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「さみしい」という感情に、だれかがそばにいるかいないか、なんていうのはたぶん、まったく関係がない。
ずっと行ってみたいなと思って、気になってフォローしている6次元のナカムラクニオさんのツイートで流れてきた帯の文言に惹かれて、あわてて本屋さんに買いに行った1冊。
恥ずかしながら最果タヒさんの詩を読んだことがなかったので、エッセイと並行して、詩集も読んだ。どっちかといえば、ヒリヒリ、ドロドロした感情が、平然とつづられているという印象なのだけど、ときどきハッとさせられたりする。その理由は、エッセイに書いてあった。
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この方、作家さんと認識してましたが、実は詩人なんですね。
この本がポエトリーかというとそうではありませんが、人が表現しきれないようなもの、例えば「ん~、何ていうんだろう」と一般人が説明に困ってしまう様を的確に言葉で表現できる方であり、その時点で言葉が豊富なんでしょう。
少し、あまのじゃく的なところアリ、ひねくれたような言い訳アリ、ですが、それもこの方の魅力の一部です。
曖昧な感覚を的確に説明されてしまうと、とても納得してしまうし、共感してしまう。
きっとこの方、頭のイイ方だと思います。
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最果タヒさんの詩集は読んできたのですが、エッセイに接するのは初めてです。なんだか、生きていていいんだ、と思えました。最近の自分の性格の悪さに自己嫌悪に陥っているのですが、タヒさんのひりひりする言葉にほっとしました。タヒさんの言葉は真摯です。冷たいようで、優しさも感じます。そして潔いです。強いな。わたしもそんな強さを持ちたいです。詩集とエッセイと読んだので、小説も読んでいきたいです。
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痕跡ひとつふたつ。書けば残るけど過去のこと。
それなら未来のことを描ければいいのだけど。
今から未来への言葉が出なくなって逸久しい。
代わりに仄かに伝えて貰えるひとがいるからか。
未来に残す言葉は、未来を生きるものに。
ちゃんと伝えられるかは、まだわからないけど。
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タヒが恋敵でなくてよかった。惨敗する。わたしも好きだから悔しがれない。なんか、でも、しゃべりすぎている印象。少ない言葉で潔い人に憧れている。わたしは、誤解されるのがこわいから、わかってほしいと思うとついついいっぱい説明しちゃう。
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どうして、他の人たちにはわかってるようなことが、自分にわからないんだろう。
そんなことに苦しむのに、少しだけ飽きさせてくれる本でした。
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こんなにも肯定してくれる本があるのか。
自分の黒いと思っていた内面を「だからなに?」と浄化してくれるとは。
友達もいらないし人間関係めんどくさいしでも生きてるしたまには構ってほしいし。そんな本。
タヒさんに「君は自由だ好きに生きろ。まぁ生きようが死のうがわたしは関係ないし、世界にも関係ないね」と突きつけらた気分。
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「友達はいらない」「宇多田ヒカルのこと」「最初が最高系」「不適切な言葉が入力されています」他、著者厳選の45本を収録! “最果タヒの詩が好き! "“最果タヒの小説が好き! "な人はもちろん、“最果タヒって気になっている…"や“最果タヒって何者?"な読者まで是非手に取ってもらいたい一冊! ! !
するっと読めそうと思ったのだけど,結構時間がかかった。
すごく共感できるところと,意味を理解するのが大変なところとがって,ようやく読了。
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孤独をしっかりと自覚しているのに、寒くも暑くもならない人。どんな風に喋るんだろう。気になる。作者は自分に興味を持ってほしくなさそうだけど……。
宇多田ヒカルのこと書いてたりアイドルのこと書いてたり、けっこう平凡な話もあるんだけど、帯にもあるとおり、宇宙人みたいだなあと思いながら読んだ。ぜんぜん甘くない。
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日常の背景に溶け込んでいるようなとりとめもないことを愛おしく思わせてくれる文章。退屈や平凡から抜け出そうとしたり、「自分は他の人とは違う」というありきたりな見栄を、まぁまぁ、と、慰めてくれてるような気がした。至極個人的で稚拙な感想を持つことをちゃんと許してくれているようで、なんだかやさしい本だなと思った。
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さくさく読み進められるようで、中々そうもいかない。言葉がやっぱり踊りながら漂っている感じ。なんて言ったらいいんだろう?
自分が若い事をきちんと把握している感じ
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最果さんは詩をはじめて読んだとき、こんなに壊れそうな言葉を並べる人がいるのかと衝撃を受けたひと。エッセイにも詩のような独特のリズムがあって、思ってもあえて言わないようなことを書いてくれていて、それが心を慰めたりはらはらさせたりするんだ。
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詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』が映画化の詩人さんです。興味があったので予約。詩人ってあこがれたけど、世界を少し違う視点で見ることができる人があの圧縮した世界を作れるんだろうな思った。
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これエッセイってかブログ掲載の文章+αだったのか・・・。
なんか…宇多田ヒカル聴いて、椎茸とナスが嫌いで、将棋の羽生師匠が好きで、ロザン(芸人)のローカル番組も好きで、アイスクリームも好きで…って、わりと普通の人間なんだな最果タヒ先生…。
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最果さんの作品をあまり読んだことがないからかもしれませんが、詩のイメージよりも柔らかい性格の人だと思った。
「わかってもらえないことや、わかってあげられないことが、ちゃんと心地よいままでいたい。」はすっごくわかる。