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おすすめ資料 第368回(2017.2.17)
第二言語習得の入門書です。
副題に「複眼的アプローチ」とあるとおり、さまざまな切り口から第二言語習得という分野の面白さが語られる構成になっています。
どの章も難しいことばはあまり使わずに、例え話を多く使うなどしてわかりやすくしているのですが、複雑系理論(10章)の説明で例に嫁姑問題をあげているのがおかしいくらい腑に落ちました。
たのしく読めて、学習方法を見つめ直すヒントを与えてくれる本です。
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第二言語とは何ぞや。
具体例を示すと、日本にすむ私は、生まれてから取得する第一言語として日本語を学んでいる。そして、第二言語として英語を学んでいる。そして、最近、勉強の壁にぶち当たった。
タイトル通り第二言語習得論議なので、具体的に第二言語を学ぶにはどうしたらよいかというよりは、第二言語を取得するに当たり、どのような目的や習得にかかる壁があるのかなど、第二言語習得にかかるさまざまな研究についての入門書である。
言葉を学ぶことは、他の文化を知ること。他の観点を知ること。
そして大きな目的だけでは学び続けることは出来ないし、ささやかな小さなタスクの積み重ねだけでは難しい。
第二言語にかかわらず、何かを始めたい、続けたい、学びたいと思ったときに継続しやすい仕組みなど面白かった。
ちょっと落ち着いたら、また英語頑張りましょう。
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第二言語習得の考え方の種類、変遷などを体系的に紹介し、英語に対してどう向き合うべきか教えてくれる本。英語教育者も読者対象になっているため、よくあるhow to本とは趣が異なる点には注意。