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クラウドガール

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みんなのレビュー2件

みんなの評価4.0

評価内訳

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2 件中 1 件~ 2 件を表示

2017/01/06 20:45

投稿元:ブクログ

(連載終了時の感想)
 朝日新聞朝刊で連載中の『クラウドガール』が12月30日で完結しました。
 二人の若い女性の姉妹が交互に語り手となる記述法。
 同じ日常を別々の語り手が語るという面白い趣向。
 母親の死の真相はどうだったかというミステリー的な要素もあり、面白かった。
     
 著者の金原さんは二人の娘とフランス在住ということです。
「クラウドガール」の主人公姉妹の母親は作家で、父親はフランス在住?ということで、著者の家族関係も設定に生かされているようです。
 主人公の姉妹は、姉は優等生タイプで妹は奔放な性生活を送るヤンキー風。
 その妹の交際相手は、浮気性の軽い男。
 まあ妹チームは私とは相容れないコンビです。
 しかし浮気性ということは、人当たりも良く誰とも仲良くなれるということ。
 姉が付き合い始めた真面目な青年とも気軽に会話して仲良くなれるという特長を持っています。
 そうなんですよねえ。真面目だけが取り得の石部金吉の私には絶対にできない芸当。
 糞真面目な私とこの浮気性の二人と比べれば、人当たりがいいのは断然浮気性の二人です。
 人間と付き合うには真面目だけでは駄目で、ある種の浮気性だとか軽さだとかも必要なのだと悔しく思いながら読みました。
    
 作者の金原ひとみさんは、数年前に舌にピアスをして蛇のような舌になったとかいう小説で芥川賞を取って話題になりました。
 金原さんは私には想像もつかない世界を知っているんでしょうね。
 いい小説を描くには、色々な世界を知っていないといけないということです。
 私のように真面目な世界に閉じ篭っていては小説が描けない、とまた自己嫌悪。
   
 ついでに、金原ひとみさんと芥川賞を同時受賞した綿矢りささんも同時期に朝日新聞夕刊で連載が始まり、終わるという面白い試み。
 わたせせいぞうの挿絵のイメージがほとんどですが、綿矢りさ「私をくいとめて」も、二組のカップルが描かれました。
 こちらの主人公カップルは平凡ですが、幸せそう。
 やはり日常生活は平凡で幸せなのが一番ですね。
   http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170105/p1

2017/01/22 10:47

投稿元:ブクログ

全く性格の異なる姉妹のお話。姉妹でも物事の捉え方や価値観が違う。共有する場合もあれば反発する場合もある。血の繋がりも大切だけど価値観が合う事は人間関係において一番重要だと改めて思う。濃密な一冊だった。

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