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ながいかみのラプンツェル グリム童話 みんなのレビュー
- グリム (原作), グリム (原作), フェリクス・ホフマン (え), せた ていじ (やく)
- 税込価格:1,430円(13pt)
- 出版社:福音館書店
- 発売日:1970/04/03
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絵本
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紙の本
隠さないグリムの世界観。
2011/03/15 16:19
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:真愛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ディズにー映画『塔の上のラプンツェル』の公開を機に朧げな記憶しか無いラプンツェルを読み返してみました。テレビの予告等で観る美しい世界を想像して持っている絵本の表紙を見るとそれだけで全く違う話の様な気がしました。
案の定美しい長い髪をたゆたわせ塔から出た世界に歓喜する。。そんな描写はありません。そこはグリム童話特有の残酷さ後味の悪いハッピーエンドが広がっていました。
初めは[ラプンツェル]って今で言うレタスの事なんだ、へぇ〜、と思っていましたが魔女の育てたレタス(ラプンツェル)が引き金で始まるとは思いませんでした。最近類を見ない極悪魔女。その魔女がレタスを食べた夫婦に身ごもった子どもを産まれるや否やレタスを盗んだ代わりに有無を言わさずかっさらって行きます。その子をラプンツェルと名付け大切に育て、12歳になると塔の一番上に住まわせ一切外と関係を絶たせます。魔女はラプンツェルの長い髪を使いラプンツェルの元へ行き来をする。そんな折り通りかかった王子様がラプンツェルの歌声に魅了され密会を繰り返します。勿論魔女にバレない様に。しかしポロッと口に出してしまったラプンツェルによってラプンツェルも王子も魔女の怒りに触れ大変なことになります。だけど何とか奇跡の様に助かる二人。童話らしい、とその時やっと感じました。幾年も掛け魔女にもしっぺ返しがきます。
最近の絵本では読む事の無い言葉のチョイス、描写。この本が今では購入出来ない訳がわかりますが逆にグリム童話本来の姿を見た気がしました。情け容赦ないストーリー展開に大人のわたしでさえ恐怖を感じます。しかし無闇にオブラートに包むぼんやりした物より刺激があり幼い頃読んでもらったり読んだりした懐かしさを覚えました。時にはこの様なむき出しの表現がされた本があっても良いのかもしれません。
紙の本
グリムらしい
2020/11/26 18:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
限定復刊されたのを知らず、なかなか手に入らず、やっと購入できました。色々な挿絵で出版されている有名なお話ですが、この絵本はグリムらしい暗さが濃い感じです。ホフマンの絵が、独特の世界観を築いていて興味深くよみました。子どもの時にであっていたら、怖かったかも。
紙の本
聞いたような聞いたことないような
2016/04/25 20:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:honyomi - この投稿者のレビュー一覧を見る
グリム童話らしいので、それなりに有名なお話かもしれません。
自分も塔から髪の毛を垂らすくだりは聞いたことがあるような気がするのですが、
それ以外は初めて読んだ気がします。
ストーリーは読んでもらうとして、簡単に言うと、
不幸な生い立ちの少女が幸せになるお話です。
最後に「いんがおうほう」という言葉も出てきます。
悪いことはできないなと思わされます。
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