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サロメ みんなのレビュー

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みんなのレビュー149件

みんなの評価3.9

評価内訳

149 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍

サロメ

2017/09/24 16:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おじ屋 - この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙の絵から広がるサロメの世界。
その無限に広がるワイルドの戯曲の裏側にこんなにも複雑で奥深い人間模様が隠されていたなんて。
メイベルの女としての醜さが、サロメにどんどん近づいて行くようでそら恐ろしい気持ちになる。
あなたの口に口づけしたよ、ヨカナーン
という言葉がまた違う奥行きを持って私の心に迫ってきた。

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紙の本

幻想と頽廃

2017/06/14 15:22

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ビアズリーが夭折した画家、オスカー・ワイルドが名声を得ながらも男色罪で投獄され、転落の人生を送ったのも知っていた。しかし、ビアズリーの姉の存在は知らなかった。
プロローグとエピローグは不要と感じさせるほど、あやしくも美しい、芸術にとらわれた青年とその青年を愛し独占しようとする姉の姿がさながら縦糸と横糸のように織り上げられていく。
さながら、ビアズリーの絵のように。

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紙の本

これを待っていた! 淫ら、耽美、退廃。

2017/05/24 23:39

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

美術シリーズの最新作は、挿絵画家のビアズリーと姉のメイビルを
軸にしつつ、ついに文学界の大物を巻き込みました。
オスカー・ワイルドです。

画家と文学者や詩人との交流は、印象派などを扱った作品でも
登場しましたが、これほどまでに真正面で書いた作品は
シリーズ初となります。いつかこんな話を作りたかったという
原田さんの声が聞こえてきそうでした。

小説が好きな人は、美術作品も好きな場合が多いことは、
皆さんの書評を読んでいれば分かります。
だからこそこの作品は、妖しげな光にあふれた夢の饗宴とも
言えるでしょう。

表紙の絵は、英語版サロメの挿絵です。
サロメは、聖書の中の福音書マタイ伝を元にしています。
マタイ伝はこんな話です。

> 領主ヘロデは兄弟の妻ヘロデヤを奪います。
> それに異を唱えた預言者ヨハネを、ヘロデは獄に入れて
> しまいました。
> ヘロデの誕生日の祝いにヘロデヤの娘が舞い、願うものは
> 何でも与えようという言葉にこう答えます。
> 「バプテスマ(洗礼者)ヨハネの首を盆に載せて、ここに
> 持ってきていただきとうございます」
> 望みは叶えられ、娘は届けられた首を母のところに
> 持っていくのです。

この短い話がユダヤ古代誌に組み入れられた時、
ユダヤ人著者の手によってヘロデ大王、不倫相手ヘロディア、
前夫との娘サロメとして名前と物語性を与えられるのです。
そしてマタイ伝の禁断の箇所は、ワイルドにより退廃的な
舞台劇となって甦ったのでした。

サロメの戯曲はフランス語で書かれ発行された後に英訳されます。
翻訳者はワイルドの愛人の侯爵アルフレッド・ダグラスです。
当初はイギリスでサラ・ベルナール(ミュシャのパトロンとなっていた
女優です)主演により上演が計画されましたが中止に追い込まれ、
ワイルドが生きている間の上演は叶いませんでした。
そして、その英訳版に挿絵を描いたのがビアズリーなのです。

ここまで書いたことは事実です。
ところがこれらを結び付ける運命の糸は、実は分からないことが
多いようなのです。そもそも無名のビアズリーが、なぜサロメ発行時の
挿絵に抜擢されたのか、接点はどこにあったのかなどは
不明確なのです。

それをドラマチックな語り口で結び付け、起伏に富んだ物語に仕上げた
この作品は、とても自然な展開ですし、サロメという禁断の話に
なぞらえたおぞましくも美しい一篇に仕上がっているのです。

あまりにも話が出来過ぎているので、エピローグとプロローグでこの話は
フィクションですよという演出がなされています。
小説としては完全に無駄な部分で、わたしなどは興ざめして
しまいましたが、そうでもしないと本気にして噛みついてくる輩が
いるのかもしれません。

原田マハさんの最近の美術シリーズは、現代と絵画の時代を
行き来する作りになっていることが多いのですが、もしそんな理由で
あれば残念な限りです。
まあそれだけ、迫力があるということなのですが。

原田マハさんの稀代のストーリー・テラーぶりを存分に味わいました。
抜群に面白かったです。

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電子書籍

夭折の天才画家の生涯

2017/05/20 20:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

19世紀末のロンドン。オスカー・ワイルドと天才画家オーブリー・ビアズリー、オーブリーの姉メイベルを始め、彼らを取り巻く人々の姿がいきいきと描かれてます。
妻子がありながら男色家であったことも有名。ワイルドの恋人も登場します。
作中で「白薔薇の貴公子」とメイベルに表現されてる侯爵家の子息。ちょっと意地悪くて残念キャラです。
メイベルの浅知恵で姉弟で破滅へと向かってしまう。そんな結末も19世紀末の英国にふさわしい。
退廃的で妖艶で美しい、ほのかに苦みのあるお話でした。
一気に読める。

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紙の本

19世紀末ロンドン

2017/05/20 20:44

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

新しく発見された絵から19世紀末のロンドンへ思いを馳せます。
オスカー・ワイルドと画家オーブリー・ビアズリーの出会いから深い関係を築き別れるまで。
ワイルドの異端めいた作品、ビアズリーの妖艶な挿絵。ワイルド文学と言えばこの挿絵、と言っても過言ではないくらい。
しかし画家の事は何も知らなかったなぁ、と思い至りました。
ヴィクトリア朝の息苦しさ、産業革命後のエネルギーと退廃、そういった時代に現れた天才たちの愛憎が鮮やかに描かれてます。

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紙の本

世界に入り込む

2017/05/05 03:28

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こいろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ググッと入り込んでしまう世界観。
主役はいったい誰なのか。原田マハさんの世界観にまたまたはまった本です。
芸術が好きな方にはおすすめです。

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2016/12/27 18:10

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2017/02/23 09:40

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2017/07/05 18:18

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2017/01/17 11:53

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2017/03/03 01:15

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2017/02/04 13:51

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2017/01/21 09:57

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2017/01/29 22:45

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2017/01/22 19:36

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