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私たちの住む太陽系と似た「タイヨウ系」の、さまざまな星で繰り広げられる恋愛模様を小説と短歌で描く。穂村弘氏・タカノ綾氏推薦!
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相変わらずのプラネッツ感。かわいい本。でも今ちょっとそんなにロマンチックモードじゃないからね。めいっぱい楽しめなかったの残念。
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2017/2/13
すまぬ…よくわからん。
私が選んだのではなく、なんか縁あって手元に来たので読んだけど幻想的な美しい愛のお話って感じですか?
私ごときがすいません!って思いました。
猫がしゃべりはじめたのはかわいかった。
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私たちの知る太陽系とは別の太陽系の連続短編集。
ミドリとタテの関係が輪廻してロマンチック。章の最初の文も素敵だった。
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どの短編も素晴らしい。癖が強いけど、わたしはその癖が好き。運命の人と出会う喜びが最上級の愛で綴られている。宇宙まで包み込む濃密さ、深さ、いろんな形でいろんな星で愛が溢れて止まらない。雪舟さんの書く物語の住人になりたい。
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どれぐらいの時間が流れているのだろう。
後の方になるにつれ、性別の概念すら薄れているような気もする。一番最後に大いなる母の話はあるけれど。
私たちの太陽系と似ている別の太陽系のお話しだから、この世界と比べても仕方ないのだけど、宇宙と言えば科学技術、こまごまとした設定…みたいなイメージをしがちで、その観念を持ったままこの作品を読むと、すごくファンタジーで戸惑う。
不思議な世界を表すもののひとつとして惑星を使っているような。
距離感も、時の流れも、技術の広がりもすべて曖昧だけど、なんだか心地よいそんな世界か。
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幸せな本。
宇宙やさまざまな星を舞台としていて、スケールが大きくて、細かな設定も全て魅力的で好きです。
雪舟さんの本をもっと沢山読んでみたくなった。
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どこかにあるかもしれない太陽系と愛と短歌。
星の短歌がよいなと。愛のお話の背景の世界の設計も、人を包み込むようなものでした。
「月 ナチュラルシティ」
相棒の運転あらくクッキーのかけらが月にうっとりと舞う
…月に移民して、生涯をそこで過ごすとしたら。
誰といっしょなのかが、大切。
「水星 あたらしい先生」
うずまきや稲妻ごっこにふける日の君のおねしょをする率高し
…よい人たちなのだけど、慣習に固まってしまった故郷から逃げだした少年と赤んぼう。自分たちが自分たちでいられる場所を見つける。
「金星 流星と見まごう船で」
木もれ日で陽じゅうぶん 貴女たちといるときにいちばん力が出ます
…駆け落ちの夜、乗り込んだのは都会行きの列車ではなく、星に向かう船でした。植物を刈り込んで住居を整えていく金星。
「火星・太陽 僕らは愛の気流のなか」
たまにだよ。愛の流れが裸眼でも見える気がすると酔って父は
…太陽の中のコンサートホール。第一話の、ミドリとタテも年を重ねて。
「木星 おやすみ猫たち」
あるいはね猫たちが回す星にいて朗報だけをつづって生きて
…木星の衛星・エウロパにすむ猫たちは、夜になると本星を光になって駆けめぐる。猫たちが話せるようになったとき、その言葉の内容は…
「土星 友好銀河にあこがれて」
寝る前の音楽のようにおとうとと眺める星の修復工事
…土星の輪を破壊されるという大事件があった。地球の人は輪の修復工事を請け負う約束で人口島に住む権利が得られた。何世代もかかった工事は間もなく終わる。
「天王星 あなたが見えます」
この星にくる人は皆おもしろく愛が発生する音はポン
…天王星は流刑地だ。罪人受け入れる。私たちは、どんなニンゲンだったかは関係なく手を差し伸べている。星によって色んな罪があるのだと子どもだった私は学んだ。
「海王星 生まれ変わる僕ら」
電磁波の味切なくてすきでまたおまえの胸の墨を吸い出す
…星々でうち捨てられたものが流れつき、星の層を成していく。その中でも、次にと希望を抱いたものは浮かび上がり、海王星の人によって打ち上げられる。
「冥王星 王妃の愛」
星の色変わりきるまえにこのおとぎ話を僕は覚えなければ
…王妃の愛をそそがれて星は生まれる。記者は王妃の代替わりのときに、星を訪れました。
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こちらも姿を変え時代を変え、何度も巡り合う恋人たちの物語。
この二人がいかに規格外かというと、この小さな惑星までも飛び越えてしまう運命の恋人同士だというところ。
命の最果てまで、この体が滅びても、きっと巡り合う、愛し合う。
そういう風にできている。
盾が内心けっこう緑に対してははっちゃけてるの、なんか意外で可愛かったな…。縦さんのときはたしかに奔放に愛しまくってたから、そりゃそうなんだろけど…。緑とかすわの視点の盾ってふんわり系爽やか青年だったから…。
すわのさんと盾のプラトニック通り越した愛情も好きなんだけど、緑がいるとなんかもう問答無用でみどたて空間になるんだもんなあ…すげーよ、みどたては…。
リョクとターの話も好きだ…ていうかリョクと雪の魔物のエピソード…盾の方が人外みあるんだよね、分かるわかる…。
ヒュリとカーマもね、いいですね。水灯利と縦さんはいつもけっこう肉体言語でも奔放に自由に愛し合ってるよね、ある種の女性らしさだよな。
ミドリとタテ長老はね、まさか老後BLまでカバーしてくるとは思わなかったよねみどたて。それにしても踊るの好きなカップルだよな…やっぱ未来を生きてるよなあ…。
グリとフームーはね、まさかの猫同士になってもくっつくんですよみどたては。どんだけ運命の恋人同士なのよと。表紙にもいるもんな、グリとフームー…筆者様たちに愛されてる…。
「土星」のフェオとトートの姉弟もめっちゃ好きなんですよ…。雪舟えま作品はあんだけ同性愛はスルーされまくる世界観だけど、近親相姦はどうなんだろうか…。やばいんだろうか…。あんま気にしなさそうだけども…。
「天王星」のオキと「冥王星」の女王陛下はみどたてなのかしらん???やっと男女の形で巡り合ったのみどたて…なのか…??もしかしたら他の既刊読まないと分からん??
「海王星」はなんか宝石の国っぽい雰囲気で、あれもあれで好きだったな~~~~…まさか死後BLまでするとは…みどたて…凄い…。
でもツルネとキカトラも双子なんだから近親相姦みどたて…なのか…!!?
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ふわふわとした小説を読んでふわふわとした気持ちになっている
こういったお話は初めてだから、これが令和の恋愛小説?と思ったら2016年刊行。確かにこれが平成の恋愛小説なんだなあ。乾杯
表現が繊細で絵画的。イメージはミュシャ
ふわふわきらきらとした世界が目に浮かぶ
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こことは違う世界「タイヨウ系」
相変わらず不思議な世界観だけど
すうっと入りこめてしまう。
星を渡る旅人。恋するひとたち
優しい交流
あ、これはあの話の続きだ!となるのも嬉しい
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久々の読了。
雪舟えまさんの短歌が好きなので読んでみた。
雪舟えまさんの短歌の世界観がそのまま小説になっていて、感動した。
雪舟えまさんの短歌って分かるようで分からないようでみたいなところが好きなんだけど、この小説ではその短歌の背景をたっぷりと描いてくれて、それが楽しくて嬉しい。