紙の本
静かな絵本
2019/05/31 21:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る
とうだい が主人公の絵本。
どこにも行けないとうだい がちょっとかわいそうになる瞬間がありましたが、自分の仕事を一生懸命まじめに行うとうだいが、かっこよく思えました。
静かで、夜の読み聞かせにぴったりでした。
投稿元:
レビューを見る
新刊内容確認していたらうっかりうるっとしてしまった。
なんだろう?
ありがちなおはなしなんだけどなあ。
でもなんだか心にきた。
子どもはこれをどう読むのかなあ?
斎藤倫さんは先日せなか町を絶賛したばっかな気が・・・。
こんなところでもお会いできるとは。
なんかうれしい
投稿元:
レビューを見る
自分の存在意義を見つけることができたのですね。
良かったね、幸せだな。
自分がここにいる理由なんて、動き回れる人間でもなかなか見つけられないのに。
投稿元:
レビューを見る
以前新刊で推されていて、そんなにいいのかなぁと気になっていた。
2016年に出版された絵本の勉強のため、借りてよんだ。
みさきに いっぽん とうだいが たった
よるになったら とうだいの ひかりは ふねの めじるしになった
灯台の役割や気持ちがわかる。
はじめはなんとなくよんでいたけれど、羊の場面で一気に気に入った。
優しい色、厳しい色、どちらも使われている。
遠目はきかないから読みきかせには向かないけれど、多くの子どもによんでもらいたい。
起承転結もはっきりしているし、灯台になじみのない子でも楽しめると思う。
投稿元:
レビューを見る
ぴかぴかの新しい灯台。海の上に見えるものは、目にするもの全てがはじめてのものばかり。けれど、渡り鳥が教えてくれる見知らぬ街や国の話を聞いていると、自分が動けないことが悲しくなる。そんなある冬の日、今でにない嵐がきて…
建てられて間もない灯台が自分が動けないことに悩むけれど、嵐の中で自分の役割を見出す話。季節の移り変わりとともに灯台が成長する様子が読み手と重なると、色々なことを感じさせてくれる絵本です。
投稿元:
レビューを見る
2017.2.15
優しくて強い言葉と美しくて優しい色づかい。来る日も来る日も同じ場所で海を見ている灯台。ここではないどこかを夢見る灯台。でも自分の居場所と使命に気がづく。「あなたらしく」と。
投稿元:
レビューを見る
この絵本が発売された頃には、
私はこれは大人向けの絵本だとずっと思っていました。
絵を描かれた小池アミイゴさんの福島への思いや、美しい塩谷崎灯台のある風景、
斉藤倫さんの子どもたちへ大丈夫だよと語りかけるメッセージがあまりにも美しくて。
でも、アミイゴさんのブログを読んで…
とうだいを描いている時に、ご子息が幼稚園を卒業して小学生になっていく。。
"6歳の感性を思いっきり浴びたとうだい"
いうのがとても腑に落ちたのです。
そしてその時ようやくとうだいくんにお顔があったことに気づきました。
斉藤倫さんのその後の作品での変わらぬ子どもたちへの思いも感じ、
これはやはり子どもから大人までしあわせになれる絵本なのだと気づきました。
以降、1.2年生くらいのこどもたちとこの絵本を読むと、ほんとうにとうだいの気持ちになってはらはらしたり、わくわくしたり、楽しめることがよくわかります。
またある時、2年生の灯台が好きな男の子から、絵本を読んだ後に
「ぼく、この本欲しい!」
というナチュラルな感想をもらい、
私の心が晴れ渡った瞬間がありました。
それ以来、今まで以上に愛おしい一冊になりました。
ながくながく読み継がれて欲しい一冊です。
投稿元:
レビューを見る
みさきにたったいっぽんのとうだい。
いろいろなふねやさかなをみていた。
あるひ、わたりどりからよそのくにのはなしをきいた。
とうだいは、わくわくした。でも、じぶんがどこにもいけないことにきづいた。
おそろしいあらしのよる、とうだいにできるのはひかること。
あらしがさったあと、そらにはなつかしいわたりどり。
またあえたことをよろこぶとうだいにわたりどりは…
心に光を灯されたような気持ちになりました。
投稿元:
レビューを見る
灯台というモチーフが好きで手に取った絵本。
小池アミイゴさんの優しさを感じる絵が印象に残った。
小池アミイゴさんの別の作品も探してみようと思った。
投稿元:
レビューを見る
声に出して読んでみました。
渡り鳥からよその国の話を聞いた灯台は思います。
ああ そうか
ぼくは どこにも いけないんだ
灯台のその思いに
胸がいっぱいになってしまったのは、
今の自分の立場と重なったからなのかもしれません。
シンプルでやさしいタッチの絵がまたよかったです。
投稿元:
レビューを見る
灯台にも色々と悩みがあるらしい。
できることと、できないことが両方あると、つい、できないことばかりを考えてしまいがちなのは、私も分かる気がする。
しかし、そんな悩みを内に抱えながらも、時には、誰かのために覚悟を決めて、できることを精いっぱいすることで、恐怖に立ち向かってみせる。
こうした、もうやるしかないという心意気は、成長の過程で自然に訪れるものなんだろうな。
そうした自己の成長と、自分の知らなかった、できること(良いところ)は、他の人が教えてくれることだってあるということ。
それって、自分のことを見ていてくれたってことだよね。
お互いを思いやる関係の素晴らしさは、表紙を見ればよく分かります。
最後に、小池アミイゴさんの、子供の魂が乗り移ったかのような、純粋で手作り感溢れるやさしい絵には、灯台の光や海の色ひとつとっても、全く同じ色がない繊細さを感じ、とても印象的でした。
投稿元:
レビューを見る
息子7歳12か月
息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。
〈親〉
絵が好き ◯
内容が好き ◯
〈子〉
何度も読む(お気に入り)
ちょうど良いボリューム◯
その他
うまれたばかりのとうだいが、一人、大海原で光り続ける。
「ぼくは とうだい
きょうも
みさきに いっぽん たっている」
投稿元:
レビューを見る
「そうか ぼくはどこへもいけないんだ」
「きみがいつだっておんなじばしょでひかってるんだから」
同じところにいつもいる、いつも迎えてくれる、
その大切さがよくわかる。
投稿元:
レビューを見る
どこにも行けないけれど、いつも同じところに立って、照らし続ける大切な役割を持っている灯台。ひかりつづけることで美しく多様な世界とつながている。
投稿元:
レビューを見る
「岬に一本、灯台がたちました。生まれたての灯台の前に、漁船や客船や、魚や鯨が毎日行き交います。みんな知らないどこかから来て、どこかへ行くんだ……。そんな灯台のところへやってきたのは渡り鳥。彼らから遠い国の驚くような話をたくさん聞いた灯台は、自分はどこにも行けないことを痛感します。そしてふたたび訪れたある冬の日のこと、灯台は大嵐に襲われます。吹きすさぶ雨風のなか、灯台にできることとはいったい……?」
空の色が、海の色が、美しい。眺めていて気持ちいい。
それでいて話がしっかりしているから(ふわっとしていない)、途中で退屈しない。優しくて心地よくて楽しい絵本ってありそうであまりないなぁと思う。
この本はバランスがいいなと思った。
「おかれた場所で咲きなさい」みたいなメッセージ性はあるけども押しつけがましくない。
わたしも灯台みたいにここにいよう、出来ることをして、今の世界を楽しもう。
(そういやアンパンマンに出てくる灯台マンはズシンズシンと歩きまわっていたなぁ 笑)