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アルファ碁に興味を持ったので読んでみた。
最強棋士の一人イ・セドルを破った人工知能にはどんな技術的ブレイクスルーがあったのかと期待して読んだのだが、これまでに開発された技術を結集して、圧倒的なマシンパワーで実現したものだと分かり、コンピュータ将棋における俣木氏のボナンザほどのインパクトは感じられなかった。
ただ、これは、この本の筆者がアルファ碁のことをあまり評価していないせいかもしれない。筆者は、自分の専門分野の自然言語理解の問題に引き寄せて、人間と同じような思考方法をとらない人工知能をあまり評価しないが、飛行機は自然界の鳥と同じようには飛べなくても有用であるように、人間の思考方法をトレースできなくても、優れた結果を出せるのであれば、それは評価すべきだと思う。
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アルファ碁を枕に、AIについて語る。
うーん。
肝心のディープラーニングとか全然判んなかった。むーん。
ゲームっていうものの考え方を変えるんだろうな。
特にプロの位置付けって難しくなりかねない。
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これまでのAI研究と、その中でアルファ碁の位置付けについて解説。「どんなに強くてもアルファ碁は「強いAI」ではない」という言葉が印象的で、著者は今後のAI研究の行く末にも言及している。