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楽しめた!
2022/03/13 06:18
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Angel - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、読者の年齢で目線が違えて、きっといろんな捉え方が出来るのだろうと思った。私はもうよい歳なので、大人の目線になってしまうけど、高校生くらいの頃に読んでいたらどんな風に感じていたのだろうと思う。考え深い作品だった。
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今回は前置きが長く、どんな展開になっていくのだろう!?と期待しながらちょうど6日間かけて読みました。
いつも思う、高校時代に出会いたかった!
当時の第一志望大学がどこだったかも思い出せないし、大して行きたいと思ってたわけじゃないんですよね。勉強よりも仕事が向いてるタイプです。
でも今でもやりたいことや夢が特にないし、恋に対しても何に対しても、そんなに情熱が持てない自分は、若い時にこの本を読んでもLadybirdのような大人にはなれなかったかも。
自分というよりは若い男の子に読んで欲しいですね。
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喜多川さんの作品はどれも、生きる姿勢とか心の持ちようとか、根っこに共通したテーマがあると思うのですが、毎回違った設定で、違った角度から納得させてもらってる気がします。ただこれまで、主にこれからの若い人に向けた作品が多かったので、この作品のタイトルを見た時にもそのつもりで安心して、ある意味油断して読み始めたのですが、主人公と同じように途中で大きな勘違いであったことに気づかされ、おいおい、自分もまだまだ幼虫じゃないかと、ガツンと頭をひっぱたかれた感じがありました。これからさらに蛹になり、成虫になるには自分の中でどんな変化が必要なのか。何を始めればいいのか。新しい課題に直面し、読了してから考えることの多い毎日です。
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待ちに待った喜多川泰さんの新作。
今回は、会社やチーム、組織に所属する個人の意識の持ち方にも通じる内容が書かれていて、高校3年生という多感な時期の主人公が、かっこいい大人たちと出会い成長していく。
一人では到底動かすことができないような重い荷物でも、何人か集まって力を合わせれば、短時間でそれをいくつも動かすことができる。
そのことに気づいたある高校生は、その場にいた7人の同級生に声をかけ、秘密結社Ladybirdを結成する。
その秘密結社の目的は、7人の力を合わせて、一人一人では決してたどり着けないような目標にでも手が届くものにして、自分の本当の目標を達成しようというもの。
ただ、一人でも頑張れば動かせるようなものをみんなで持ち上げても意味がない、だれか一人が頑張って、それにぶら下がって自分も甘い汁を吸おうという馴れ合いの弱い集団ではなく、一人一人が最大限に努力して自分を磨き、自分だけでも他の人より重い荷物が持てるようになった7人が力を合わせて、さらに大きな荷物を持ち上げる強い集団を目指さないといけない。
そのためには、一人一人が他人との約束を守るように、自分との約束を守ることが必要になる。
これはすごく難しいことで、他人との約束をしっかり守っている人でも、自分との約束を守り続けられる人はなかなかいない。
そんな強い意思を一日一日と継続させていけば、それだけでも周りの人がたどり着くさらに上の目標を達成できる。
秘密結社Ladybirdが結成されてから30年後、主人公となる高校生が、偶然にも秘密を知ることとなる。
これまで喜多川泰さんの講演会や著書に触れ、多くのことで影響されてきたけど、今回の作品には、これまで喜多川さんが話されてきた内容がいくつも散りばめられていて、多くの場面で自分の成長につながるような言葉があった。
まずは自分が押しも押されぬ人材に成長し、そんな人材が集まった集団で、もっと大きな事を成し遂げる!
そんな未来にわくわくしてしまう一冊でした。
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また喜多川文学に素晴らしい一冊が加わりました。
悩める高校生・颯汰は、多くの大人達の実像です。縁ある出会いから、様々な学びと気づきを得て、本気になって行きます。一方、秘密結社Ladybirdの人達のように、本気で生きてきた大人達もいます。きっと我々大人は、割合こそ異なりますが、この両者の要素を合わせ持っているような気がします。
人生の折り返し地点と言うのもキーワードになりますが、私はどちらかと言うと、アラウンド折り返し地点世代です。もしかすると喜多川さん自身も、そんな節目を自覚しての執筆かもしれません。ただ、気づくのが遅かった...と諦めるのではなく、今からでも本気の割合を引き上げたいと痛感しました。
どこか9年前に読ませて貰った「君と会えたから・・・」の雰囲気を感じます。喜多川さんの本は全て読んでいますが、絶対にハズレが出ません。喜多川さん、今回も魂が揺さぶられる一冊をありがとうございます。
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本屋でパラっと捲ったページに書かれていた「自由に羽ばたいて生きたいと願うすべての人たちに捧ぐ」という言葉を見て、即購入。
めちゃくちゃ良いお話でした。
私は本の中で良いなと思った言葉とか好きな言葉をアプリに記録しているのですが、この小説は記録したいことが多過ぎて困りました。笑
下手な自己啓発本よりも、よっぽど説得力がありました。小説だからストーリー性があって入り込みやすい。
私が毎朝購読しているメルマガのテーマと通ずるものがあって、今の自分に必要な本だと感じました。
生きて行く上でとても大切なことを、この小説は教えてくれます。
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やっぱり喜多川作品はいい。ここ最近、喜多川先生が講演会などで話していた内容がそのまま本になった感じだった。
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いつ読んでもいいな、喜多川さんの本は。
今の努力にふさわしい自分になる^_^
いいよな、こんな考え方ができるようになりたいものだ。
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喜多川泰さんの本は今回もウンウン、わかるわかる、と心の中で頷きながら読める面白い内容でした。うまくいかない、他人はできるのに自分はできない、という思いは結構たくさんの人がしている気がしますが、そういう人物を主人公にしたお話に共感できるところが多々…The Dayと重なる内容もあり、あっという間に読めました
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喜多川氏の本はいつも心に火を灯してくれるような話で、今回の物語も心に響きました。元気が出ない時、やる気が出ない時、人生に迷っている時に読むとぐっと背中を押してくれ、新しい視点を教えてくれます。
自分との約束とふさわしい人になること…。
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本の感想を書くのに読み終わったそのままの気持ちで書く鮮度のある言葉もいいけど、少し時間が経って再考してから言葉と向き合うのもなかなかいいものだなと。
「将来何になりたい?」
幼少期に受けた質問の本質は何の職業に就きたいかだ。
僕はこの質問には何も答えられない子供で、悩んだ時期もあった。
でもこんな人になりたいという願望は常にあった。
「かっこいい人」だ。
スポーツ万能
博学
明朗快活
じぇんとるまん
そんなかっこいい人を目指して何かに励んで来た。
そんな気がする。
そんな憧れた大人達が少なからずこの本の中にいた。
僕の好きな本の中に。
どんな人になりたいのか。
今も昔も単純にそれだけだったのかもしれない。
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【どんな未来を創るかは自分自身の想いから】
勉強も部活も恋も、本氣を出さず何もかも中途半端な18歳の少年がある日出会ったのは、鳥肌が立つくらい、本氣になって“今”を生きている大人たちでした。
主人公は誰もが羨むような水泳のセンスを持ちながら、ライバルに本気で挑んで負けるのが怖く、早々に水泳を辞めて「書道部」に所属しながらダラダラした受験生活を送っていました。受験勉強にも熱が入らずに過ごしていた夏休みのある日、彼は熱中症になって道端で倒れて気を失ってしまいます。彼が目を覚ますと、そこは彼の父親がお気に入りの映画『Ladybird』に出てくるバーでした。偶然とは思えないキラキラと輝くように生きている大人たちとの出会いが、彼を少しずつ変えていったのでした。
「夢を叶えるためには?」
「自分との約束を守れる強い心を育むには?」
「本氣とは何か?」
「40歳までの生き方と40歳からの生き方は違う?」
☆
あまり書くとネタバレになってしまうので控えますが、10代の若者たちはもちろん、40代、50代の方にも是非読んで欲しい一冊です。
10代、20代の人には未来への希望の種となり、
40代、50代の人には「未来のためにどんな種を遺すか?」を問いかけてくれることでしょう。
私自身もこの10年の想いが深まり、「三代先の子どもたちに遺したいこと」を改めて考えるきっかけとなりました。
未来を創るのは他でもない自分自身です。是非、光り輝く未来を共に創っていくため、たくさんの方に読んでいただければ嬉しいです。
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久々に喜多川さんの本を読んでみたけど、やっぱりいいですね。
48才のいま、当時の自分を思い返してみると、この青年と同じようだった。違ったのは、本気になり一生懸命にやることを知るのが会社員になるまで気付かなかったことか。
若いときは、粋がっていたり、考え方が固執しているから気付かないことが多いと思う・・我が家の娘も来年、大学受験をするであろう・・少し早いが、そんな彼女へのクリスマスプレゼントはこの本を贈ろう。
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物語自体は何か事件が起きるわけでもなく、1968年頃に生まれた同じ市内だけど別々の中学の子供たちが読書感想文のコンクールで6人が集まり、全員が現在なんらかの成功を収めた話。結局、主人公の父も同世代であり、メンバーの一人である女優と同じ中学だったが、ドラマティックなどんでん返し的なものはなかった。アイデアとしては面白い小説。
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自分自身との約束を守る!とても難しいし出来ていない。そして一定の年齢になったらお返しの人生を生きる。これも出来ていない、というか忘れている。いつのまにか自分だけの人生になってしまっている。
この本はそういう意味で良い刺激になった!