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尾道茶寮夜咄堂 1 おすすめは、お抹茶セット五百円(つくも神付き) みんなのレビュー
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紙の本
茶道と茶器にまつわる心温まるお話
2016/12/09 21:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこすき旅人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふとした事故で亡くなった父親が経営していた古いけど趣のあるお店を受け継ぐことになった青年が、父親のお店を整理しようとお店に入ったところから物語がはじまります。古い茶器に宿った付喪神たちが現れ、お店で振舞っていた抹茶をいただき、父親が愛した茶道を少しずつ学んでいきます。最初は付喪神たちに言われるまま、お茶をお客さんにふるまっていましたが、抹茶を楽しんでくれるお客さんや付喪神の茶道に対する思い入れに触れるにつれ、避けていた茶道に対して真摯に向き合うように成長していくお話です。
また、茶道や茶器の深いかかわりについても描かれており、茶道に興味なくても、体験してみたいと感じさせてくれるとともに物語の舞台となっている尾道にも訪ねたくなります。
紙の本
茶道を体験してみたくなりました
2016/10/12 17:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ipasu_now - この投稿者のレビュー一覧を見る
茶道をやったことのない主人公が、右も左もわからぬままお茶を点てる場面の描写が秀逸。初めてのときの周りが見えないぼんやりとした感じが伝わってきました。ああ、自分もこんな感じになりそうだけど、やってみたいなあ、と。
本作では付喪神がストーリ―を運びます。コートジボワール出身の友人と宗教について話した時、アフリカと日本とは似ていて、自然に精霊が宿る、というスピリチュアルなものがメジャーだと言っていた。同じ自然の中生きているのになぜ内戦が起こるのか、と心を痛めていたのをふと思い出しました。
モノに宿る神が争いを起こすのではなく、ねがわくは、人に笑顔をもたらすもので有ってほしい。
茶道という枠を超えて、コートジボワールの友人に伝えたい、そんな小さな思いをいだかせてくれる、心温まる小説でした。
加藤さんの次回作にも期待です。
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