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負債論 貨幣と暴力の5000年 みんなのレビュー

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みんなのレビュー15件

みんなの評価4.6

評価内訳

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15 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

おすすめです。 長めの訳者あとがきに、要約が書かれているので、図書館などでそこだけ読んで興味を持ったらお読みいただきたい。

2021/08/12 17:44

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る

幅広い視点で縦横無尽に語られる様は、イデオローグかくあるべしの、語ることの愉楽に満ちている。

信用(取引)についての記述が多い。
信用は、交換を支えるとともに、束縛と化す。
しばしば不当な(選択の余地がなかったりする)負債であっても、借りたものは返すべしとの、「道徳」についての疑義でもある。
この疑義が、アナキズム人類学たる所以だろう。
ここには権力、階層を生み出す、強化する働きがある。

債務は対等な取引にはならない。
返済の義務を負うことは、文字通り負い目となる。
それは、縛り上げ身動きを奪うのである。
債務を、貨幣の根幹に置く信用取引、資本主義の強奪は、格差を加速する。
賃労働は実の所、奴隷労働の洗練された形態に過ぎない。

全ての人が負債を負っているが、権力者、多くの債権を抱える豊かなものは、守られていて、極端な話無限に返済を先送りしたり、国家に助けられたりする。
それに対し、小学の金を消せないほど困窮したものは、それによって罰せられる。

負債の多くは、生活の必要によるものだ。
十分なお金を得てないにもかかわらず、消費が求められるし、消費をしなければ、生きていけない。

奴隷たちは、自らの他に売るものはない。

イヌイットは言う。
「この地でわれわれがよくいうのは、贈与は奴隷をつくり、鞭が犬をつくる、ということだ。」
これは資本主義のオルタネイティヴ、外(この地)からの的確な視点だ。

キリスト教の「原罪」は、返済不能な債務である、私たちは、見知らぬ債務に苦しめられ、債務の帳消しを、死後に与えられる。
これはまさに、犬の生活ではないのか?

奴隷制は、家父長制と深いところでつながる。
家父は栄誉を求める。
本来、栄誉を求めることは倒錯である。
求めて得られるものは虚偽である。
栄誉とは他者から剥奪することで増えるものである。

資本主義は自らの破壊に向けて突き進む。
信用によって立つ仕組みは、信用によって視野を狭める。

長大なるこの本は、視野を広げる助けとなるでしょう。

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紙の本

現代貨幣論批判の決定版

2022/01/19 07:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:病身の孤独な読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る

デヴィッド・グレーバーの名を世界にとどろかせたのが本書である。貨幣の歴史を負債という観点から振り返る形で、現代の貨幣論を批判し、なおかつアダム・スミスを痛烈に批判して経済理論の支柱を築いた本と言っても過言ではない。人類学的方法論を駆使し、アダム・スミスのような「物々交換から始まる始原的経済」を夢物語と喝破する。痛快な論調と知的面白さが組み合わさった名著である。

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紙の本

貸し借りの新たな1ページ

2020/07/08 10:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

負債こそが貨幣の起源という、大胆な仮説から幕を開けていきます。人間経済から商業経済の移り変わりからは、これからの時代の個人と企業の関係についても見据えていました。

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2018/01/20 10:19

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2017/10/29 23:13

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2019/12/18 22:29

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2020/09/22 03:18

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2020/12/03 19:49

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2020/12/18 19:48

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2022/05/10 01:47

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2021/04/26 18:59

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2021/08/15 14:44

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2021/11/14 13:35

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2023/03/02 19:54

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2023/06/24 08:40

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