投稿元:
レビューを見る
その時代の話を聞いて、子供たちは思うでしょう。
変だな、おかしいなと。
それが大事だと思うんです。
作中にも出てきます、「それって虐待」「そんなのいやだって、言えばいいのに」。素直な子供たちの声。
素直にそう言えることが、何よりの平和の証でしょう。
みんな必死で生きていたけど、おかしかった、変だった。
だから、そんな変なこと、真似しないでね。
そう言う私も、今の子です。
投稿元:
レビューを見る
[墨田区図書館]
竹トンボを作るのが上手なおじいちゃんが、決まってふらりと出かける場所。そこで竹とんぼを作りながら、子供目線の記憶を自分の孫に語る形式で綴られた戦争話。
指が二本ないおじいちゃんは、戦時中小学生くらいだったから軍国主義の教育というか環境にいたものの、疎開してきた友達とのふれあいや、「お国が一番」という周りと反発もした母さんによって、今も生きている。最後に出てきたおばあちゃんの名前を聞いて、すんなりと状況をまだ理解できなかった息子は、この回顧録という形をとった物語の時間の流れについてこれなかったのか、単に読解力がなかっただけなのか?
いずれにせよ、そろそろ「はだしのゲン」を読ませたいなと思っていた矢先のことで、ちょうど導入?としていい本だったと思う。この本の内容が飛ばないうちに読ませたいな。
投稿元:
レビューを見る
607
3y11m
借りるほどではないと 確かに
ひどいこの本は 戦争の押し付け? すごいだろー 大変なんだぞー というのを綴って、それを現代っ子が、「え?どうして?」みたいに聞く、というところまでがストーリーに盛り込まれていて、 老害甚だしいっていうか、押し付けがましいっていうか、今の子にそれを期待しても無駄だと思う。気持ちはすごくよくわかる。残したいというきもちもある。でも小さい子に絵本で示しても無駄というものだと思う。読んでいて不快になる本。
投稿元:
レビューを見る
同調圧力が強い日本社会で、戦争体験のない政治家やメディア人が増えてきたこの時代、この本が描いている世界は今もすぐそばにある危うさを感じます。