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投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
2016年の本を2020年に読んだ結果、すごく前の話のように感じました。今やだいたいの著名アーティストがサブスク解禁してますし。色々先見の明のある本でした。
紙の本
あなたの知っているヒット曲はなんですか?
2018/06/05 10:05
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投稿者:文学少年A - この投稿者のレビュー一覧を見る
「あなたの知っているヒット曲はなんですか?」と聞かれたら、どう答えたらいいだろうか。大瀧詠一が「歌は世のつれ、世はうたのつれ」といったように時代によっては流行した曲も違うため、一概に言えない。
紙の本
ヒット曲
2017/05/25 14:08
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投稿者:KKキング - この投稿者のレビュー一覧を見る
老若男女誰もが歌える歌謡曲、小室やらビーイングやら隆盛の90年代ミリオン時代を経て、現在の音楽業界事情を手早く解説する。内容は既視感だらけ。
電子書籍
もうCDは買わない
2017/01/30 18:20
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投稿者:よいこら - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネットとか見てたら見ることができる情報ですが、書籍でまとめて読むと時系列で話が進むので理解しやすいです。
でももう音楽に対して普通の関心の人々は、音楽にお金を払ってないと思います。
紙の本
音楽の時代の流れ
2017/01/21 12:55
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投稿者:pansan - この投稿者のレビュー一覧を見る
最新のヒット曲の状況がよくわかった。昔は、ヒット曲のCDをレンタルビデオ店で大量に借り、テープやMDに録音していたものだが、最近は、曲をダウンロード、ストーミングで仕入れることができ、また、いつでもyoutubeでも聞けるので、何故かヒット曲に疎くなってしまった。そんな音楽業界の最新事情から、フェス(そんな言葉知らなかった)やライブが人気であるなど、音楽に疎くなっている者からしたら、新鮮な情報がよくわかる本である。
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<目次>
はじめに
第1章 ヒットなき時代の音楽の行方
第2章 ヒットチャートに何が起こったか
第3章 変わるテレビと音楽の関係
第4章 ライブ市場は拡大を続ける
第5章 J-POPの可能性~輸入から輸出へ
第6章 音楽の未来、ヒットの未来
<内容>
音楽を聞かなくなった。カラオケにも行かない。テレビの音楽番組も見ないし、CDすら買わない。むろん音楽配信も。一方、車を買い替えたらナビではCDは聞けるが、録音が出来ず、i-podかUSBメモリーからなら多くの音源を聞くことができるようになっていた。
この本を読むと、最近の音楽業界の激変が身近にわかる。確かに誰もが口ずさめるヒット曲はなくなった。生徒の話を聴いていると「フェス」という言葉よく出て来る。どうも、「コピー」の時代から「ライブ」の時代(つまり、「聴く」から「参加」)へと変わってきているのだと。それ以降は、あまり興味がわかなかったので、ざっと読んだが、著者は日本の音楽の未来に悲観はしていないようだ。
様々な分野で「ニッチ」化している現在、音楽も大衆のものから個人のものへと変化したし、それが正しいだと思う。
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新書の中には、特段の根拠もなく著者が思ったことだけが書かれている本もあるのだけれど、この本はきちんと取材すべきところに取材をした上で書かれているので、とても納得感がある。ヒットチャートという概念を持たしつつも、今となっては時代遅れとなっているオリコン、その昔のCD全盛時代の恩恵を教授した小室哲哉、2000年代の過渡期にスルッとでてきたいきものがかりなど、取材力って大事だなぁと思える良書。
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人々の価値観の抜本的な変化によってヒット曲が生まれにくくなった。
「モノ」から「体験」へと、消費の軸足が移り変わっていったこと…SNSの普及により流行が局所的に生じるようになったこと…などにより過去のヒットの方程式が使えなくなっている。
音楽ビジネスを中心に話が展開していくが、人々を取り巻く環境の変化や嗜好の変化、消費動向の行く末など、こと音楽に限った話ではない。
人がモノを消費するという行為、その消費を介したムーブメント、グローバルな流れなど、どんな業界においても参考になる「ヒット」論である。
様々な角度からの考察、その視点および解釈についてもよくできている。
良書である。
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中盤まで何かのレポートを読んでいるみたいで、いまいち引き込まれず、読了できませんでした。レビューだとその先がおもしろいらしいのだけれど。
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日本の音楽が売れなくなって、ライブ中心でまた盛り上がってきているという話。人々の価値観の変化の背景も説明している。
一人ひとりフォロワーを増やしていく時代。
体験に金を払う。
リアルタイムでの共感が大切。テレビを見ながらスマホを使うのがそれにあたる。
東日本大震災で省エネ意識からライブでLEDライトを使うように転換。
JPOPのみを聞く純日本がヒット。世界に出ていく時代に。
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痛快で分かりやすい。音楽産業の今がうまく説明されている。CDが売れなくなって久しいけど、ライブやコンサートは活況を呈している。
かつてコンサートはレコードを売るためのプロモーションだったけど。今は逆だもんね。売れた曲とヒット曲は違うってことなんだ。かつては「みんなに愛される曲」でなければビジネスにならなかったけど、今は一部のマニアに認められれば、それでいける。ただし熱狂的に受け入れらなくちゃならないけど。
BABYMETALがまさにそうだよなぁ。
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AKBがオリコンヒットチャートをすべて席巻。大ヒットなのにみんなの知ってる歌がへっている。そんなヒットの崩壊といいう状況を分析。 といってもヒットがないというのをインタネットのせいにしてるわけではなく、旧来のヒットといまのヒットの違いを指摘。あたらしい時代のヒットというべき現象を数多く紹介。
旧来、ヒットといえばオリコンチャート。オリコンはあくまでもCDの売上げをカウントしておりいわば所有のヒットチャート。しかしいまやCDを売らないアーティスト、ニコニコ、ユーチューブ、からおけ、フェスなどいろんな形で音楽は人々に接している。所有のヒットから経験としてのヒット曲におおきくかわってきてる。
そしてかつてはインターネットによってロングテールが力をもつといわれていたが、実際にはモンスターヘッドともいうべきブロックバスター現象がエンタメを席巻。
インターネット時代のヒットとはなにか?ポスト所有時代のヒットはなにか?をかんがえるためのカタログ的な本。
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ここでいう「ヒット」とは、音楽(業界)における「ヒット」のこと。
最近の音楽業界のことはよくわかりませんが、なぜ、よくわからなくなったのかが、よくわかりました。
CDのような「モノ」から、ライブのような「コト」(経験)に、消費者の関心やニーズが移っている、というのは、データからも正しそうです。
このことは、この本の中にある、いきものがかりの水野良樹のコメント「歌は、聞かれることよりも、歌われることに、より意味がある」にも符合していると思いますし。
音楽のあり方は変わっても、自分にとって価値のある音楽は存在していますし、また、他の人にとって価値のある音楽も存在していますので、そのような音楽が存在する限り、音楽業界は、形を変えながらも、意味のある存在であり続けるのだと思います。
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現在の「音楽シーンの盛り上がり」と、「音楽不況」という食い違いを「ヒットの変遷」から読み解き、日本の音楽の変容と、これからの可能性を詳述した一冊。
多様なヒットのデータと、インタビューや様々な記事の情報を丁寧に積み重ねた考察は、なるほどと思わされる。
やや物足りなかったのは、「日本のポピュラー音楽」についてはとても深く書かれまとまっているが、他のカルチャーへの展開や普遍的なトレンドの発生、ひいては社会全体まで見通せるまでには至らなかったことだろうか。
(もっとも、そんなのは読む側として求めすぎかもしれないが)
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脱稿があと2か月遅ければ,「ピコ太郎のPPAPや恋ダンスがヒットした背景も書き加えられたのに~」という著者の嘆きが聞こえてきそうではあるが,全体的に2010年代における日本の音楽市場が,その10年前と比較して変容しているプロセスは理解できた。
前半の第1章~第3章は,ある程度予想できた内容の展開だった。とはいえ,改めて1990年代という時代を振り返ってみると,日本経済全体においてはバブル崩壊から構造不況期に突入し,「失われた20年」の前半期に位置するが,こと国内の音楽産業に関しては,むしろバブル絶頂期を迎えていたため,現代日本経済史の世界においては,往時の「内需」にもたらすサービス業の意義に対して,再考を促しても良いかもしれない。
これに対して,第4章~第6章は,音楽ジャーナリストである著者ならではの見解。とくに,小室哲哉,いきものがかり・水野良樹をはじめ,アーティストや制作現場に携わる人々の声を取材で採り入れた点は,興味深く感じられた。その反面,結論部分は,音楽業界に対する彼ら自身の展望に委ねてしまい,著者としての主張は,残念ながら,伝わりにくい。
編集や校正に対する見解を述べておくと,著者は「結果,」という言葉を冒頭で述べる癖を有する。話し言葉ではよく用いられるものの,書き言葉の接続詞としては,やはり違和感を覚えざるをえない。また,近年の音楽シーンを表す用語として,「バズる」や「ボーカロイド(ボカロ)」をキーワードとして表しているが,まさに近年の音楽に縁のない読者にとっては,言葉のソースが理解できないかもしれない。読者のターゲットとして「歌謡曲全盛世代」をも意識しているのであれば,もう少し丁寧な語句説明があっても然るべきだったのではないだろうか?