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『恋のゴンドラ』に続いて、スキー場。
しかも時期が被っているようでラジオ放送、聞き覚え(?)があることばが。
また里沢温泉スキー場が舞台。
野沢がモデルと思われます。以前は毎年行ってましたので
あのゴンドラ、リフト、ゲレンデかな? と情景が思い浮かびます。
『恋のゴンドラ』は、人が死なないミステリでしたが
こちらは残念ながら人が亡くなってしまいました。
でもこれだけ犯人ではない人にスポットがあたり、犯人のところの描写がほんのちょっと、
という小説も珍しいですね。
その前の、スキー場シリーズに出てた根津さんも登場します。
根津さんや、女将さん、素敵です。
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これは面白いねー。特にウインタースポーツをこよなく愛する自分にとってはオモロスギル。
ハッラハラドッキドキで、早く早くって思いながら読んだ。そりゃ無理やろー東野さんってのも無く(嘘つくとこ以外)、読み終わった後の満足感が高かった。
主人公の話、警察官の話、スキー場側の話、全てを上手くまとまてくれて気持ちが良い。とても気持ちが良い。
ウインタースポーツものは全部読んでるけど、これが一番かな?次も期待します!
久しぶりにスキーがしたくなった。
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恋のゴンドラに続く、ゲレンデシリーズ第4弾。
大学四年の脇坂竜美は、複数の状況証拠から数日前に解雇されたバイト先の雇い主、福丸の殺害事件の容疑者となってしまう。
自分が容疑者となった事を知った竜美は、友人の波川と共に、殺害の犯行時刻に行っていたスキー場で出逢った女性スノーボーダーに、アリバイを証言して貰う為、女性がホームゲレンデと言っていた里沢温泉スキー場へと向かう。
折しも里沢スキー場では、地元の旅館の娘、葉月と、パトロールの長岡のゲレンデウェディングを控え、準備の佳境に入っていた。
一方、竜美を追う刑事・小杉と白井は里沢の名物女将,川端由紀子の協力を得る事になる。
シリーズお馴染みの根津と千晶の恋や健太・祐紀らも絡み事件解決へと向かう。
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『恋のゴンドラ』が刊行されたばかりだが、実業之日本社文庫書き下ろしゲレンデミステリーの第3弾が到着した。過去2作は、スキー場が危機に陥るパターンだったが、今回は危機に陥るのは若者1人。結果的に、スキー場や地元全体を巻き込むのだが…。
趣味のスノーボードで新潟に行っている間に、殺人の容疑をかけられていた、哀れな若者。アリバイを証言してもらうには、偶然出会った女性のボーダーを探すしかない。彼女のホームグラウンドは、広大な里沢温泉スキー場だという。どうやって探すのか?
容疑者である彼の行動の迂闊さに、頭を抱えたくなるが、後の祭り。捜査の手が伸びる寸前に、相棒とともに里沢温泉スキー場を目指す。相棒の彼だって、下手すりゃ犯人隠匿とかに問われるかもしれないのに、涙ぐましい友情だ。
一方、捜査本部が立ちそうな所轄署。2人の行き先を掴んだが、上司は本庁に上げない。本庁にライバル心を燃やし、たった2人の刑事に身柄を確保してこいと、無理難題を言う。スキー経験がほぼない2人は、ぼやきながらも里沢温泉スキー場へ。
容疑者の彼には申し訳ないが、読んでいて悲壮感はなく、むしろ笑いが込み上げる。彼らと刑事たちが必死になるほど、コメディタッチに感じられる。サスペンス性は薄いが、肩の力を抜いて読めるだろう。シチュエーションが強引なのは、ご愛嬌。
本来無関係なスキー場スタッフや、地元の人たちが、それぞれに世話を焼いてくれるのは、お約束の展開だろう。その裏にあるのは、地元愛。大事なイベントを控え、殺人の容疑者が紛れ込んでいるなんて、いい迷惑だというのに。
地元長野県警にも協力要請があり、いよいよ万事休すか? どう切り抜けたのかは、読んでみてください。真犯人浮上が唐突な感があるが、この2人が理解ある刑事でよかったねえ。捜査が明後日の方向を向き、ピエロ的役回りな捜査本部は、やや気の毒だが。しかし、最初から本庁に情報を上げていたら、彼はどうなっていただろうか。
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なんか最近の東野圭吾は雪山シリーズばかりだな…東野圭吾は神の視点と第一人称視点を違和感なく混ぜこぜにして書けるところがすごい。容疑者と追跡者。それぞれを第一人称で書きながらも、地の文にはさらっと神の視点を混ぜる。ともすればそれがミスリードの楔になってたりするから驚き。フットワークが軽くなるような軽快な作品だった。取り立ててハラハラドキドキはしなかったけど。雪山で出会った女性が自分のアリバイを証明するってなんだかロマンチックだ。というか、東野圭吾は基本的にロマンチストだ。
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読んでるとスノボ行きたくなります
このシリーズは読みやすい軽い感じのミステリーで
少々恋愛も入ったりして、この時期読むのにとってもいいです。
白銀ジャックに疾風ロンド、恋のゴンドラと続いていますが
このシリーズ好きなので続いて欲しいな♪
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ドキドキはらはらのストーリー展開も面白いけど、スキー場に関わる人達がスキー場を中心として村などを盛り上げていこうというみんなの心理描写がすごく良かった。疾風ロンドよりも野沢温泉のことを細かに描いているように思えて、すごくワクワク感が高まった。
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さすが東野圭吾作品。
あっという間に読了。
無実を証明してくれる唯一の証人を探す竜実たちと、何がなんでも容疑者を探し出したい刑事たち。
雪山での追いかけっこ、たしかにチェイスみたいだったな〜と。
ほんとのほんとにあと一歩のところで捕まるなんて…なんで警察は聞く耳を持ってくれないんだ…と非常にもどかしい思いも。
でも、女将のおかげで小杉が目を覚まし、真実を追ってくれ、そして千晶と根津のサプライズな展開も。
ものすごく後味が良かった。
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どうしてもシリーズものは前作と比べてしまうからかもだけど、チェイス感があんまりなかったかな。根津さんと千晶が主役というわけじゃなかったので、凄腕スキーヤーやボーダーが現れずスピード感が皆無でした。女神の存在くらいじゃねぇ……中身が軽めのお話なので、白銀の上を舞う登場人物たちが鮮やかに想像できるのがこのシリーズのウリだと思ってたのになぁ。女神を追いかけたり犯人を追いかけたりするのもチェイスかもしれないけど……そんなの他の作品でも見えるじゃんと思ってしまいました。
それにしても本人のんびりしすぎなのに竜実は本当に周りに恵まれていたと思います。正直友人たちがいい奴ら過ぎて、終盤近くまで彼らのうちの誰かが犯人だと思ってました。そういうところがご都合主義で軽く思えちゃうのかも。
ラストの根津さんと千晶のやり取りにはニヤニヤしました。こういう楽しい進展があるのがシリーズものの良いとこですね。
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あっという間に読了。
先シーズンの冬に10年ぶりのスキーを復活した身としては、楽しめる。
中身の深さはない。
でもまあ、いいか。
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東野圭吾のスキー場を舞台にした小説。殺人事件の容疑者とされてしまった大学生が自分のアリバイを証明できるスキー場で出逢った女性を探しに逃避行、それを追う刑事の「追いかけっこ」がスピーディーに描かれていて読みやすい作品だった。
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殺人の容疑をかけられた脇坂竜実。アリバイを証明できる女神を探しにスキー場へ向かう。
刑事の小杉が不条理な上司の指示に疑問を持ちながら脇坂を追跡するけど、宮仕えの悲しさが良い味を出してます。
一緒に逃走する並川もアリバイを探す手助けをしてくれたり、こういう友達って良いなと思う。
山という存在は、厳しいけど、他人であっても近しいひとの様に絆を深くしてくれるかけがえのない場所なんだなと思いました。
女将と小杉の今後が気になりました。
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東野圭吾最新作。
1ヶ月ほど前に発売された「恋のゴンドラ」が“雪山シリーズ”の
スピンオフだとするなら、こちらは同シリーズの正統な系譜である
サスペンス。何故だか解らないのだが、東野圭吾はスキー・スノボ
モノを“いきなり文庫”でリリースする場合が多い。個人的には
大歓迎なのだけど。
東京で起きた強盗殺人事件を軸にしながら、ストーリーの殆どは
長野の巨大なスキー場で展開される。容疑者・警察、そしてスキー
場のスタッフと語り部はどんどん変わるが、それぞれがそれぞれに
逼迫した事情を持っている、という展開は東野圭吾の真骨頂と言っ
て良い。最後の方にはそれなりのミステリーの要素、下手すれば
恋愛的なテイストまで入れて来るあたりがニクい。
正統な系譜なだけに、「白銀ジャック」「疾風ロンド」に登場して
主役を張った根津・千晶も出陣。ただし今作では重要な脇役に徹し
ている。あれだけ個性豊かなキャラが脇に引いても、さながら
ゲレンデのように物語がキラキラしている。この人、本当にウィン
タースポーツを愛してるんだなぁ、きっと。
疾走感の溢れるサスペンスが好きで、尚且つスノーボード愛好家
なら鉄板。残念ながら僕はスノボの良さが全く解らない(^^;)のだ
が、それでもそれなりに読んでいて楽しい作品。安定してるなぁ、
この人やっぱり♪
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警察の思い込みで取調べを受けたら一般人であればしていないことまでしたと言ってしまうし調書はデタラメ。
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年末になると東野圭吾さんを読みたくなる。
相変わらずのハラハラドキドキのストーリー展開。
真犯人が捕まるところは、なんかあっけなく感じたが…