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あまりよくわかっていないことは、基本に立ち返ることが大切だということで、「中学生にも理解できる水準」で書いてくれているという本書を読む。
ってか岩波ジュニア新書は、基本的な知識を比較的短時間で習得できるので役に立つ。
この本もそういう位置づけ。ただ、エピローグの章がなあ・・・。
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ジュニア新書<知の航海>シリーズとは中学・高校生むけに日本学術会議が提供~亀裂と共生の間(ヨーロッパの多民族共生と人権・アメリカのヘイトクライムと監獄社会):亀裂と暴力(アフリカの武力紛争と民族,宗教,国家・ラテンアメリカの犯罪と社会格差):歴史と多様性への視座(東南アジアの変動と変化の間の繁栄・中国のキリスト教に対する許容と排斥の境界)~副題「世界の地域から考える」。アメリカ人の囚人は200万人で民間のビジネスとして成立しているとはね。2030年に中国のキリスト教徒は2億4700万人になりアメリカを抜く。2015年10月「亀裂の走る世界の中で-地域研究からの問い」というシンポジウムが基。をそう・日本人はやさしいし,日本は平和ですよ・あなたの国や国民同様
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現在、私たちが生きる世界に横たわる様々な亀裂の裏には、その地域の専門家でなければなかなか見えない複雑な事情が存在しています。「紛争・対立・暴力」を考えるときには、その複雑な事情を見ていかねば修復や和解への一歩は踏み出せません。それはさまざまな地域にみられる対立や暴力の性質を一つひとつ丁寧に見ていく必要があるということです。
本書はそのような問題意識のもとに、地域それぞれについての理解を深め、地域相互の対話を進めていく試みで開催したシンポジウムを基にしたものです。各地域を専門とする研究者たちが、対立の背景を分かりやすく解説し、これらの問題をどう考え、どのように向き合っていけばよいのか考えるきっかけとなる一冊です。
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この本で紹介されているレベルのことすら知らないことが多く、情けない限りです。もっといろいろなジャンルで基礎的な知識の習得に努めたいものです。
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淡々と紛争が解説されていて、であるがゆえに結構重く心に残る。
惜しむらくは筆者によってえらい文章が固いというか、うまくない人がいるということ。中高生向けとしては厳しいよなあというのがあったのは残念。
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世界の様々な地域や国に存在する対立や暴力。それは非常に複雑で、簡単には解決することができない問題である。この本を読んで、それぞれの地域や国の人々が抱える問題についてさらに深く知りたくなった。
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宗教云々で対立や紛争が激化されるとき、それは宗教そのものはむしろ名目であり、社会的・経済的状況が背景にあるというようなことを書いてあった(と思う)。これは欠くことができない視座だろう。
ジュニア向けなので平易だし、トピックも短めで読みやすい。次なる学びのための書籍の紹介があるのも良い。
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世界の「紛争・対立・暴力」の形を、地域毎に概観した本。「今」を起点に書かれているので、背景等把握しづらい部分も多いが、端的に書かれていてわかりやすい(ただし、2016年刊行なので、残念ながら情勢は大分変わっている)。各章の著者の専門が併記されており、視点がはっきりしているのも良い。知らずに購入したが、何と日本学術会議による本。改めて研究者は重要だと認識。