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人の宇宙観の歴史を紹介しつつ、最新の宇宙論まで解説してくれる。佐藤先生の語り口は巧みで、文系の自分にも理解できる(気がしてるだけなんだろうけど)。
それにしても、光に速度があるって思えたこと、さらにはそれが有限であることを発見した人間の知的活動には驚くばかり。同じ人間なんだよね。信じられないけど。
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「寝る前に宇宙に想いを馳せる本」として第1夜〜第7夜まで7章構成で人間が宇宙を知るためにどんなアプローチをしてきたか、占星術などの身近な話題からアインシュタインの相対性理論まで様々な切り口から分かりやすく宇宙を読み解いていくことができます。
宇宙の始まりは何か。
宇宙の果てには何があるのか。
ダークマターの正体とは。
人類が未だ答えを出すことの出来ないこれらの永遠の問いに触れ、興味は尽きません。
10億光年先にある光を観測するということは、10億年前に生まれた光を見ることを意味していて、宇宙に関する科学とは実はとても壮大でロマンのある歴史探求なのだと感じました。
もともとビッグバンぐらいの存在は知っていたけれど、現代の科学ではその後に宇宙が138億年の時間をかけて歩んできた歴史がかなり判明しつつあることに驚きました。
個人的に望遠鏡や天文学者の歴史の辺りはあまり興味がなく退屈に感じたので星⭐️1つ減しています。
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宇宙とは!
どう捉えられてきたか
どこからいろいろな理論わひねりだせたのか
考えると余計に眠れなくなります。
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年明け以来の宇宙本。
全部で七章(七夜ぶん)あり、
「第一夜と二夜は文化に紐づいた宇宙観が語られており面白い」
「第三夜から四夜は天文学や物理学の発展の歴史だが、すでに間違っていることも多いのでなんだか面倒」
「第五夜から七夜は近年から最新宇宙学の話なので面白い」
というような、感じで、途中で一度挫折しかけました。
ただ、第三・四夜は、トロイ伝説を信じて発掘したシュリーマンの話や、ケプラーの師匠毒殺説など、衝撃的な話も多かったです。
一番面白かったのは、やはり後半のアインシュタインの相対性理論から、ホーキング博士の虚数の時間による無境界仮説の話。
虚数の時間とはいったいなにか?きっと私たちには感じられない世界観で、一方でブレーン宇宙論による、人が感知できない「十次元宇宙」の話は、マルチバース(宇宙がたくさんある)とか、私たちには見えない存在がある、というような話で、これを本気で宇宙物理学として検討しているというのが不思議な気がしました。ちなみにその十次元の世界は、カラビ・ヤオ空間というらしいです。
人間には理解できない世界について、それを合理的に証明する物理学。やっぱり宇宙は面白い。
前回読んだ本の方が突っ込んでいて面白かったので、もう少し専門的な本を読もうと思いました。
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ビジネスとは関係がない本ではあるが、とにかく良書。
読むべき!
「宇宙のはなし」ではあるのだけど、「人類がどうやって宇宙を知っていったのかの歴史」という本。
とにかく面白い!
宇宙の謎を解くことと、観察と数学は完全にセットだ。
「なぜ?」に対して、観察結果と計算結果を元にして答えを出していく。
ひとまず解決したかに思えたが、次の「なぜ?」が出てきてしまう。
それを解決するために、「もしかしたらこうなのでは?」という推論を元に、ひたすら観察と計算を続ける。
コンピューターもない時代にどうやって計算していたのだろう?
アインシュタインの時代だって、すべて手計算だ。
そう考えると過去の人類はいかに想像力と好奇心が旺盛だったか。
今現代の人は、そこまで想像できるだろうか?
自分の推論を諦めないで答えが出るまで計算し続けられるだろうか?
そう考えると、AIだろうがロボットだろうが出てきても、人間が負けないためには想像力しかないと思う。
夢中になるくらい想像する。
こんな大宇宙の中の小さな人間が、そんな大きな事を考えられるなんて、ものすごく素敵なことなのだと思う。
やはり我々は考えることを止めてはいけないのだ。
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2020/10/30 読了。
図書館から。
一時流行ってたなぁ…と本棚で見つけて借りた。
世界史で習った懐かしい名前とか出てきて、
テンションがあがったり笑
宇宙に対する考え方の変遷が面白いなーと。
宗教も宇宙観にこんなに影響してたんだーと、
昔の人の発想はいろいろ豊かですね。
まだまだ解明されていないで締まるけれど、
それも夢があっていいのではと思います。
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忙しい人のための天文学の歴史。
簡単な言葉で、簡潔に、占星術の時代からブレーン宇宙まで網羅している。
この手の解説本って、ただ勉強した人が書く場合、「ニュートンはこれを発見しました。次にアインシュタインがこれを発見しました。次に・・・」と、個別の要素をバラバラに紹介するだけになっちゃってることが多いと思う。
だから読んでる方も全く覚えられない。
この本の場合、筆者自身がノーベル賞クラスの科学者なので、過去の研究のどこがどうすごかったのか、時代に及ぼした影響は何だったか、きちんと簡潔に説明してくれる。
だから全てがストーリーとして繋がっているし、読む方も、初見でも覚えられてしまう。
物理学勉強したことない私でも、ニュートンの重力と、相対性理論の宇宙項がどういう風につながっているのか、きちんと覚えて、家族に熱く語れた笑
ちょっと文体が気になる。「〜のです」が多い。
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前半の太古から続く人類と宇宙との関係、初期の天文学の歴史の流れの部分は寝る前のお話って感じで、のんびり途中で眠たくなりながら読み進めた。
後半、近代以降の話になってくると、なんとなく聞いたことはあるけど詳しくは全く知らない話が次々出てきて、そのどれもとてもわかりやすく、正に眠れぬ勢いで読んだ。
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今まで読んだどの本よりも相対性理論を分かりやすく説明してくれていた。
「チ。」という漫画と合わせて読みたい
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具体的な宇宙の話になると難しく、関係のない話がたらたら書かれていて飽きた。
やっぱりあらすじやレビューではなく、図書館で実際に手に取って読んでみて、先が読みたいと思うものを選ぶようにしよう。
ギリシャ神話や北欧神話を読みたいという気持ちは強くなったので、今度は神話関係の本を探してみたいと思う。
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何もなかった時代から宇宙への考え、理論が現代に続く考え方に導かれていくのおもしろい
昔から人々は宇宙への興味があるし、マルチバースはある
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物理学の歴史が中心だったので、なかなか読むのが大変だった。(眠くなった。)
後半のニュートン力学ぐらいからは面白かったけども。。。
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古代の人々は宇宙は自分の生活や運命に直接的に影響を与える身近なものと考えていた
中世ではキリスト教の普及と共に神が住む理想の世界となり、地球は宇宙の中心と信じられた
ルネサンスの時代では「地動説」が復活し、人々は科学の力を使って太陽系や銀河系、銀河宇宙の姿を次々に明かした
二十世紀に入ると、宇宙は小さな火の玉の状態から100億年以上の時間をかけて膨張したという宇宙の歴史までもが科学的に証明できるようになった
二十一世紀はテクノロジーの進化と共に暗黒物質や暗黒エネルギー、10次元空間を漂う膜宇宙などの宇宙像が描かれようとしてる
人々の宇宙に関する考え方や有名な学者が唱えた宇宙像についての歴史を振り返る本
時代や文化、宗教によって宇宙に対する見方はそれぞれで、どの考え方もロマンがあって素敵だと感じた
星座占いなど、今でも身近に宇宙を感じる機会はあるけど、本を読むことでグッと距離が縮まった気がした
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前半の人類が天文学を発展させていくあたりの話は退屈で眠くなった。後半のアインシュタイン登場以降に一気に面白くなったと感じた。
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宇宙ってやっぱり面白い✨
用語や、イメージをするのが難しくて、じっくりと時間をかけて読みました。
軽くは読めないけど、もっと知りたくなる本でした!作者の他の本読んでみようと思います!