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ミスターミニッツっていう会社を迫さんが10年連続赤字から黒字にし、それからそのように組織をつくっていったかまで主観で書かれた作品。
おっしゃられていることはどれも本質をついていて、マネージャーとか経営層を目指す人、今経営層とかの人とか読んだほうがいい作品。
ここで印象的だったのは、
リーダーの役割。
それは、メンバー、組織が最大限の力を発揮できるようにすること。それがリーダーのもっとも大事な役割という点。これは、見逃していたし、自分の成長に焦点を当てる人ほど成長しないというジレンマがあるから、リーダーはメンバーの活躍。
組織の成果達成を純粋に目指せる人が良いのだな。
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「だから『Google本』は役に立たない」
と書いてある。ビジネス書では常識的に書かれていることと違う切り口で書かれた点がたくさんある。
会議の仕方、KPIの決め方、リーダーシップのあり方など。それは、すべての仕組みはその会社のオーダーメイドであるべきだ、との考えに基づいている。先行事例から真似するのは、具体的な施策ではなく、その仕組みを作った本質的な理由を真似なくては意味がない。
そのために現場の重要さは繰り返し説かれている。現場が最大の力を発揮できるようにするのがリーダーの仕事だ。「普通の会社」が輝くための秘訣がここにある。
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10年間ぐずぐずだったミスターミニットが29歳社長によって建て直されていくお話なんだけど、ディスカバー21から出てるということはディスカバー21的なお話になってるのかなあ…と思い読んだ。ディスカバー21だった。熱さと現場重視の姿勢がすべてという感じ。それだけじゃないでしょもっとあれこれさあ、と思うが今後に期待か。
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上から自分の意見を押し付けるのではない。
相手を尊重し、まず相手の課題を聞き、解決していく。その上で、ちょっとしたアイデアを提供してみたりするのが一番大切。
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同い年の社長の本に、刺激を受けた。現場と上層部との熱の違いを、自ら現場に足を運ぶことによってコミニケーションを図り、働きかけた迫さん。人は、どのようにしたら動くのかを考え、理論でなく感情を大切に現場改革を進めた話はとても面白かった。
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・会社のすべてを現場中心につくりなおしてきた
・必要なのはカリスマ性や強烈なキャラクターによる新しいものを「つくる」リーダーシップではなく、現場に寄り添ったいまあるものを「つくり直す」リーダーシップだ
・⭐️相手を動かせなければ戦略は実行出来ない
・現場は経営の最高の師匠
・⭐️リーダーはフォロワーがいる存在である
・リーダーはオンオフなく四六時中同じスタンスでいなければならない
・短所は直すのではなくチームで補えば良い
・「会社のために自分がすべきこと」は思いつかなくても⭐️「会社にやってほしいこと」なら誰しもが思いつく→現場のやってほしいことを集中して叶える
・いいコミュニケーションは会議室の外で生まれる→⭐️コミュニケーションのPDCAを回すことを徹底的に意識した→みんなにとってわかりやすい言葉→⭐️相手に伝わり動いてもらえるのがいいコミュニケーション
⭐️
1、いま会社はどんな状況にあるのか
2、これからどんな未来を目指そうとしているか
3、そのために明日から店舗で具体的に取り組んでほしいことは何か
4、その取り組みによってどんないいことがあるか
・⭐️あらゆる問題を個人の問題として捉えず、集団や仕組みの問題として捉える
・抜擢後の活躍を支えるにはCBRE:ケイパビリティ(能力)、オーソラティ(権限)、レスポンシビリティ(責任)、エバリュエーション(評価)
・自分が決めたという実感がモチベーションを高める→⭐️納得感は仕事を深く理解していることと決定に関与していること
・⭐️まずは重要な課題だけを徹底的に追いかける
・社員はどんなことに喜びを感じているか?どんな社風か?いま会社に何が欠けているか?
・エクセレントカンパニーの本を読むときや他社の先行事例を参考にするときに必要なのは、上澄みではなく⭐️本質を見極めその本質だけをお借りする
・ビジョン、戦略、戦術→⭐️ビジョンは会社の強みやらしさ、時代の流れ、経済性(儲かるか)の三つが重なった部分
・新サービスを成功に導く4つのポイント→思い込みを取り除く、まずは小さく試す、徹底的に改善する、オペレーションを磨き上げた上で全国展開する
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三菱商事、マザーハウスを経てミスターミニットでの社長になるまでの躍進を取り上げた話。
この人の覚悟がわかる。徹底的な現場主義。
マザーハウスでの経験が影響を受けていた。
ベンチャー企業ではカリスマ性や強烈なキャラクターによる新しいものを「つくる」リーダーシップ。それと同じくらい大事なものが現場に寄り添った、いまあるものを「作り直す」リーダーシップ
p62
リーダーにオンとオフがあってはならない。四六時中同じスタンスでいなければ、「ウソ」になってしまう。ウソは伝わってしまう。家族と話すときも友達と話すときも頭の先から爪の先まですべての言動にこめる必要がある。
p66
短所に注目するリーダーは自分も周りも疲れていく。会社としても成長できない。短所は直すのではなく、チームで補う。
現場理解がないから見下す。
見下すからマイクロマネジメントしようとする。
マイクロマネジメントするから現場のモチベーションが上がらない。
誰しもが聞いたことのあるような外資系企業の人は「ウィル(やる気)」と「スキル(能力)」が両方とも最大化されている。そうでない人は解雇される。
普通の会社にはウィルとスキルが欠けている人が沢山いる。そうした人を盛り上げ、育て、巻き込んでいく必要がある。
p90
誰にも頼らず頑張ったは最悪のリーダーシップ
仕事を手放すことがリーダーの仕事
物事に100%コミットメントすることで人は動く
p108
社会学的なマネジメントは人を怒らない。原因は人ではなく、社会にある。その社会の仕組みにある。
p137
抜擢人事を成功させるには「CARE」が大事
当人の能力に合わせてフォローアップし(Capablility)、適切かつ思い切った権限委譲を行い(Authority)、その責任を明確にした上で(Responsibility)、納得のいく評価とフィードバックが高頻度でなされる(Evaluation)こと
p191
戦略と戦術の違い
「原宿に旗艦店を開いて東京に進出する以前のユニクロと今のユニクロの経営課題が同じだと思うか?」
社長の仕事は現在の課題解決ではなく、課題を変えること
ビジョン=らしさx時代x経済性
ビジョン:どの山を登るか(大きく目指すもの)
戦略:どのルートで登るか(ビジョンを達成するための方法)
戦術:そのルートをどうやって登るか(戦略を実行するための具体的な方法)
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迫さんの企業再生の経験に基づいた組織論の本。
現場やサプライヤーとの関係づくりのコツなど実践的で参考になる。
まずは現場の要望を聞いて最優先で取り組み信頼を得る、などは気付きを得た。三枝さんのスタイルとはことなり、これも状況に応じては最適解となりうると感じた。
三枝さんはまずは合理性を説いて、理解されず抵抗する場合は排除するという姿勢。それに対して本書では迫さんの合理的な説明に対して「うーん、ウザい」という現場の抵抗を示すだろう生むものだと示して、解決策として最初に信頼を得るための行動を推奨している。これは参考になった。
またもともと社会学者を志していた迫さんらしさとして「社会学的想像力」というキーワードも刺さった。問題は個人には帰属せず、構造に問題があるという考え方だ。
個人の問題にするのは簡単で楽だが、効果があり本質に迫るのは構造主義的な分析からの打ち手だろう。
これは自分も思考の習慣にしたいと思った。
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雇われ経営者とは思えぬオーナーシップ。
というか、雇われとかオーナーとか会社を立て直す上では関係ないんだろうな。
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まずは現場から
現場の人に信頼されるように
出る杭が打たれないよう、集団で異動
それでも駄目な人はやめてもらう
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大学院時代の恩師から言われた言葉が
そのままこの著書に出てました。
これも子どもや部下を指導する上で
大切な指針の一つでした。
どういう風に山を登るのかを考えさせ
どの山道を登るかを考えさせ
どの山を登るかを自分で考えられたら
ようやく一人前。
この指針
すっかり忘れてました。
同世代で進むリーダー。また読み返したいなと思います。
#リーダーの現場力 #迫俊亮 #ビジョン戦略戦術 #山の登り方は
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「リーダーの現場力」というより、「社長の現場力」って感じです。
ここでの「リーダー」って言葉は「社長」って置き換えなければなりません。
採用、評価制度、マネージャークラスへの権限委譲、経営戦略の設定などなど、どれも社長の専権事項ですから。
ただ、コミュニケーション体制の構築、共通目的の醸成、貢献意欲の引き出し、などはとても興味深かった。
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現場が自ら動き出す「リーダーシップ」と「仕組み」のすべて。部下との関係に悩む営業リーダー・管理識必読!
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ミスターミニット社を改革した著者の経験談。
徹底した現場主義や権限委譲、インセンティブの与え方や採用時のスキルや経験ではなく共感重視など。どこにでもありそうな企業の立て直しの過程における様々な取り組みが具体的に書かれており、とても参考になりました。
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制度やハウツーの大前提として、「現場で働く個々人を尊重しよう」というメッセージなのかな、と全体から感じました。職位の差があるときなどどうしても忘れてしまいがち。また、逆三角形の組織像はまったく同感です。