紙の本
吹奏楽部あるある?
2016/12/23 15:06
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投稿者:AKR1703 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作「七人の敵がいる」は未読ですが、“ミセス・ブルトーザー”山田陽子の活躍は大いに楽しめ(笑え)ました。あくまで、吹奏楽部の保護者のドタバタが主なので、正統派の中学生の部活ものを期待すると、ちょっと違うかもしれませんが…。あと、“ゴルビー”の過去については伏線を張っておいてほしかったなと思いました。
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陽子、いきなりのモンペぶりを発揮にあきれる。
吹奏楽のパートについて教師にクレームとかありえない。
ま、夏の夜並びなんてのはナンセンスなので、あれは結果オライかな。
いじめをやめさせたのはいいけど、子ども相手に容赦ないなー。
陽子のことはともかく、子供たちが吹奏楽をがんばるのは素晴しい。
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七人の敵がいる、のときほど面白いと思えなかったな、っていうのが一番の感想かも。続編にあたる作品だって知っていたから読み直してから今作を読んでいれば多少違ったのかも。。。
吹奏楽について無知ですが面白かったです。ミセスブルドーザーも健在。
いじめの制裁の仕方が良かった、すごく良かったすっきりした。
若き日の陽子を描いているレインレインボウ未読なので読んでみようと思います
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「七人の敵がいる」で、PTAや町内会を相手に猛烈な闘いを繰り広げた、敏腕編集長にして長身毒舌、『ミセス・ブルドーザー』というあだ名を持つ、陽子の新たな闘い!
今回の戦場は、最愛の息子・陽介が、中学で入部した、吹奏楽部の親の会。
PTAと同じく、謎の慣例や古株の母親などに敢然と立ち向かうブルドーザーぶり、前作にも登場した曲者ママ友(?)たちとのやりとりが絶妙!
いつもながら、読んでスッキリ。
陽介の3年間があっという間だったように、あっという間に読み終えてしまって、さびしい。
登場キャラのひとりひとりの描写が、今作は少し軽かったかな…それが楽しさでもあるけれど。
ゴルビー赤西さんや、香具谷先生もこのままお別れは惜しい。
以下はごく個人的な感想。
前作の時、まさに保育園の父母の会で、知らないうちに根回しが済んでいて会長を押し付けられ、1年闘った後だったので、しみじみうなづきながら読んだ。
そして今回、何とまあ我が子も吹奏楽部に入部していたので、またまたしみじみ。残念ながら、指導者がブラックすぎる部活だったので、音楽を楽しむにはここでは無理と呆れ果てて、退部してしまったけれど。
陽介くん、キツくても3年間頑張って、音楽を奏でる喜びと自信を身につけられて、良かったね!
さて、次の陽子の闘いは…さすがに大学受験や就活では、親の出る幕はないかな。
いまどきの男の子とは思えないほど、ピュアで優しい陽介くんの今後も、ぜひ読みたいものです。
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「七人の敵がいる」続編!
息子が中学生になっていて、大きくなった…。
吹奏楽をはじめたわけだが、親御さんてこんなに大変なのか!?と目を見張る思い。すごかった。
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痛快!
七人の敵がいるの続編。読んでからのが100倍おもしろいよ。
いじめっ子の回、すごくよかった。
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我が家も息子が中学の頃吹奏楽部だったので
かなり共感しつつ読めた。
まぁ、実際ここまで大変ではなかったが
あるあるネタ満載で楽しめた。
今思い返すと
なんだかんだ文句言いながらも
こうやって忙しくしている時が
子育てで最も充実してる時分なのよねぇ、
としみじみしてしまった。
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久しぶりの加納さんの新刊。
ミステリ要素はないけれど、とても爽快なお話でした。
七人の敵がいるの時も思いましたが、このようなお話を読むと親になるのが怖くなりますね。
でも青春を謳歌する子供を見れるのはやっぱり嬉しいんだろうな。
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私自身が中高とも吹部(当時はブラバンと言った)で、今は3人の子どもがいるのでクラス役員や地区の役員、スポ少の役員、そしてPTAの本会役員まであれこれやっている最中なので、非常に共感しながら楽しく読了!
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「七人の敵がいる」の第二弾
子どもが中学生になり
吹奏楽部に入部、
ここでも山田陽子健在。
中高生が
部活を通して成長していく姿を
描いた作品は文句なしに大好物だ。
でも、この作品は
そんな中学生の保護者達の話。
親の必死さが怖かったり面白かったり
私の子どもたちはまったくこういうことに無縁で
息子が高校で部活に一生懸命になってたけれど
それほど強くないので親の出番なし。
よかったぁ。
みんなでバス貸し切って
同じTシャツ着て応援するとか。。
私にはできない。
ええ、協調性がないのです。
多分、山田陽子のように引っ張ることもできないし
ダメダメだな、こりゃ。
強い学校ほど、親参加強制のイメージあり、
だったようにも思うなぁ。
やってないからわかんないけど。
山田陽子氏は
部活の親の集まりのほうが
前作より楽しそうだったかな。
加納さんのあとがきがとてもよかった
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「七人の敵がいる」の続編なのはわかっていたが
あとがきを読んだら、
更に遡って「レインレインボウ」にも出てきているとか。
改めて読み返してみよう。
猪突猛進整地上等な山田陽子の息子が
中学で吹奏楽部に入ったことから始まる奮戦記。
PTAあるあるはお子さんのいる方なら誰もが経験しているのでは。
いない私でも陽子や京子と共にイラついたりほくそ笑んだりできた。
底意地の悪い私としては、もっと奴をギャフンと言わせてほしかった気も…。
【図書館・初読・12月27日読了】
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おもしろかったー、とためらいなく言えてしまうのは、今のところ私には関わりのないことだからなのかなぁ。実体験として知っていたら、また違う感想を持つのかも。
PTAを取り上げた前作のときも同じようなことを思ったけど、子供の時には見えなかった親の苦労って、ほんとにいろいろあるんだな・・・。
今作でも、今度は部活の親の会でひとり気を吐くミセス・ブルドーザー、陽子。仕事はとてもできるし頼られているふうであるのに、陽介のこととなると事前に調べたり根回ししたりということをすっ飛ばして目の前のことしか見えなくなるという、完璧じゃない性格が好ましい。突っ込んだ結果自分に非や誤りがあることもしばしば。自覚もしていて、懸命に抑えようとするところもいい。現実に隣にいたらどうかというのはさておいて、キャラクターとしては好きだなぁと思う。
陽介の挫折や成長とまったく同じように、親もまた学び、変わっていくものなのだということがよくわかる。きっと著者本人の経験も織り込まれているのだろう。
ゴルビーおじいちゃんのような脇役にも活躍の場があってなんだか嬉しかった。
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『七人の敵がいる』http://booklog.jp/edit/1/4087713563
の続編です。
前作は最後は中学校に入り、またPTA というところで終了していました。
本作はそのちょっと前に戻り、吹奏楽部に憧れて中学受験をするところから
中学で吹奏楽部の保護者会で活躍(?)し、卒業するまで。
私も中学のとき公立でブラスバンド部でした。
親が出る場面はなかったのですが
今どきはこんなに親が出るもんなんでしょうか。
以前『七人の敵がいる』のドラマ化で、真琴つばささんが 陽子さん役をしていて
マッチしていたので、
今回はどうも真琴つばささんの顔がチラついてしまいます。
息子のパートに文句を言いに行くときは、また出たーと思ったけれど、
小学校のPTAでやってしまった反省から、ちょっと本人も抑えめにしている感じでしょうか、
その後、おとなしめでしょうかね、陽子さんにしては。
よその頼りない親たちも立派になって、陽子さんと協力関係になっているのがよかったです。
だから、面白おかしく読んでいた『七人の敵がいる』程のパンチ力がないですけれど。
・・・・・・・・・・
『七人の敵がいる』の関連本の紹介です。
『レインレイン・ボウ』
高校時代のソフトボールのチームメイトの葬式をきっかけに、再会した25歳位の女性7人(+亡くなった人)+1人のお話。陽子さんがでてきます。
http://booklog.jp/edit/1/4087460894
「月曜日の水玉模様』
『レインレイン・ボウ』『七人の敵がいる』よりも前のお話で、陶子さんのお話。
そして、『レインレイン・ボウ』の最後にちょっとだけ出てくる萩君の周りで起こる、不思議な“事件”の数々。
http://booklog.jp/edit/1/4087473740
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公立中学の吹奏楽部所属の「親の会」。様々な面子が揃ってて面倒ですね。(苦笑) 物語読んでて救いようがあったのは子供たちがそれぞれアクの強い母親たちに似ずいい子だった事かな。だから最後まで「コメディとして楽しもう♪」と堅く構えずに読めました。 『7人の敵がいる』の続編でしたが、それには気づかず読みきってしまいました。前作読んでて面白かったのに…再読しようかな。
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+++
出版社に勤務する山田陽子は、息子の陽介を深く愛する一児の母。
陽介はトランペットに憧れ、中学校に入り吹奏楽部に入部したものの、トランペットからあぶれてファゴットのパートに割り振られる。陽子は思わず吹奏楽部の顧問に直談判、モンスターペアレントと囁かれるはめに。やがて、演奏会の会場予約のため、真夏に徹夜で市民ホール前に並ぶ役目にかり出された陽子は、中学生だしそうそう親の出番もないと思っていた自分の間違いに気づくのだった――。
部活動を頑張る少年少女のかげで奮闘する、親たちの姿をユーモラスに描いた、傑作エンターテインメント。
+++
吹奏楽部の青春物語かと思ったら、さにあらず。吹奏楽部院の親たちの奮闘ぶりが描かれた物語なのである。我が子が可愛いのはもちろん。部の中で我が子が少しでもいい位置にいられればいいと願うのは当然のこと。そんな親たちが集まれば、それはいろいろあってしかるべきなのである。しかも、子どもに直接かかわることばかりではなく、予算も限られている公立中学の部活の運営には、保護者の助けが必須なのだ。裏方の仕事の大変さは、涙なくして語ることができないほど苛烈を極めるのである。経験はなくてもある程度想像はできるが、やはり現実は想像以上である。本作では、コメディタッチになっているので、それでもまだその厳しさは幾分まろやかになっていることだろう。ほんとうに心からご苦労さまと言いたくなる一冊である。
ただ、子どもたちの笑顔を見れば、そんな苦労も吹っ飛んでしまうのもまた親というものなのだと、微笑ましくもなる。