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紙の本
地上天国は、日本にあった。
2017/03/23 20:20
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投稿者:浦辺 登 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、日本で生まれ、育ったものの、北朝鮮の帰還事業に騙された在日朝鮮人の手記。それも、あまりの過酷さに、北朝鮮から日本に逃れきた人の半世紀。
すでに、北朝鮮への帰還事業など、日本人は知らない。地上天国に行けると信じたものの、それは戦災で疲弊した日本よりも、更にひどかった。
そして、日本での差別以上の差別が待っていた。帰還事業でやってきた在日朝鮮人の方が、北朝鮮の人民よりも豊かだったからだ。
いわゆる「慰安婦」、「植民地支配」を楯に、韓国は外交カードを切りたがる。
しかし、本書を読めば、韓国がドリーム・ランドに安住していることが理解できる。さらに、リアリズムに接することのないマスコミによって、日本人は自虐史観で鈍感な人種に成り下がった。
これは、率直な読後感である。
本書では、日本の「植民地」時代が、いかに夢のような環境を提供していたかを知ることができる。失って、初めて分かる、大切なもの。
はたして、日本のマスコミは、本書を読んで、いかように対応できるだろうか。
著者の、日本社会に対する、痛烈な警告が最終章にある。これを自認させるには、どれほどの年数が必要だろうか。
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