- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
アブサンの文化史 禁断の酒の二百年 みんなのレビュー
- バーナビー・コンラッド三世 (著), 浜本 隆三 (訳)
- 税込価格:3,080円(28pt)
- 出版社:白水社
- 発売日:2016/12/29
- 発送可能日:購入できません
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
7 件中 1 件~ 7 件を表示 |
紙の本
アブサン・ブームの再来なるか
2017/01/16 03:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コピーマスター - この投稿者のレビュー一覧を見る
終電を逃してしけこんだと或るバーのメニューに「アブサン」とあるのを見ておやっ?と思った。こんなの日本で飲めるのか?溶ける氷の周辺に妖しげな白濁を生じ複雑な芳香を放つそれは本物のアブサンだった。確か昔、ピカソの青の時代の絵画を見たことがあって、アブサン=貧乏画家が飲むアルコール度数の強い安酒で脳髄を破壊する印象があった。調べてみたところ、本場スイスで2005年に解禁されたそうで、今や本物のアブサンは、バーでも飲めるし、ネットでも買える酒になっている。(ただし決して安くはない!また常識的な範囲でたしなむ分には脳髄も破壊されない)
というわけで、アブサンについて気になっていたところに上梓された本書を見つけたときはほぼ即買いであった。そして正直なところ、本書は期待以上の内容であった。図版の多さ、記述の豊富さ、一つ一つの歴史的ストーリーの面白さ。傑作ノンフィクションとして久しぶりに一気読みである。これほど引き込まれたノンフィクション作品はサイモン・シンの著作以来の体験である。
なお、本書の原著は1988年が初版だそうで、今現在のアブサン飲みガイドではなく、主に歴史的な背景に迫ったものである。解禁前で、成分のツヨンの影響についてもまだ曖昧な時代に書かれたもので、本書の最後には著書が現地の密造酒を入手するシーンが出てくる。今となってはだが、本書はそういう先駆的ジャーナリズムの本なのである。
ワインやウイスキー、ビールの本はごまんとあるのに、アブサンに至ってはこれまで皆無であった。本書は日本でのアブサン認識に空白に風穴を開けた快挙といえよう。
紙の本
アブサンが生み出す
2017/05/01 10:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
さまざまなアーティストのエピソードが興味深い。日本のヨモギを使った和ぶさんなど、新しい味も試してみたい。
7 件中 1 件~ 7 件を表示 |