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紙の本
よくある経済解説書のようで、ちょっと違う本
2016/10/26 11:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もも - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさか、が現実になるよと言われてもよほど考察している方以外は世界規模の経済危機など遠くの景色。しかし実際はホラーそのものなのでそこを覗き見るには最適の1冊。
ただ、新聞に書ききれなかったことをわかりやすくていねいに書きました本とは一線を画すので
経済ニュース初心者向きとは言い難く
どちらかといえば経済について問題意識をもっている方向け。
しかし、ゾクっとするストーリーとしても読みごたえがあり
#中国脅威 はホラー度満点ですが
ここではあえて#2の ヘリマネ狂想曲 をプッシュします。
個人的には7月のバーナンキ来日の記事、小っさ、しかも何の話をしにきたかわかんないよ謎だよ、のまま9月の日銀検証フェスに突入してしまったので、その間のミステリーを紐解いていていただいてありがたい指南書。
6月 日銀ヘリマネやらない宣言 7/11 黒田・ペン 安部・ペン密会 7/23 G20 7/29
ETF買い増発表 8/2麻生黒田密会(←ここ大事) 同月 28兆財政出動宣言 9月 日銀総括検証・・・・
この間の各人の思惑交錯を
霊験
怨磋の声
憤懣
運命の女神
中間地点の 帝国ホテル
歌舞伎プレー
といった語を交えてスリリングに書かれています。
クライマックスでは
長期金利急騰によるハイパーインフレが、とかありきたいりに書かず
ちゃぶ台ひっくり返し キタ-------------------
著者は日経の現役編集委員さんなので
PBとGDPの数字の不思議もスルッと差し込み
ヘリマネという言葉ひとつにしても経済人がちがちのまわりくどい言い方はせず
表化してしてパネルをみる感覚です。
(専門的なところは読み飛ばして、の注釈もあり)
5章からなる短編ミステリー、好きなところから読むべし。
紙の本
まさかのトランプ大統領
2016/11/11 21:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近の世界の動きを経済の側面から捉えた本です。
第1章は英国のEU離脱が周辺国に及ぼす影響、第2章は一部の経済学者の玩具(実験場)となった日本の金融緩和、第3章はお山の大将中国、第4章は米国(トランプVSヒラリ-)、第5章は日本の課題という構成です。全体的に新聞の社説に毛が生えた程度。広く浅く、世界経済を描写しており、未来予想図までは言及できていません。「だからどうなの」と突っ込みたくなりますので、世界の深読みを期待する方には勧められません。逆に、手っ取り早く世界経済を把握したい方には丁度良いボリュームです。
ところで、まさかのトランプ大統領。本書もどちらかというとヒラリー押しでした。我々が思っている以上に、米国の格差社会は深刻ということが浮き彫りになった印象です。ただ、堤未果氏著作の「貧困大国アメリカ」や「沈みゆく大国アメリカ」等を読んだ方や米国の実情を知っている人には、意外な結果ではないかもしれません。
英国のEU離脱もそうですが、新自由主義への庶民の反抗が始まったということでしょうか。
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