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面白かった!これぞエンタメ。主人公は編集者の32歳独身女性 亜希。運命的な出会いを果たした高級官僚 待田の様子がテロ事件以後怪しい。通報したら亜希が逮捕されて…
特に好きなシーン
①警察に逮捕された際の取り調べ。亜希の口達者さ!頭の回転の速さ、推理力に追い詰められる警察官。
②スマートの極みだった待田がおバカになっていくサマ。待田の他、亜希がお守りを任された作家の息子の八郎兵衛や、亜希の担当作家 如月先生も面白い。みんな頭が良くてかっこいい亜希の虜に。おバカな彼らを憎めない。
③終盤の八郎兵衛の行動!爆笑必至。
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ドタバタコメディ系かと思ったら違った、かと言って重厚なミステリーかと言われたらそれも違う。
頭の切れが良いウソつきOLと頭の切れが良いと思っている軟弱くんの騙し合いみたいな感じかな。
八郎兵衛や小田島環や社長やサリンジャがあれだけでは、ちょっともったいないかな。
各章の書き出しを「ふざけるな!」から始めて、語り手を変えていくのは面白いけど、途中から各節の書き出しにも使っちゃったり一切止めちゃったり中途半端な感じになっちゃったのは残念。
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著者の作品は初読みでした。
表紙買いした一冊でしたが、テンポの良い流れは一気に物語の世界に引き込んでくれました。
出版社で働くアラサー独身OL水嶋亜希とエリート警察官僚の持田隆介の騙し合い。
もとを辿れば「ジャンボ旅客機で国会議事堂に突っ込んでやる」「爆薬の盗み方ぐらい知っている。飛行機を木っ端微塵にするぐらいわけねえぜ」と酔っ払いに絡まれた持田が「日本の空港のセキュリティをナメるな!」「そんなことができるわけがないだろう。新幹線ならいざ知らず...」と発した言葉から始まった。
数日後、本当にあの酔っ払いは新幹線で自爆テロを起こす。
そしてその後に殺される元持田の恋人である西本あやか殺人事件。
自分が「新幹線」と発してしまった事で自らに危機が及ぶと感じた持田と、持田が西本殺害に関わっていると警察に訴えるも、持田の策略で逆に自らが警察に追われる事になる亜希。
そんな2人の騙し合いはまさにThis is Entertainment.
説明
内容紹介
やっと出会えたはずの高級官僚の男は、新幹線爆破テロの発生直後から様子がおかしくなる。怪しんだ彼女が警察に通報すると、待っていたのは自分自身の逮捕だった。木内一裕10作目は、完全エンターテインメント大作!
やっと出会えたはずの高級官僚の男は、新幹線爆破テロの発生直後から様子がおかしくなる。怪しんだ彼女が警察に通報すると、待っていたのは自分自身の逮捕だった。「君の言うことは、もう誰も信じない」木内一裕10作目は、完全エンターテインメント大作!
著者について
木内 一裕
1960年、福岡生まれ。2004年、『藁の楯』(2013年映画化)でデビュー。他著に『水の中の犬』『アウト&アウト』『キッド』『デッドボール』『神様の贈り物』『喧嘩猿』『バードドッグ』『不愉快犯』がある。
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「ふざけるな!」。亜希がイケメン警察官僚に抱いた恋心からあろうことか、殺人事件、新幹線テロ事件に発展し、亜希が指名手配される。しかし、亜希(+α)が警察官僚への復讐計画を立て大成功。記載通りジェットコースター・ストーリーでハラハラしながらも展開が早く、一気読みしました!!。最後の場面、警察官僚の立ち姿には大爆笑。多々、伏線があり、気持ちよく回収。この本は一読の価値ありだと思います。あまり新刊を買わないのですが、本の表紙の女性?のインパクトで購入。えっ、これ、作者?映像化されたら見ると思います!!
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主人公の亜希がさまざまな苦難の場面を、嘘八丁で切り抜ける痛快なストーリー。警察のエリートである待田の、精神的に崩れ始めた時の動揺と、なんでも「嘘」の力で切り抜けるさまが本当に面白い。殺人容疑をかけられて、尋問されてる時も、さまざまなトーク力で担当官に犯人を聞き出す場面が個人的にハイライト。「あいつは超能力だ」と担当官。
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目次だけを見て、恋愛に仕事に強く生きる女性の物語かと思えば、読み進めていくうちに良い意味で裏切られました。
予想外のアクシデントが多く、オチはどうなるのかとハラハラしましたが、最後は笑わずにはいられなかったです。
一般人どころか警察相手にまで堂々と出来る亜希さんを尊敬します。
嘘はつくが筋の通っている女性、且つ頭の回転も早い。
…生まれ変わったらこうなりたいですね(笑)
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出版編集者の水嶋亜希。ひょんなことから警察庁官僚の待田隆介と知り合う。そして殺人事件が起こり犯人を警察に通報した亜希が逮捕されてしまう。その後新幹線テロ事件。暗躍に巻き込まれる亜希。有能なようでバカな待田。こいつには好感持てない。亜希も巧みに「嘘」をつくが、それがどうなるかってとこがドキドキかなと。スピード感溢れる展開で一気読み。鼻持ちならない官僚、国家権力をある意味「嘘」により貶めた結末になるようになったかなと安堵した。
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テンポが良く、ドタバタな感じで面白い。
困ったことがあったら、じゃ殺しちゃおうって発想がエンタメ小説ならではで笑える。
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雄辯社(ゆうべんしゃ)で編集者として勤める水嶋亜希は、平然と嘘がつけ、そしてその嘘がバレることなど一度も無い。その特技を生かし、これまでも癖の強い作家たちの無理難題をうまく処理しながら仕事に励んでいた。ある日の仕事の帰り道、バイクに轢かれそうになったところを助けてくれた男と知り合い意気投合、その日のうちにベッドも共にしてしまう。相手は外務省に勤めるエリートで独身、これは久々にヒットと思ったのもつかのま、彼の自宅に招かれた亜希は、彼が誰かと「人を殺す」計画を話しているのを聞いてしまう。
このエリート男・街田隆介がえらく曲者で、まともに見えて思考回路がおかしい。ありとあらゆる嘘をつく主人公の亜希もなかなかのものだけど、常識は外れておらず、子供や恩を受けた人をかばう態度などもあり、憎めず応援したくなってしまう。テンポが良く、どんどん読み進んだし、おもしろかった。
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出版社勤めの亜希がエリート官僚と出会い、新しい恋の芽生えにワクワクしている矢先、z県に巻き込まれていく。お得意の嘘をつきながら世渡り上手にくぐり抜けていくのだけれど…。とにかくテンポが良くて痛快で楽しい。展開の仕方も良かった。八郎兵衛くんは可愛いし、エリート官僚の待田さんは何か抜けてて憎めない。とにかく面白かった。
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エイプリルフールに間に合わず……(笑)
ってな事で、木内一裕の『嘘ですけど、なにか?』
嘘も方便、そんな言葉じゃ間に合わない巧みな嘘を操る水嶋亜稀は文芸の編集者。
言う事を聞かない作家、悩んでる作家を華麗な嘘で包み込んで原稿を授かるw
そんな仕事一途の独身の亜稀に突然素敵な男性との出逢いが……。
そこから始まる嘘に嘘を重ね、騙し騙される爽快エンタメ小説♪
ビーバップの木内一裕さんのイメージとは、また違った面白さ
サクッと読めてオモロかったw
2018年29冊目