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【生誕百五十年、漱石をめぐる「謎」の数々】漱石没後に続出した?文豪ゆかりの品々?の真贋。大ベストセラー作家の収支決算は? 娘婿が書き綴る、文豪の素顔と文壇回想録。
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タイトルは夏目漱石関係のネタっぽいですがページ数的に半分ぐらいは、芥川や粂がいた第三次、第四次新思潮時代の青春話が含まれているので(いわゆる、『破船』事件へ至る道のような…)そっち方面に興味のある方にオススメしたい一冊でしたね。
参考に目次を引用
漱石の印税帖
漱石の万年筆
贋漱石
漱石の顔
宗教的問答
『明暗』の頃
蘆花の演説
三重吉挿話
二十代の芥川
回想の久米・菊池
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夏目漱石の長女の夫、松岡譲の随筆集。
推理小説のような展開の「漱石の万年筆」、
著者の後悔が伝わる「宗教的問答」、
鈴木三重吉のお人柄が微笑ましい「三重吉神話」、
怪文書を見たときの怒りが伝わってくる「回想の久米・菊池」がお気に入り。
めっちゃさくさく読めた。
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有名作家の娘婿としての苦労がうかがえる一冊です。筆者も作家でしたが、そうした苦労があったからこそ今ではあまり有名でないのかもしれません。