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紙の本
エピローグ
2017/07/13 23:12
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
埼玉県浦和市で不動産業の夫婦が殺され、現金が奪われる。逮捕された青年は、鳴海刑事の強引な取り調べで自供。死刑判決を受ける。しかも獄中で自死。が、その後、冤罪と判明。鳴海とともに取り調べに当たった渡瀬は…どんでん返しの帝王と呼ばれる中山七里氏だけに、物語は四半世紀にわたって二転三転。息もつかっせぬとは、まさに本作と言っていい。死刑制度、ひいては司法、さらには警察の在り方まで考えさせられる佳作である。とんでもない取り調べは、昭和59年という時代設定を考慮すれば頷けるし、著者の狙いは前述の司法制度、つまり表題のテミスの剣なのだから、深く考える必要はないだろう。とりわけてエピローグが良い。大概は、本編の補充のように使われるエピローグだが、これは例外。
紙の本
やばい!
2023/02/06 09:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちょびリッチ君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
すごく重い内容でした。
検察、裁判所まで巻き込んでのサスペンス。
渡瀬刑事の正義はすごくかっこいい!
もっと先生の作品を読んでみたいと思いましたね。
紙の本
冤罪
2022/10/21 16:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:どらやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
被害者家族、冤罪で息子を失った夫婦。 それぞれが、理不尽な思いで長く苦しめられる姿が苦しく辛くなります。 渡瀬刑事の誓いは素晴らしいですが、誰も遺族の気持ちは癒せないと深く感じました。 エピローグは、爽やかで希望が見えたのでホッとします。
紙の本
冤罪を暴く
2022/08/20 22:28
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投稿者:lucky077 - この投稿者のレビュー一覧を見る
他の作品でもたまに登場する刑事の鬼、渡瀬警部が警察、検察の闇を暴き、自分は正義を貫くためにどうするかを身につける(心情にする)までを描いてます。読み出したら止まらなかったです。
紙の本
冤罪をテーマにした渾身の一冊
2022/01/14 21:23
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
渡瀬警部が過去に関わった冤罪事件。「静おばあちゃんに・・」で概略が示された事件ですね。冒頭の鳴海による取調は嫌悪感を催しますが、控訴審からは予想外の展開が続き、読書中断が難しいほどの面白さです。思うのは人が人を裁くことの難しさ。限られた証拠をもとに判断を求められ、冤罪は生まずに、でも社会の安全は実現しなければならない。さらには正義の物差しまで人其々・・。渡瀬警部と静おばあちゃんの高邁さが光るのは自身が正しいか否かを常に意識しているからでしょうか。著者の力量に脱帽の一冊です。
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正義に敬礼
2018/04/21 18:59
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投稿者:タンタン - この投稿者のレビュー一覧を見る
正義の味方とは??
検事正であっても自分の欲には勝てない!
悪事を正当化してしまう!
人間の性は恐ろしいです。
正義を貫こうとしても叩かれ、それでも自分に嘘をつかずに真実を突き詰めていく!
渡瀬刑事に敬礼!!