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ゴダード渾身の歴史ミステリ三部作、いよいよ開幕! 1919年春。第一次大戦後のパリで英国のベテラン外交官が謎の死を遂げ、息子であるマックスが真相究明に乗り出す。父の密かな計略を知った彼は、やがて、英・独・露・米の入り乱れる諜報戦に身を投じることに。
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1919年春。第一次世界大戦後のパリ、講和条約締結の国際会議が行われている中、英国のベテラン外交官が謎の死を遂げる。父の死の原因に疑問をもった次男が真相究明にのりだし、国際諜報戦に巻き込まれる。
感想は下巻で。
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★3.5
ちょっと不思議な感じがするスリラー小説。なにがどう不思議なのか、自分でもわからないのだけど、他のスリラーとはなんか違うんだよね。イギリス貴族の坊ちゃんだから?でもそういう設定は、少なくないと思うんだけどね。
とはいえ、話は悪くはありません。上巻では話のとっかかり。下巻で、物語が進むと思います。
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第一次世界大戦後、講和条約締結の協議を行っているなか、イギリスの外交官が死亡した。
事故死といわれたが、彼の息子は真相究明にのりだす。
貴族の次男坊で、もと陸軍パイロットという経歴が生きてます。でもって、ジェイムズ・マクステッドで、マックスと呼ばれてるっていうのも、上手い。
あと周りのキャラもしぶいです。
さすが、ゴダード。
で、死の真相を知る過程で、マックスはドイツの伝説的スパイの存在を知るのだが…。
この辺から、話は急展開ですよ。
1919年三部作ってなっていたので、続くんだろうと思ってはいたけれど、こういう展開になろうとは。
とはいえ、こうもっていきたい、っていうのがちょっと無理矢理かなって思わないでもない。
まぁ、話の本筋かと思っていたことが、実は添え物だったってことはあることではあるのだけど。それはそれで、もうちょっとコントラストが欲しかったような。
ともあれ、次作が楽しみ。
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第一次世界大戦後の1919年の欧州が舞台。英国の元外交官のサー・ヘンリー・マクステッドがパリで死亡した。警察の見分の結果は屋根からの転落死(事故)であるが、不審な点が多く、息子のマックスは殺人事件と確信して調査をする。サー・ヘンリーの愛人の存在やスパイらしき人々がひしめき合って、サスペンス模様が強くなる。登場人物が多いので、読むのに苦労するかと思ったが、登場する場面ごとではそれほど登場人物は多くないので混乱せずに読めた。下巻ではおそらくサー・ヘンリーの殺害理由だとか犯人が暴かれるのだろう。上巻では、ミステリの舞台が整った。