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オリヴァー&ピア第2弾。
クリストファーが初お目見え。
最後のピアが拉致されるところがちと盛り上がるが、あとはやや冗長。
あとピアがモテモテ。
オリヴァーは・・・ダメンズ。
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刑事オリヴァー&ピアシリーズ。邦訳は順番が違うけど、2作目らしい。
あらすじ
動物園で切断された死体が見つかる。彼は高校教師で環境保護活動家だった。付近の環境破壊や動物虐待を批判し、嫌われていた一方、若者からは指示されていた。動物園の園長、隣人の市会議員、元妻、今の妻でビストロの経営者、市の土木課長なども容疑者にあがる…。
最後まで予測が付かない。多分、舞台になっている町はそんなに人口の多くない所のはずだが、愛憎や、利権や、若者の鬱憤など混ざり合っていて、厚みのあるストーリーになっていた。ピアとクリストフ・ザンダーの出会いもわかった。
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ネレ・ノイハウスさんのオリヴァーとピアシリーズ第二作。
出版の順が作品の出来た順とは異なるため、こちらが現在読める四作中では最後の作品。
動物園から左腕と左脚の切断された死体が発見される。
オリヴァーとピアの捜査により、被害者は高校教師で環境保護活動家であるパウリーだと判明する。
パウリーの評判は、心酔する学生から憎悪されていたというものまで様々だった。
手足が切断された死体というと、猟奇殺人か何かを意図してのものかと思うところだが、違う。
犯人が理由を持って切り落としたのではなく、たまたま切断されたものだということ。
実際の事件に猟奇性は不要だが、読み物としてなら面白いと感じるわたしとしては、なあんだ切れちゃっただけかとガッカリする。
しかしノイハウスさんはそこで読者をガッカリさせては終わらない。
しっかり作品として面白く仕上げる。
相変わらず登場人物は多い上、名前がどことなく似ている人物が出てくるため度々登場人物一覧を見て確認整理しないと進まないのだが、物語の中盤頃には落ち着いてきて作品の面白さに浸ることができる。
登場人物一覧に名前のない人物でも大きな役割を担っているようなところもあり、読者を上手く撹乱する。
シリーズものの魅力として大切な主人公の描き方がある。
このオリヴァーとピアシリーズでは、一昨目の「悪女は自殺しない」のときにはそれ程しっかり主人公の描写が効いているとは思えなかったが、この作品では魅力溢れるキャラクターが出来上がっている。
オリヴァーもピアも家庭が円満というわけでなく、捜査の合間には家族のことで悩む姿のある普通のひとびとであるところが好ましい。
この作品では特にピアの揺れる気持ちが、事件そのものにも影響するという形で上手く描かれている。
四作目まで読んでいるわたしにとっては、後に出てくる人物との出会いもあり面白い。
事件解決までもスピード感もあり読者を飽きさせることもなく最後まで離さない。
犯人の予想をしながら読み進めるのだが、今回わたしの推理は外れてしまった。
そこがまた良い。
簡単に読者に推理させてしまっては、こういう作品として出来が悪いというものだ。
全体として面白く読めた。
まだ日本では有名な作家ではないかもしれないネレ・ノイハウスさんだが、一度読んでみたらファンになるひとも多いのではないかと思う。
ドイツミステリーの魅力を知ることができる一冊だった。
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ドイツの地名や名前が頭に中々入らず登場人物も多いから前半は面白さが感じられなかったけど中盤からは引き込まれた。
どんでん返し系が好きなのですごく楽しめた。
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オリヴァ―とピアシリーズの第二作。
大人の事情か何か知らないけど、
原作と翻訳の出版順序を変えるのはやめてほしい。
えーっと、この二人はこの後どうなるんだっけ?
といちいち気にしながら読み進めないといけないから、
本筋に身が入らない!と怒りながら読んだ。
登場人物が多すぎるのか、関係が錯綜し過ぎるのか、
道路建設の話や、バーチャルライフ、動物園への抗議運動、今どきの若者の反抗期と盛りだくさん過ぎるのか、
途中からよくわからない状況に。
最近あまり本を読んでないから、読解力が落ちたのか。
原作の出版順序で読み直したい。
と、ここまで書いてきて、ああ、そういうことかと納得。
読者が食いつきやすい面白い順序に翻訳されたのか。
あたりです、その作戦は。
そして、いまさらながら、基本的な疑問が。
オリヴァ―は女の人がメロメロになるほどかっこいいのか?
だんだんピンと来なくなってきた。
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パウリ―先生は、これまで生きてこられたのが、奇跡じゃないかというくらい、色んな人から恨まれまくっていて、容疑者がごろごろ。
一瞬これは、あのオリ、、、もとい、某高級寝台特急での殺人事件のトリックじゃないかと思ってしまった。
序盤、事件が地味な印象が否めなかったのは、直近でP.ルメートルを読んでいるからだけではなく、シリーズの他の作品と比べても、やっぱり、控えめ。それでも、「最悪の事件」とオビにつくのは、ピアにとって、個人的に最悪の事態が続くのだと納得。確かに、終盤の展開は辛い。
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ヘニング、あんたにはがっかりだよ。百歩譲って別居中とはいえ、もうちっと場所を選べ いくらなんでも食卓はいかんよ 現場を目撃したピアが捨て台詞を言って去る。オイオイピア姉さん、そこは、黙って静かに撤退するのが大人の対応やろ。まぁ写メ撮らんかっただけまだマシかw
ピア(38才)が癒しを求めてルーカス(21才)に走る。いくら向こうから言ってきたとしてもアラフォーが20代(しかも超美青年)に行くか⁉ もう勘弁してくれゲロゲロ
4作目にして、今までで一番面白くなかった でも、新作出たら絶対読むけどさw
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刑事オリヴァー&ピアのシリーズ、日本での刊行は4冊目。
主席警部のオリヴァーと警部のピアは恋人ではなく同僚で、仕事で認めあっている関係です。
時系列としては「悪女は自殺しない」に次ぐ2作目に当たり、1作目はどちらかというとオリヴァー編だったのが、こちらはピア編といったところ。
1作目のほうがシンプルで、こちらのほうが筆が乗っている気がします。
ドイツでは2冊同時に私家版で発表、それが大きな出版社に認められたという作家デビューなのですね。
ピアは、まだ最初の夫と別居中。
その夫ヘニングは高名な法医学者で、オリヴァーとも友人でした。
大事件があると、ヘニングはまたこちらへ来ることにもなります。
動物園という意外な場所で、切断された死体が見つかった事件。
高校教師で積極的な環境保護活動家のパウリーは、動物園にも反対していました。
この男、生徒の一部には慕われているのだが、各方面に抗議したり何かと噛み付いていたため、容疑者はてんこ盛り。
地元で反目し合う実情が明らかになりつつ、事態はどんどん混迷の度を深めていきます。
怪しい人物が多いだけに、謎解きを楽しもうと思えば楽しめるかな。
若い子たちがえらい目に合うのがちょっと気の毒になってきますが。
事件に無関係ってわけでもない。
どう関係しているのかというと‥おっとそこまでは。
いや、ややこしくて書ききれないけど(笑)
それよりも、ピアがもてもてなのがややユーモラスに描かれるので、女性には楽しいんじゃないかな。
尊敬する年上の人と若くして結婚してしまったピアは、仕事しか頭にない夫との生活に耐えられなくなったよう。
家を出て農場を買い、自分らしい生き方を模索していました。
そこへ、感じのいい中年男性クリストフと、すごい美形の若者ルーカスが登場。
さて?
揺れ動くピアの心がどうなったかは、もう翻訳されている作品でわかりますけどね。
書き込まれていて、なかなか読み応えのあるシリーズです☆
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次々と登場する人物、錯綜する人間関係、交互に入れ替わるオリヴァーとピアの視点、そして頻発する事件…、一気読みできた。
ただ、丁寧な登場人物一覧に助けられるものの、やはりドイツ語の名前は覚えにくい!しかも親子で登場が多いし。
しかし、次々と容疑者を繰り出しながらも最後まで犯人を絞らせない展開の速さは見事で、前作より進歩している。
確かこの作者は立て続けに(自主出版で)発表しているのにこのレベルというのはスゴイ。
今作では環境破壊と汚職という骨太なテーマもあるし、一方でオリヴァーやピアの家族や過去に触れて横糸ともなるドラマもしっかり描かれホント盛り沢山な一作だった。
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動物園で左腕と左足が切断された死体が発見される。殺人捜査課の刑事オリヴァーとピアたちの捜査で、被害者は高校教師で環境保護活動家だと判明。彼は動物園付近の環境破壊や動物園の動物虐待を批判し、さまざまな人間に憎まれていた。捜査が進めば進むほど、被害者を殺す動機を持つ者が浮上してくる。謎また謎の展開と、緻密極まる伏線。リーダビリティに溢れた傑作警察小説!
シリーズ第二作。翻訳としては四作目。警察側が私生活も含めて翻弄されすぎ。
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シリーズの3・4・1作目、そして今作が2作目に当たる。
前のを読み返さずに読み始めて、大丈夫かな、とちょっと思ったけど、読み始めたら面白くて一気読み。
オリヴァーとピアのコンビ物と言われているものの、ピアが少しずつたくましく頼もしくなっていくにつれて、オリヴァーは逆に頼りなくなっていってるというか、人間らしくなっていくというか。
適度に怖くて、良い具合にハラハラ、きちんと納得のいくミステリー。
実はいっぱい深刻な要素が散りばめられているのだけど、それに立ち止まっていられない。それが良いことなのかどうかはわからない。
ただ、のせて引き込んで、そのまま読み続けさせるのは、さすがこのシリーズ。
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今回はあまり面白くなかったというか、これまでのシリース中で最下位(俺の中では)ですね。恋愛が絡むと一気に面白くなく成るのはなぜだろう。特に女性作家の場合。
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安心して読める人気シリーズの2作めだが、4作読んだ中では最下位かな。事件そのものより、刑事らの私生活、恋愛の相手、結婚、家族の比重が大きすぎるにも関わらず、翻訳順がバラバラなので、あれ?今どこ?いつ?みたいな感覚になる。ピアというメイン人物を小柄な人と思ってたら、178センチってびっくり。粗筋書いとこ。人が殺されました。結構最後の方まで犯人はわかりません。というか、まさかなんとなーくさりげなーく出てきた人が、実はやってました、というパターンで、ちょっとお粗末。なーんか3時間ドラマスペシャルみたい。
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オリヴァー&ピアシリーズの第二作。
自然保護活動家が殺されるが、活動家は皆から憎まれていて、どうにもやはり殺される理由が多すぎる。
シリーズを時系列で読まずに楽しんできたけど、
事件ではなく彼らの人生において、この人がここで出てくるのか!という巻。面白いのはもちろんなんだけど、やはり時系列でよみたかったなぁ……と初めて思った。
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動物園でバラバラ死体が発見される。
被害者は、カリスマ高校教師で環境保護活動家。
熱い正義感と引くことを知らぬ行動力で、学生たちの圧倒的な支持を受けている半面、煙たく思う大人たちも多い。
しかし知れば知るほど彼自身、そして彼をめぐる二人の女性、さらに彼女たちに振り回される男達の、人間の嫌な面が露わになる。
前作の「悪女は自殺しない」でもそうだったけれども、狭い人間関係の中で嫌な面を見せつけながら繋がっていくのは、読んでいて結構しんどい。
被害者に心酔する高校生たちも、恋愛のもつれ、嫉妬、目的の違いなど、一枚岩ではないことがわかってくる。
今作で気になったのは、ピアの恋愛事情。
別居している夫に未練はないと言いながら、ちょっとあてにしていた部分があったり、ハンサムな高校生と後に恋人になる動物園長との間でふらふら揺れてみたり。
そんなに恋愛体質だったのか、ピア。
で、一作目からそりが合わず、4作目で首になったフランクとは2作目である今作で和解していた。
なのに、あんな勤務態度は変わらなかったんだね。
次からは発表順に読めるはずなので、人間関係のあれこれはストレスなく理解できるはず。