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子ども(小4)に国語の読解を教えるために、現代文の実況中継で有名な出口汪さんの本を数冊目を通しました。自分の頭の中も整理され、大変参考になりました。想定される読者のレベルや目的に合わせて表現が変わっていますが、大体同じことが書かれていますが、本書はいちばんやさしくてシンプル。
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論理的に考えるとは、理屈っぽくなるのではなく視野を広げることにつながる。今の時代(グローバル化された時代)において必要なのは言語能力ではなく、他国の文化を理解し受容できる論理力である。人間は習慣から脱却する事はほぼ不可能であるが、常に他人と自分は違う考えを持っていると言う考えを持つことが大事である。
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・世の中の問題のほとんどが、演繹法(抽象から具体)と帰納法という、イコールの関係で解決できる
・人は主観的にしか物を見ることができない。だから他者意識が必要
・論理力とは他者意識が前提だから、柔軟なもの。論理とは人間に対する求愛
・1つのことを考えるとき、いつも対立するもののことを頭に置くことが大切。複眼的思考の1つ。
論理の三視点
イコール関係、対立関係、因果関係と理由づけ
論理的に考える5つのルール
対比
逆説
譲歩
弁証法
因果関係
・世阿弥
『離見の見』自分の姿を、他人の目を通して絶えず客観的に見る
『目前心後』他人の目を通じて自分のことを見ると同時に、想像力で他人の見えない自分の姿をとらえる。そうする事で初めて自分の姿を相対として捉えられる。
・メタ意識(天の眼をもって世界を俯瞰する事)はクローズアップとフェイドアウトと、自在に視点を切り替える方法
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まずは批評的に。表題には「論理的に考える技術」と書かれているが、実際の内容は「論理とは何か」についての説明がメインであり、「技術」レベルには到達していないので、いわゆるハウツー本としては中途半端な部類であった。「技術」と称するなら読み手はマニュアル本を期待して買うわけだし、この通りやれば論理的に考えられますよ!という内容になっているべきだと思うが、あまりに抽象的に書かれていたため、この本こそ具体的な技術や手順を説明すべきだと思った。そういう点では、細野氏の数学的思考に関わる本の方がよかった。ただ、メタ認知的な視点を内容に組み込んでいる点は面白かった。世阿弥の離見の見や目前心後の発想で主観を排除し本を読め、というのはちょっと真新しかったかな。
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[ふわっと総評]
ロジカルシンキングの入り口としては良かったけど、
「最強の論理力」はこの本では身に付かない。
著者特有のフランクな表現と上から目線がちょっと苦手。
補足と脱線が長くてダルい。
結論力がテーマや例に対して弱かった印象。
「で、自分はこの本を読んだどうしたら良いの?」
が具体的にあると良かったのかも。
[学び]
・ロジカルシンキングのコツ
1.対比
2.逆説(パラドックス)
3.譲歩
4.弁証法
5.結果=因果関係+理由付け
番外.メタ意識
メタ意識は知らないと身に付かないので、これも入り口として良かった。
[自分ならこうする]
・ロジカル=理想のコミュニケーション
・ロジカルとは?ポイントは6つ
・ロジカル×メタ意識×弁証法=最強のケミストリー
・身につけるためにはインプット→アウトプットの反復
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今まで読んできた国語を理解する力に関する書籍ともリンクする考え方でよくまとまっている。
演繹法と帰納法は聞いたことがあっても良くは知らなかったもので勉強になりました。
国語の苦手な息子にも読ませたい。