電子書籍
2日かけて読みました
2017/03/04 12:48
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投稿者:ゆきまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半あまり面白くありませんでした。ホラー要素が皆無でした。少し残念に思いながらとにかく最後まで読もうと思い読み進めていると・・・
やばい!!面白い!!中盤あたりから一気に面白くなりそのまま最後まで面白いままで終わっていきました。前半は我慢して読みましょう!後で面白くなるから!!!
ラストは・・・個人的には好きな終わり方でした。
前半ほんとうに面白くなかったので星一つ減らしました。
紙の本
飛んで火に入る夏の虫
2023/06/04 00:30
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ぼぎわんが、来る」の方が謎解き要素もあって好きですが、第一章と第二章の転回が見事なのは本作品でも健在で、安定感のあるホラー小説でした。ただ、エピローグにおいて、何事もなかったかのように主人公が小説家生活を続けていることが納得できないと思いました。「あっ!、これこそが思う壺」であり、「飛んで火に入る夏の虫」なのでしょうか。ちょっとヤバいですね。これ以上はネタバレになるので書きません。興味がある方は読んでみてください。
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投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
感想を書くのが怖くなってしまいます。最初は作者本人の体験談でも書いていくのかな?と思いましたが、おぉビックリ。
紙の本
別の意味で怖い
2017/04/21 17:27
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
下手なホラー描写よりこれを書いた、あそこまで自分を壊れた人間として描いた作者さんが怖いです。さ、作者さん こちらを見張ってないよね?
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レビュー書くことが憚られる怖さですね。作者ほんとうにやばいんじゃないのかと感じさせる凄みがある。どんでん返し的に予想を裏切ってくるのはほんとうに上手い。三章構造で章ごとに語り手が変わるやり方は前作でも使われてたなあなんて感想すら作者の掌の上で。こちらが読んでどう感じるかを先回りされているという感覚が、作者に見られているという感覚に繋がってさらに怖いよ。
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ぼきわん・ずうのめと順番に読み進めると、より楽しめる。けれども、著者のぼきわん路線の不可解さのあるホラーが好き。
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人間が一番怖い―。あなたの日常を侵食する究極のサイコ・サスペンス!
ホラー小説の新人賞を獲得し、僕は出版に向けて準備をはじめた。隣にはいつも支えてくれる最愛の妻・キリカ。順風満帆な日々が続くと思われたが、友人の一人が「作家とは人格破綻者である」「作家は不幸であるべき」と一方的な妄想を僕に押し付け、嫌がらせをはじめる。ストーカー行為、誹謗中傷の手紙、最悪の贈り物。やがて不幸は、僕とキリカのとある「秘密」を暴き出すが―。
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皆さんがレビューで「レビューが書けない」って言ってたわけが、読んでみて、ようやく実感としてわかりました(苦笑。
最初・・・1章の中盤くらいで読むの嫌になっちゃったんです、これ、私の好きなタイプのホラーじゃないのかな。と思って。(レビュー書くのが怖くて、これ以上細かく書けない。(;´▽`A
で、一章読むのを飛ばして(実際には1章のラスト数ページだけ読んでから)、2章を読みました。
そっからは、読みましたけれども。
全部読んでから、一章の読んでないところも読みました。
安心して読めました(苦笑。
怖さがあるのに、ちゃんと夜中にトイレに行ける、実話怪談系じゃないホラーです、なんか、キリカだからじゃないけど、キリきりと胃にくるホラーです。
個人的には、前作「ぼきわんが、くる」「ずうのめ人形」のが大好きです。また、こういった作品を書いて欲しいです。
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辛辣にレビューすると作者が殺しにくるそうなので、うーん。とりあえず作中に自分を登場させてここまで頭おかしい人物像にできるってすごいよね。次回作も読みます。
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ホラー小説の新人賞を獲得し、僕は出版に向けて準備をはじめた。隣にはいつも支えてくれる最愛の妻・キリカ。順風満帆な日々が続くと思われたが、友人の一人が「作家とは人格破綻者である」「作家は不幸であるべき」と一方的な妄想を僕に押し付け、嫌がらせをはじめる。ストーカー行為、誹謗中傷の手紙、最悪の贈り物。やがて不幸(ミザリー)は、僕とキリカのとある「秘密」を暴き出すが──。
こわいよーーーーー!3作目でこれを出すってほんとちょうどいいのかも。今後澤村先生の本読む時は毎回思い出してしまうよ………自分のレビューも振り返ったよ……しかし他社作品のダイマすぎて笑ってしまった。いいのか講談社!ある意味お仕事小説なのかもしれない……真梨先生も書いてたし、素人読者レビューってやっぱりみんな見てるのかな……
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いや〜、面白かった!じゃなくて、怖かった!
だって私も『ぼぎわん』レビュー書いたし!「後半は普通のホラー」って書いちゃったし!(でも⭐︎4だし、「最高に怖かった」とも書いてますよ?←必死に言い訳)。
書けば書くほどネタバレになる、レビューが書けないタイプの作品である。まあ、障りにならない程度に書くと主人公「僕」=香川隼樹=澤村伊智が『ぼぎわんが、来る』で日本ホラー小説大賞大賞を受賞するところから始まる私小説(ドキュメント?)ホラーなのだ。受賞から改稿・校正・出版へのスケジュール、錚々たる大作家陣(着物に黒手袋って京極夏彦でしょ笑)が顔を揃える授賞式などなど、おそらく澤村さんがまんま体験したことだろう。そんないわば人生が一変した香川にはいいことばかりではなく、ともに小説を書いてきた友人副島から妬まれ、嫌がらせを受けるように。唯花と離婚後、現在の妻霧香がそばにいて執筆を励ましてくれたからこその今がある。香川は霧香にまで害が及ぶことを懸念するのだが……という話なんだけど、第一章の最後でドンと衝撃の真実を突きつけてくる展開は澤村ホラーあるあるだ。
ここまでくるともう読むのをやめられない。ほぼ二日で読んでしまった。時間があれば一気読みも可能だろう。
第二章は妻の霧香側から描く夫香川との日々。第三章は友人梶山から見た香川のこと。⭐︎一つマイナスなのは結末が後味悪すぎたので。ホラーとしては十分アリなんだけども。
作家が少なからず苦労して生み出したものを(私も含め)読者はわりと軽い気持ちで大上段から偉そうに貶すこともあるのだが、そんな読者を恐怖のドン底に叩きつける作品である。
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図書館本。
ぼぎわん、ずうのめと怪異系のホラーが続きさて今回はどんな怪異かと思ったら・・・
いやあこれは怖い。
正直この怖さはぼぎわんやずうのめをはるかに超えているんじゃなかろうか。
まあ、ぼぎわんもずうのめも怪異事態が怖いよりもそこに関わる人間が怖かったんだけどね。
これはもうその人間が主役。
人間怖い。
しかも作者やその周りの人間に起こったことというか起こしたことというか、ノンフィクションのような体のフィクションなのでさらに怖いわ。
というかフィクションだよね?
小説なんだよね?
そうだよね?
ね?
ーーーーーーーーーー
というかこんな作品描かれたら感想は褒めるしかないじゃないか(T_T)
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私はホラーが好きです。特に日本映画のホラー。
この作品は映像化してくれたら面白いだろうなーと思いながら読んでました。
「ぼぎわんが、来る」でホラー大賞を受賞した著者・澤村伊智さんが主役。
読み進めていくと、あれ?これ本当の話?…どんどん雲行きが怪しくなっていくんですけどー!怖いながらもページを繰る手が止まりませんでした。
表題のキリカは澤村さんの奥様のお名前だそうで。(作中でってことでいいんですよね?)
なんかリアルなのか創造なのかわからなくなってきて怖い。
そして人間がやっぱり一番怖い。
私、とっても怖がらせていただいたので、お願いですから殺しにこないでくださいね。
いやー…レビュー書きにくいです笑
次の作品も期待してます!
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こわいこわいこわいこわいこわいこわい
もう、うっかり本の感想なんて書けないよぉぉ
ぼきわんもずうのめもこわかったけど、これがいちばんこわいよぉ
あ。ずうのめが第30回山本周五郎賞候補作品に選ばれてめでたい(おずおず
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ホラー小説のモキュメンタリーは三津田信三が手掛けた印象が強く、それを超えるのはなかなか難しいと思っていたけれど、こっちか!という思い切った方向からの作品で驚かされました。
ネタのひとつひとつに新鮮味はなくても、それを組み合わせることで新たな(そしてとっても怖い)ホラー作品の出来上がり。
それにしても「ぼぎわん」の時も感じましたが、この作者の「今」を作品に練りこむ力は相当なものだと思います。
文化というより時代の(嫌な)空気を実に巧みに作品に絡めて来る。
次作はどんな澤村的恐怖が繰り出されるのか…怖い限りです。