紙の本
深いメッセージ性
2019/02/05 19:18
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投稿者:ウッドチャック - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供に読みましたが、奥深くのメッセージが、大人向けでもある作品でした。
セリフ調なので、読み聞かせするのが少し難しかったです。
紙の本
みんなちがってみんないい
2017/05/25 19:43
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投稿者:みみー - この投稿者のレビュー一覧を見る
赤のラベルの中身が青だったら…。
周りも本人も、違和感を感じながら暮らしてる。
どんな風に受け止めればいいのかな?
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レッドはあかいクレヨンです。ところが、あかくぬるのがとくいではありません。イチゴもおひさまもみんなあおくなってしまうのです。ともだちがしんぱいして、いろいろきょうりょくしてくれますが…。
レッドがあかいいろをかけないわけ、よんでる子にはすぐにわかります。はやくきづけばいいのに、とハラハラしながらよみすすめると、そう、ちゃんとレッドがじぶんらしくなれるときがおとずれます! 色がきれいで満足感たっぷりのラストがすてきな絵本です。
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LGBTQの本棚から
第25回 「じぶんのいろ」
今回紹介するのは『RED あかくてあおいクレヨンのはなし』(マイケル・ホール)です。
この本はLGBTQの子向けの "絵本" です。
2016年アメリカ図書館協会のレインボーリスト(LGBTQの青少年向けの本対象)にも選ばれました。
なんとなく周りと自分の違いに気づきはじめるのが5歳くらいだとすると、まだ大人向けの本は難しかったりします。
でもこれなら使えます。
これは
「赤い包装紙の青いクレヨンのお話」
です。
つまり、見た目と中身が違うんです。
赤い包装紙だから赤でしょ!
と周りは悪気なく赤い色の絵を描かせますが、本当は青色なのでうまくいきません。
そんなとき、本当は青色だと気づいた他のクレヨンが、青い絵を描くようにいいます。
本人も不思議に思いながら青いものの絵を描くと、あら不思議!
簡単に描けてしまうではないですか?!
そこで赤い包装紙のクレヨンは
「自分は本当は青いクレヨンだったんだ!」
と気づきます。
絵本は文字数が少ないし、LGBTQを表現するのは難しいかと思っていたのですが、読んで驚きました。
・周りの人の悪意のない言葉やお節介に悩んだりふりまわされること
・本人の自覚しないうちにボロボロになっていくこと
などが、少ない文字と豊かな絵で当事者の抱える問題を簡単に教えてくれるんです。
そして、このお話はLGBTQのことを描いているのですが、それ以外の、さまざまなタイプの子どもたちにも当てはまるのではないでしょうか?
青いクレヨンなのにも関わらず、赤を塗れ、といわれている子どもたちに……。
なので、この絵本は小学校にぜひいれて、読み聞かせしてもらいたいと思います。
できれば道徳の時間(今もあるんでしょうか?)や、読み聞かせの最後にみんなで本の内容について少し考える時間をとってもらえるといいと思います。
小さいころに教わったことって意外と心に残っていて、大人になってもかわらないものです。
この本を通して「自分らしく生きること」を知ってほしいし、「自分らしく生きている人を否定しない」ということを忘れないでいてくれるといいですね
みんながそういう気持ちでいれば、LGBTQも他の人も生きやすい社会になるはずなんです。
最後に
絵本ですが、絵本だからこそのシンプルさが逆に大人にもいいのかもしれないなと思います。
色々考えてがんじがらめになっている大人にもぜひオススメしたい一冊です!
2017年10月30日
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見た目と中身の違いの葛藤をクレヨンの色とラベルで表しているのが、シンプルだけどとっても分かりやすくて目からウロコでした。
ラベルはレッド、だけどどんなに本人が努力しても、周りのクレヨン達が励ましても、青い色しか描けないクレヨン。
クレヨンだったらすぐに分かるよね!
ラベルが間違ってる!あなたは青だよ!って。
だけどこれが人になると急に分からなくなるんだよね。
赤いラベルなんだから頑張って赤にならなきゃ!!
これは辛い。
だって青なんだもん。
作中でも最初は努力していたレッドがどんどんボロボロになっていって、描く事にも投げやりになっていく姿がとても辛かった。
人種、性別、体格、容姿など見た目で判断してしまいがちな私たち。
LGBTの人々だけでなく、幅広く読んでもらいたい絵本です。
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4分
レッドという名前に捕らわれて、
思い込みで自分が赤だと思っている
青いクレヨンのレッド
自分が青だと気づくまではどんなに
がんばっても報われないまま
新しい友達がさせてくれた
新しいチャレンジで、自分が
青だと気づいていきいきとしだす
ラベルの向こう側の本当の姿を
見ることの大切さを教えてくれる
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国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→
https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11382891
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先入観での分類を信じ過ぎてはいけないっていう話。
設定が面白い。
周りが無責任に非難したり称賛したりしてるのも現実感があって良かった。
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レッドは上手く赤色で絵が描けません
赤色のクレヨンなのに
周りのクレヨンは、レッドがどうしたら上手く赤が出せるようになるのかアドバイスします
全然上手くいきません
ある日新しいお友達がやってきて海を描いてほしいといいます
レッドは上手に海を描くことができました
レッドは青だったのです
その子の個性を大事にしたいお話
読み聞かせ時間は5分くらい
作者の後書きを入れると7分弱になります
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我が子への読み聞かせ用に購入。みんな良い人(クレヨン)なんだよね。みんな良かれと思っている。誰も悪くない。クレヨンという抽象的な描写が良い。
本当の自分は何者なのか。気付いた時世界は広がるよね。
REDを抱きしめてあげたいなと思う。
子供には押し付けじゃなく、寄り添える人に育って欲しい。
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本当は青いクレヨンなのに赤いラベルをはられた「レッド」。自分でも本当の姿に気付かずにラベル通りにできないことに苦しむ。まわりもラベルを見てるからレッドがラベルに近づけるようにいろいろ言う。でもひとりの友だちが気づかせてくれた。そのままの自分が本当の自分だってことに。自分はラベルの赤じゃなくて本来は青だってこと。ラベルじゃない。その人自身を見ること知ること受け止めること。色が違うかもしれないしそもそもクレヨンじゃないこともあるからね。狭い狭いラベルから自由になる。
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「レッドはあかくてあおいクレヨンのはなしです。これはあなたの物語です。だれもが本当の自分の色を探しています。あなたの色は何色ですか?ありのままで輝くために、子どもにも大人にも読んでほしい絵本。」