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イベリコ豚と一口に言うけど
2019/02/19 13:42
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投稿者:うみべ - この投稿者のレビュー一覧を見る
イベリコ豚イベリコ豚と今まで珍重していたが、その中のベジョータというのが最高級というのがわかっただけでも読んだ価値があった。
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イベリコ豚とはスペインのイベリコ地方のブランド豚ではない。
豚の種類である。
日本には純粋種ではないイベリコ豚が
ブームの時に大量に輸入した為日本の消費者は塩っ辛い生ハムの事を『イベリコ豚』だと思っている。(これもスペインの本場では焼いたり、生で食べる時はすぐ食べる事なく脂肪が溶けるのを待って食べるなど)
スペインからだと輸入期間が長い為保存を効かせるために塩まみれにしているということである。
ではどんなものがホンモノのイベリコ豚なのか?と著者は気になりスペインに何回も行くこととなる。
取材時期は口蹄疫が流行っていた時期(2012-2013)で軒並み取材を拒否される。そこで考えた策が豚を買う立場になる。輸入業者が余白で取材をしているというテイにしたのである。
ここから先は調べれば調べるほど奥深く、障壁も多い。それを1つ1つ乗り越えて行くのである。
その紆余曲折を是非体験してほしい。
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ノンフィクションライターの著者がイベリコ豚のスモークハムを売ることになります。
いろいろな読み方・感じ方ができる面白い本です。ノンフィクションですが、ビジネス書でもあり、グルメ本でもあり、旅行案内でもあり・・・。
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タイトル通りイベリコ豚を買いに行く話
しかし、普通のグルメエッセイかと思いきや
まさかのイベリコ豚というものを知り、そしてその肉を日本で販売するために買うことになった物書きである作者の実録。
肉など売ったことのない、本当の素人が、イベリコ豚という特殊な豚を買う...どうやったら買えるのか、そもそもどうやったら商品として売れるのか。まったくゼロからのスタートになる。
筆者が、一つ一つ問題を解決しつつ、イベリコ豚を売るに至るまで。なかなか目から鱗が落ちる一冊。
読み終わるとイベリコ豚が食べたくなります。
しかし、本当にそれだけの魅力がある豚なのだなぁとしみじみ感じられる本だった。
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とにかくイベリコ豚が食べたくなる本。
畜産の成功例としてイベリコ豚を取材しようと思った作者が、なんだかんだで実際に豚を買って、商品化していく過程は物語として面白かった。
生産効率が悪い(生まれてから出荷まで時間がかかる)から、風味があって美味しいと言うのも面白い。ナッツの香りがする肉というものを、機会があればぜひ味わってみたいものです。
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本書読了後初発の感想として、「あぁ〜、イベリコ豚ベジョータの生ハムが食べたい!」というのがダントツ1位の本心です。
本書は、イベリコ豚の放牧場取材のためスペインへ渡航し、ひょんな事から豚を買うことになり、更に、元を取るためにスモークハムを作った、という著者の行動記録そのもののノンフィクションです。
後半は、ビジネスストーリーにシフトしていきますが、本書の魅力は何と言ってもイベリコ豚の真実を知らしめた点でしょう。
私たちは、自分が普段食べている食材について、どれだけ知っているかと問われれば、自信をもてない人が大半ではないでしょうか?
単純に○○産だとかブランド名、高価だからと有り難がり、踊らされている自分が恥ずかしくなる思いです。
日本の生ハムの大半は調味液に漬けたものという、ガッカリする話もありましたが、牛肉よりは安価な豚肉をもっと見直したいと思いました。
それにしても、イベリコ豚ベジョータの生ハムが食べたい!