紙の本
テレビドラマで言えば拡大スペシャル
2018/05/21 21:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『蜂に魅(ひ)かれた容疑者』は、大倉崇裕の「警視庁いきもの係」シリーズの第2弾。
こんどは長篇です。
強面のもと刑事と生物の専門性は高いけど常識度は低い女性警官。
二人のとんちんかんなやりとりが笑えるのは一冊目と同じですが、登場人物が増えて話が大がかりになり、アクションシーンもあって、テレビドラマで言えば拡大スペシャルというところです。
面白かった。
よし、3冊目も読もう。
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蜂を凶器にした殺人事件が発生。スリルと抱腹の警察小説 都内近郊で、スズメバチが人を襲う事件が連続して発生。平穏な日常を脅かす小さな「兵器」に、窓際警部補・須藤友三と動物大好き新米巡査・薄圭子の「警視庁いきもの係」コンビが立ち向かう。人気シリーズ初長編。
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蜂をつかったあれこれは、すごいアイデアだと思う。実際、電車とかバスとか建物とか、閉鎖空間でスズメバチなんかがいきなり現れたら、冷静に対処できる人はほとんどいないだろう。
全体の組み立ても、文章のテンポもいいので、気持ちよく一気読みできました。
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読了 蜂に魅かれた容疑者 警視庁いきもの係 (講談社文庫) 警視庁総務部総務課動植物係の二人の初長編。鉢による連続襲撃、係り創設者鬼頭管理間狙撃事件、過激宗教集団と様々な事件に巻きこまれていく。果たして元1課の強面と動植物馬鹿新米の二人は事件を解決できるのか。
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大倉崇裕・動物シリーズ第二弾。
前作ですっかりお馴染みになった元捜査一課鬼警部補の須藤と、
総務課の人より動物を愛するオンナ・薄(うすき)の凸凹コンビ
が、カルト新興宗教と対峙する物語。今回は短編集ではなく、か
なり気合いの入った長編。モチーフとなる生物は「蜂」、それも
日本最強種と言って過言の無いオオスズメバチである。
いやぁ、おもしろいぞ、コレ。
まずすばらしいのは緩急の付け方。起こっている事件は背筋が凍
る程恐ろしく、緊迫感に溢れる内容なのだが、須藤と薄の会話が
始まった瞬間、突然始まるファニーワールド。この繰り返し、も
しかしたら苦手な人も居るとは思うのだが、緊張と緩和がバラン
スよく混在する構成はさすが。要所でフッと笑える、というのは、
個人的に良いメリハリだと思います!
動物シリーズとしながらも、内容は超一級品のミステリー&サス
ペンス。ちょっとしたアクションシーンもあり、いわゆる警察小
説が好きな人たちも抵抗なく読める気が。
そして、怪獣マニアにもオススメ。
薄が保護する動物たちは、前作も含めて全て怪獣の名前が付いて
いる!!それも、かなりマニアックな連中が(^^;)。そういうと
こもポイント。
ちなみに今回は久しぶりにBookLive!の電子書籍を購入。
1〜2日の違いでKindle版もリリースされた模様。BookLive!も
悪く無いのだけど、やっぱり小説はKindle Paperwhiteで読む方が
良い感じかも。シリーズ次作はkindleで読もう、やっぱり。
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面白かった。
須藤・薄コンビがトンチンカンな会話を重ねつつ、鋭い推理で真相に迫っていく。
あくまでも、人間より動物を優先する薄。あまりに突飛な聞き間違い、言い間違いをする薄。しかし、動物に関する半端でない知識と、その知識の上に成り立つ推理力を持つ。このアンバランスさに対する常識を備えつつ、それなりに薄を評価する須藤。
本作は蜂がキーではあるが、最後にどんでん返しが用意されている。
テンポが良くて、妙な会話に引き込まれ、気が付いたら一気読み。
人のいい若手刑事、田之倉は、今後も登場するのだろうか。
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お嬢ちゃんは相変わらずで、まぁそういった意味でお嬢ちゃん。
田之倉ちゃん、次作でも登場するのかしら?入院キャラじゃなく普通に活躍して愛らしさを存分に発揮して欲しい。
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今回は長編。対象は蜂。蜂だけでこんなに話が盛り上げられるのがすごい。動物だけでなく植物にも詳しい薄。人間<動物っていう考え方が面白い。着眼点が人と違うんだろうな。読み応えありました。次巻も楽しみー。
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長編になっても、要所要所で軽快な掛け合いが見られるので、テンポ感は失われず。蜂を使った犯罪に、蜂と人間それぞれの観点から迫っていくコンビプレイが巧くハマってました。
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ミステリィとして読むのも悪くないが,警察組織にあって異端の動植物管理係が本質を突くカタルシスが個人的な読みどころ.
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蜂が関わる事件が連続。その真相は?
面白かった~長編もいいですね!
蜂は下手に逃げるとやばいのは分かっているがつい逃げてしまうのが人情。怖い。
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今回は長編だった。
モデルとなってるのはきっと地下鉄サリン事件と警察庁長官狙撃事件。
蜂が1匹いるだけで、みんなパニックになるからなあ…。
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警視庁総務部総務課は逮捕や事故などで面倒を見ることができなくなったペットを保護する部署で,課長の須藤(生死を彷徨う大怪我から復帰リハビリ中)と新米巡査・薄圭子(動植物の生態に詳しいが非常識)の2人だけが配属されている。2017年にはテレビドラマ化も。本作は長編,意外な場所に突如現れた蜂に刺される事故が頻発,凶悪な新興宗教団体による警察へのテロリズムとの関連は?
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警視庁いきもの係シリーズ第2弾は、地下鉄サリン事件や警察庁長官狙撃事件を彷彿とさせる事件を描いた長編。
ただし、列車内で放つのは化学物質ではなく蜂!
山で蜂に襲われた男性、高速道路を走行中に車内に投げ込まれた蜂が原因で自動車事故で亡くなった男性、銃撃された警視庁の管理官、全ての事案が繋がるとき、事件はテロの様相を呈する。
今回は長編だけあって、なかなかの読み応え。それでいて、須藤警部補と薄巡査の掛け合いも健在で、蜂を始めとする動物の蘊蓄も楽しめる。さらに、今回は所轄の若き刑事・田野倉巡査部長が登場し、新たなメンバー誕生の期待も。
通勤ラッシュの車内でスズメバチが放たれたら、確かに大パニックが起こり、確かに怖い・・・目の付け所もなかなかの作品でした。
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スズメバチ、聞いただけでゾットするわ。
あの大きい蜂がブンブン飛んでいるだけでも怖いのに、それを使うなんて、悪質。
薄圭子のマイペースさが可愛い。