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藤井邦夫 著「煤払い」、秋山久蔵御用控№28、2016.12発行、落し物、神無月、枕草子、煤払いの4話です。神無月と枕草子が特に良かったです。でも、今回の久蔵、結果的には、枕草子の「おみな」には甘く(いつもの裁き)、神無月の「おなか」には辛いものとなりましたが・・・。香織に第2子が、大助に兄弟が、来年が益々楽しみです!(^-^)
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【人気シリーズ好調第28弾!】?剃刀?の異名を持つ南町奉行所吟味方与力・秋山久蔵が、手下とともに悪を追う。好評シリーズ書き下ろし最新作、第28弾!
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毎度、秋山久蔵の活躍と、人情味あふれた裁決に、ほれぼれとしながら、一気に読み終えてしまった。
4話からなる。
6月に神田明神等散策したのだが、、、、
昔の人の足で、舗装されていない道を探索の為に、どれだけ歩いたのだろうと、、、、
「落とし物」
落とし物をした侍が、殺された。
その落し物は、烏頭という毒薬であった。
お家騒動に巻き込まれた事件であったが、最後に、お志乃の方様への落とし物を返却するにあたって、棗の中には、烏頭でなく、香り豊かな抹茶であったところが心憎い。
「神無月」
高家(こうけ)というだけで、武士の風上も置けないクレームで、茶道具屋が、潰れた。
その復讐に、一途に燃える男に、人殺しの罪をかけたくな妻が切られてしまうのであるが、江戸に11月神様は居なかったのだと、、、
「枕草子」
今のアダルトビデオで、無理やり絵草子に描かれてしまったおみなは、川へ飛び込んで死んでしまったと、、、、されていたのだが、本当は生存していて、騙された男たちへ復讐を始める。
秋山久蔵は、そのつらさを身投げしたおみなの祟りとして、復讐で、殺めた者たちの事を無しとした。
「煤払い」
師走も押し迫った時に、簀巻きの土左衛門が、、、、賭場の争い事を一掃する。
さてさて、香織さんに、赤ちゃんの報告を聞いて、秋山久蔵シリーズ、まだまだ続きそう。
一気に読める時代小説である。