後も独特で読みごたえがあった。オチも不安だったが、いち生物としてのホモ・サピエンスを通観することで、「幸福」と生きる目的に立ち返れという結論は予想外で、最後まで楽しめた。この手の本としては珍しく、再読してみたくなった。

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2017/02/26 09:25

投稿元:ブクログ

宗教と資本主義の項は少し読みにくかった。それでも上巻同様読みやすく明解で断定的なペースは変わらない。
面白かった。

2017/05/13 08:41

投稿元:ブクログ

内容膨大で多岐、多少難解な部分もあるが、サピエンスの歴史を人類中心主義としてではなく、大きな時点から俯瞰し、かつ歴史的史実をうまく例示として示しながら、今までの通り一遍の歴史解説書とは違う視点で、興味深く示している。
下巻では、
第16章 拡大するパイという資本主義のマジック
第19章 文明は人間を幸福にしたのか
等の論理展開が、特に卓越したものとなっている印象。
人類がこういう視点で歴史を学べたら、今後の地球の歴史も少しは変わるのでと思われる。

2016/12/31 21:53

投稿元:ブクログ

『サピエンス全史』と柄谷行人
(柄谷行人を読んだことがない人にはわからない話ですみません。上下通したレビューは上巻の方に書きました)

この本を読んで改めて柄谷行人という哲学者の射程がどこにあるのかがわかったような気がする。人類の歴史を描いた『サピエンス全史』と柄谷行人の『世界史の構造』が扱うテーマがかなり重複しているのだ。

『世界史の構造』では、特徴的な四つの交換方式の重点の推移によって世界史の変遷を説明しようとしたという印象が強く、それはひとつの分析として素晴らしいのだが、やや無理筋であると感じるところも多かった。しかしながら、それまでの柄谷行人の関心を持ったテーマを『サピエンス全史』とともに振り返ると、彼が「人類の歴史」- つまりわれわれがなぜ今このような形としてここにあるのか、ということをずっと問いとして持っていて、答えとなるべきものをずっと提示しようとしてきたのだということがわかるような気がする。そのことを、「サピエンス全史 文明の構造と人類の幸せ」というタイトルの本とのテーマの合致を見て初めて気づくことになった。そして、その合致は偶然ではなく、彼の関心領域から導き出される必然でもあると感じた。

『マルクスその可能性の中心』などにおける「貨幣」への注目。『NAM21』の活動では地域通貨の実践にまで踏み込もうとした。『探究I』におけるコミュニケーションへの注目。『探究II』における「世界宗教」への注目。『帝国の構造』などの近年の「帝国」への注目。『世界史の構造』では「農業革命」にも注目している。カントの永遠平和の考え方も、『サピエンス全史』に出てきた資本主義のグローバル化における世界平和に関する考え方も実は似ていたりもする。

もう少しじっくりと柄谷行人の仕事について、『サピエンス全史』に沿った形で整理するようなことをしてみたい。それほど、読んでいて柄谷行人のことを思い出すことが多かった。それが、きっと柄谷行人という思想家をより深く理解することにつながる予感がする。

----
『サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福』
http://booklog.jp/users/sawataku/archives/1/430922671X

2017/03/08 23:26

投稿元:ブクログ

【メモ】

(P192)王国や帝国の多くはじつのところ、巨大な用心棒組織と大差なかった。
(P197)国民と消費者ー2つの部族
・国民は各国家に特有の想像上のコミュニティ
・消費者は市場の想像上のコミュニティ


投機
・えさをまいておく
・小口投機家(ザコ)が集まってくる
・バブルが起こる
・実体に欠ける 金融不安
・中央銀行が紙幣をどんどん印刷(国家の信用を担保に/税金をいつでも巻き上げられる)
・大口投機家は逃げ切り、国家は破綻寸前
  (1719年ミシシッピ会社 恐慌 →フランス革命)
→王の権力や、市民や民衆の財産を、合法的(グレー、ぎりぎり)で、奪う

・リーマンショックも同様、アベノミクスも紙幣を刷って国債を増やし、大口投機家の資産を増やしている
・金価格の上昇は、実体や実体が支えられるよりも、どのぐらいバブルが膨らみ、どれぐらい紙幣を刷り過ぎているかの指標

2017/05/15 13:18

投稿元:ブクログ

(2017.05.08読了)(2017.05.01借入)(2017.02.02・14刷)
副題「文明の構造と人類の幸福」
上巻は、献本で読むことができたのですが、下巻をどうしようかと思っていたときに、図書館で見つけたので借りて読むことにしました。
歴史は、人々のやってきたことを後からたどることなのですが、人々のやってきたことにはいろんな側面があるので、色んな切り口があることに改めて気づかされました。
社会制度、宗教、政治、経済、科学、いろいろありますね。
断片的な事しか記憶に残っていないのですが、
コロンブスは、自分の辿り着いたところが新大陸だとは思っていなかったので、「コロンブスの新大陸発見」というのは、間違っている。
コロンブスの後、続々と新大陸に渡っていく人たちがいたのですが、「インディアンは、人間か?」ということが問題になった時期があります。
この本では、そのあたりは言及していないようです。あまり関心がなかったのでしょう。
スペイン人たちが、続々とアメリカ大陸方面に行くことによってカリブ海の島々に住んでいた人たちは、過酷な労働とヨーロッパから持ち込まれた病気によって壊滅しました。
それと同じことが、クックの遠征の後に続いた人たちによって、オーストラリア、ニュージーランドでも、同じことがあったことは知りませんでした。
フランス革命は、ミシシッピ会社株の暴落に原因があるという話も、初めて聞いたような気がします。
1945年8月に日本に、二発の原爆が投下され、多くの人たちが亡くなり、後遺症に苦しみました。これ以後、大きな戦争が起こっておらず、平和が続いている、と記してあります。
原子爆弾の脅威が、平和をもたらしたのでしょうか? 局地的な紛争については触れていますが、イスラエルが戦っている中東紛争については、著者がイスラエルの人のためか、触れられていないようです。
原子力発電は、低コストであると言っているようですが、廃棄処理やチェルノブイリや福島の事故後の処理についての費用も含めて考えたコストなのでしょうか?
現在の経済は、金融商品という妙なものがあって、実態とリンクせず非常に危なっかしい状態のような気がします。経済の論理を突き詰めてゆけばいずれ行きつくものなのでしょうけど、制御するすべを見つけてほしいものです。
金融商品も、原発みたいなもので、制御の仕方がわからないまま、世の中の勢いに流されて、どこに行きつくのか、人類の破滅に行きつくのか、恐ろしい限りです。

【目次】
第3部 人類の統一
第12章 宗教という超人間的秩序
第13章 歴史の必然と謎めいた選択
第4部 科学革命
第14章 無知の発見と近代科学の成立
第15章 科学と帝国の融合
第16章 拡大するパイという資本主義のマジック
第17章 産業の推進力
第18章 国家と市場経済がもたらした世界平和
第19章 文明は人間を幸福にしたのか
第20章 超ホモ・サピエンスの時代へ
あとがき ―神になった動物
謝辞
訳者あとがき
原註
図版出典
索引

●二元論(22頁)
二元論が非常に魅力的な世界観なのは、人類の思想にとって根本的な関心事の一つである、有名な「悪の問題」に、それが短くて単純な答えを出せるからだ。「世界になぜ悪があるのか? なぜ苦しみがあるのか? なぜ善い人に悪いことが起こるのか?」一神教信者は、世界にこれほどの苦しみが起こるのを全知全能の、完璧に善い神が許す理由を説明するのに四苦八苦する。
●近代科学(61頁)
近代科学は、最も重要な疑問に関して集団的な無知を公に認めるという点で、無類の知識の伝統だ。
広範な科学研究を何世紀も重ねてきたにもかかわらず、生物学者は脳がどのようにして意識を生みだすかを依然として説明できないことを認めている。物理学者は何が原因でビッグバンが起こったかや、量子力学と一般相対性理論の折り合いをどうつけるかがわからないことを認めている。
●統計学(69頁)
統計学の講座は今では物理学と生物学だけではなく、心理学や社会学、経済学、政治学でも基本的な必修科目になっている。
●進歩(76頁)
科学革命以前は、人類の文化のほとんどは進歩というものを信じていなかった。
多くの信仰では、いつの日か救世主が現れて戦争や飢饉にすべて終止符を打ち、死さえなくすと信じられていた。だが、人類が新しい知識を発見したり新しい道具を発明したりしてそれを成し遂げられるという考えは、滑稽というだけでは済まされず、不遜でさえあった。バベルの塔の話やイカロスの話、ゴーレムの話、その他無数の神話は、人間の限界を超えようとする試みは必ず失望と惨事につながることを人びとに教えていた。
●壊血病(91頁)
クックの遠征の恩恵を被った分野の一つが医学だった。当時、遠距離航海に出かける船では、半数以上の乗組員が航海中に亡くなることが知られていた。
それは壊血病という不思議な病気だった。
16世紀から18世紀にかけて約200万の水夫が壊血病で亡くなったと推定される。
水夫たちに柑橘類を食べるように指示した。壊血病の一般的な民間療法だった。
●アボリジニとマオリ人(93頁)
クックの遠征に続く100年間で、オーストラリアとニュージーランドのもっとも肥沃な土地がヨーロッパからの入植者によって先住民から奪われた。先住民の人口は最大で九割も減少し、生き残った人々も苛酷な人種的迫害にさらされた。オーストラリアのアボリジニとニュージーランドのマオリ人にとって、クックの遠征は大惨事の始まりで、彼らは今もなおそれから立ち直れずにいる。
●鄭和(108頁)
多くの学者によれば、中国の明朝の武将、鄭和が率いる艦隊による航海は、ヨーロッパ人による発見の航海の先駆けであり、それを凌ぐものだったという。鄭和は1405年から1433年にかけて7回、中国から巨大な艦隊を率いてインド洋の彼方まで行った。なかでも最大の遠征隊は、三万人近くが乗り込んだ300隻弱の船で編成されていた。彼らは、インドネシア、スリランカ、インド、ペルシア湾、航海、東アフリカを訪れた。
●信用(131頁)
信用という考え方は、私たちの将来の資力が現在の資力とは比べ物にならないほど豊かになるという想定の上に成り立っている。
●ミシシッピ・バブル(150頁)
1717年、フランスが勅許を与えたミシシッピ会社は、ミシシッピ川下流域の植民地化に着手し、その過程でニューオーリンズという都市を建設した。その野心的な計画に資金を供給するために、ルイ15世の宮廷に強力なつてのあったこの会社は、パリの証券取引所に上場した。
ミシシッピ会社株は天井知らずに跳ね上がった。
恐慌が始まった。投機家の中に、株価が実態を全く反映しておらず、維持不可能だと気付いたものが出たのだ。
フランスの中央銀行はミシシッピ会社株を買い支えたが、自ずと限度があった。
フランスの金融界全体がバブルに巻き込まれた。
1789年、ルイ16世は不本意ながら、フランスの議会にあたる三部会を一世紀半ぶりに招集し、この危機の解決策を見つけようとした。これを機にフランス革命が始まった。
●大資本(153頁)
政府が大資本の言いなりになった悪名高い代表例は、イギリス・中国間の第一次アヘン戦争(1840~42年)だ。19世紀前半には、イギリス東インド会社とさまざまなイギリスの実業家が、麻薬、とくにアヘンを中国に輸出して大儲けした。厖大な数の中国人が中毒となり、中国は経済的にも社会的にも衰弱した。
19世紀後期には、中国総人口の一割にあたる約4000万人がアヘン中毒だった。
●国内標準時(187頁)
1880年にはついにイギリス政府が、同国におけるすべての時間表はグリニッジの時刻に準ずることを定めた法律を制定するという、前代未聞の措置を採った。歴史上初めて、一国が国内標準時を導入し、各地の時刻や日の出から日の入りまでのサイクルではなく、人為的な時刻に従って暮らすことを国民に義務づけたのだ。
●保甲制度(191頁)
中国の明帝国(1368~1644年)では、保甲制度と呼ばれる制度で民を組織した。10世帯を一つにまとめて一「甲」とし、10「甲」で一「保」を編成した。「保」の成員の一人が罪を犯すと、同じ「保」の成員たち、とくに「保」の長老たちが罰せられた。税も「保」ごとに徴収された。各世帯の状況を査定し、税額を決めるのは、国の役人ではなく「保」の長老たちの責任だった。

☆関連図書(既読)
「コロンブス航海誌」コロンブス著・林屋永吉訳、岩波文庫、1977.09.16
「古代アステカ王国」増田義郎著、中公新書、1963.01.18
「インカ帝国探検記」増田義郎著、中公文庫、1975.09.10
「キャプテン・クック」ジャン・バロウ編・荒正人訳、原書房、1992.10.25
「ダーウィン先生地球航海記(1)」チャールズ・ダーウィン著・荒俣宏訳、平凡社、1995.06.23
(2017年5月15日・記)
(「BOOK」データベースより)amazon
文明は人類を幸福にしたのか? 帝国、科学、資本が近代をもたらした!現代世界の矛盾を鋭くえぐる!

2017/04/20 16:32

投稿元:ブクログ

多神教は一神教だけではなく、二元論の宗教も産んだ。善と悪と言う、2つの対立する力の存在を認めている。世界にはなぜ悪があるのか?なぜ苦しみがあるのか?なぜ良い人に悪いことが起こるのか?
人類には矛盾しているものを信じる素晴らしい才能がある。全能の絶対神と、独立した悪魔の存在を同時に信じている、よき神が悪魔との戦いで私たちの助けを必要としているとさえ想像する、それが聖戦を求める呼びかけがなされる事になる
歴史を研究するのは、未来を知るためではなく、多くの可能性があることを理解するため。
科学革命と近代の帝国主義は切っても切れない関係にある、クック船長、
どう転んでも、俺たちには機関銃があるが、奴らは持っていない。

2017/05/02 01:50

投稿元:ブクログ

おもしろかった〜!
知的好奇心をゴリゴリ刺激してくれる本。
そういえば、作者はこの好奇心ってヤツの事は、どう説明してくれるんだろう?

そうそう。
最終章の具体的なイメージとして、3つあげときます。
●マルドックスクランブル
●攻殻機動隊
●歌うクジラ
いかがでしよう。

2017/02/20 15:27

投稿元:ブクログ

経済学から宗教、物理学、そして進化論。私の学術的興味を充分に満足させ、さらなる理解を深めてくれた。これだけの内容を網羅的に学ぶとしたら何冊もの学術書を膨大な時間をかけて読み込まなければならない。私のブルーバックスに端を発した50年以上にわたる学術書籍の読書経験の集大成とも言える内容である。素晴らしすぎる。

2017/02/04 20:27

投稿元:ブクログ

貨幣の話とか面白かったけど、後半急ブレーキというか。上巻からの勢いそのままらにイッキ読みが吉か。ところどころに、澁澤龍彦の本に書いてあることが出てきて、あらためて澁澤の目の付け所に感心した次第。

2017/04/10 04:57

投稿元:ブクログ

致し方なくラベルを「世界史」にしてあるが正確には「人類史」である。恐ろしく抽象度の高い視点で人類の歴史を振り返っても見通せる未来は短い。科学革命~産業革命を経て情報革命に至ると技術進化の速度は限界に近づく。シンギュラリティ(技術的特異点/※想定では2045年)を超えればヒトは主役の座から引きずり降ろされるに違いない。
http://sessendo.blogspot.jp/2017/04/blog-post_10.html

2017/04/17 13:55

投稿元:ブクログ

下巻は宗教、特にキリスト教と大航海時代と帝国分割、そして宗教としての資本主義、市場経済そして現代へといわゆる教科書の流れとは異なるあたらしい見方、くくり方で現代に到達してきた。イデオロギーも一種の宗教、市場経済も一種の宗教だという。そして現代の問題として、幸福とは何か、だれにとって、いつ、いま、どのように幸福か、それは生物学的に幸福なのか、個人の幸福なのか、という大きなテーマを提示して、読者に思考を促すのであった。

2017/04/02 12:12

投稿元:ブクログ

上巻で深堀した道徳的な側面を受けて、経済的側面に踏み込みつつ、幸福論や人生目的論に再び繋げている。経済面において、科学と資本主義の関係、戦争と文明の変遷など、目を見張る論理展開が引き続き展開されている一方で、再び道徳に落とすにあたってはやはりこういった論理展開になるのか。人類が何を望みたいのかわからないように、我々が落としどころを綺麗に消化できないのも、いわば同一視すべき問題なのかもしれない。

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