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非常に重要な話がわかりやすく書いてある.
この本に書いてある「仕事や人間関係における非対称性」をしっかり理解しておくことで,何事もスムーズに捗るはず.
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上流下流の黎明〜変革〜安定期のある意味わりきりにも取れる見方は自分にはつらい一面もあるけど、伝えたいひとにメッセージを届けるときの「天岩戸の法則」はいい考え方だとおもった。だからこそ伝えたいという意味で。
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「構造」を簡潔明瞭に、図を効果的に利用して説明されている。読むのも、理解するのも、迅速・明快でした。
理解、実践は・・・自分次第ですね。
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見えている人と見えてない人の関係などは、まさに実際の状況を反映しています。なぜ話は噛み合わないのか見事に説明されています。
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ー これらの「非対称性」はとりもなおさず、「客観視」の難しさを物語っています。心理学などでいう「メタ認知」という考え方ですが、いかに自分を上から見られるか、言い換えれば、「自分」という「宇宙の中心」を離れて、いかに自分自身を宇宙空間の真っ只中に放り込んで、他のすべての物体と同等に見られるかということです。
私たちが世の中に抱く「理不尽さ」は、起こっている現象が原因ではなく、自分たちの頭の中にあるのです。人間の頭の中こそが理不尽である、ということを受け入れられれば,「理不尽」が「理」に変わります。逆に、受け入れら
れなければ、すべては「無理」に変わります。 ー
人間が己の小さな頭と狭い視野で考えるから“理不尽”が生まれるのだ、という明確なメッセージを簡潔に整理した作品。読みやすく分かりやすい。
“時間経過”、“自分と他人”、“部分と全体”、“見えているものと見えていないもの”、これらが非対称的であることを理解するところから始めなければならない。なるほどですね。
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これまでの著作の集大成。相変わらず明晰判明な文章。しかしさすがに抽象度が高すぎるか。骨だけの印象が残る。ポイントは非対称なことに気付かない対称性の錯覚にあり。
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「一見対称に見えるが、実は対称でないもの」がもたらす害についてまとめてあり、なるほどと思った。
一方、それを下敷きとした著者の"仮説"はピント外れで著者個人の思い込みが強いものだったり、論理が飛躍(断絶)している傾向があるため、これから読む方はその点に注意して読んでください。
考え方のフレームワークとしては使えるが(前半のみ)、それを踏まえた論理は☆2、というか無根拠・無責任な本。
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https://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB21143007
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【文章】
とても読み易い
【ハマり】
★★★★★
【共感度】
★★★★★
【気付き】
★★★★・
・人によって抽象的な言葉に対する定義が違うから、議論が生まれる
・エントロピー増大則は、組織にも当てはまる
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具体と抽象がよかったのでこちらも。
色んな面での無理の構造について解説されてる。いかに無駄な努力をしているかと。読後、世の中の見え方がちょっと違ってくる。
他のレビューにもあったが、ここからは自分の頭で考えるべきなのかもだが、じゃあどうすればよいの?というのはあんまり書かれてない。
無理なことをしていると認識した上で取り組めば、無理な方法を回避したり、わかってもらえないといらいらしなくてよかったりするということなのかな。
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読み終わってそうだなーと言う感じ。
わかりやすくこの世の中の構造について語っている。
ただ、説明なのでだからこれから何をするのか?というものではない。
読みやすかったが、面白いというものではなかった。
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⚫️無理の構造 八重洲なし 丸善日本橋なし名著 p103
様々なところに存在する非対称性に焦点をあてた一冊。人間の錯覚や真理をいいあてており、おもしろい一冊。
抽象化の不可逆性 抽象と具体はマジックミラーの関係
物理的、知的、心理的な非対称性が世の中には存在する。
高度化すると視野が狭くなる
1対9の法則 1と9は人数と能力などしばしば逆転していること。
上流と下流 問題発見と問題解決
自分と他人は非対称
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Kindle unlimited にて読了
うなづきながら読む。
なぜこの世は理不尽なのか、時間、空間、コミュニケーション、人と他人、経験など抽象的なテーマが中心。人と人とがなぜ分かり合えないのか、理不尽が起こるのか、何故、、、ではなく、そもそも分かり合えないことが当然。だからこそ分かり合おうとすることが重要だよね、と繰り返し伝える。
明確な処方箋は本書の中で示されてはいないけど、過去の経験から下げにかかる上司、自信満々でマウントを取る同僚などなど、イライラや焦りの原因とも言える人々から一歩離れて自分を見直すときのヒントになりそう。低めのテンションだけど自分が元気になったような不思議な熱量が読後に感じられた。
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細谷さんの安定した内容だった。
世の中にはとかく理不尽な事象が多い。なぜそうなってしまうのかをロジカルに、構造を可視化しつつ説明してくれる良書。過去の作品の引用(問題解決のジレンマ、会社の老化は止められない)なども出てくるので、細谷作品を楽しむ人にはスッと入ってくるだろう。
読んでなければ、こちらの引用書籍もぜひ読むといい。
なんとなく思っていたことや感じていたことに関して、説明してくれていてよかった。
基本的には対立構造になっているのだが、反語のようなものは実はベクトル的に考えれば、距離は近く、逆方面は別の語になっている説明はよかった。
また終盤の見えている人、見えていない人の状況に関する説明は非常によかった。
どうしても、外側からワーワー騒ぐ啓蒙をやりがちなので、ここを冷静に見て、無理な構造であれば、必要以上に介入しない見極めが重要そうだと感じる。
いつもの書籍よりはマイルドだったので、その部分の刺激が欲しかったのが唯一心残りか。星4つ
◆目次
第I部 対称性の錯覚
第1章 錯覚の積み重ねと「三つの非対称性」―「善と悪」は対称か
第2章 「知識」の非対称性、「思考」の非対称性―知的能力が理不尽さを生みだす
ほか
第II部 時間の不可逆性
第7章 気づきにくい社会や心の不可逆性―湯は冷め、振り子は止まる
第8章 社会・会社の劣化の法則―「盛者必衰」の真理からは逃れられない
ほか
第III部 ストックの単調増加性
第11章 「微分と積分」と現実―増やすのは簡単、減らすのは困難
第12章 のこぎりの法則―増えだしたら止まらない
ほか
第IV部 「自分と他人」の非対称性
第15章 宇宙と「人間の心」―「絶対的中心」があるかないか
第16章 コミュニケーションという幻想―「言葉の意味」の共有は難しい
ほか
第V部 「見えている人と見えていない人」の非対称性
第19章 決定的な非対称性―「見えていない人」には「見えている人」が見えない
第20章 「全体像」という幻想―自分の視野の狭さには気づきようがない
ほか
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社会の理不尽がなぜ生まれるのかを可視化、ロジックで説明した本。難しい単語も登場するが、ロジックが好きな人/言語化が好きな人であれば、かなり面白く読める。理不尽をなくす術はないが、構造がわかるので理不尽なことが起きても捉え方を変えることができる。
○理不尽は自己の評価軸を持ってる我々と、本来は非対称であるのに対称だと錯覚している我々のせい
○対称性の錯覚→見えてる人と見えてない人
見えてる人:自分が客観的に見えてるので、わかってる/わかってないが自己認知できる
見えてない人:見えてないことにそもそも気付いてなく、視野が狭い
人が相容れないのはそもそも上の2パターンいるから。見えてる人からは見えてない人が見えるが、見えてない人からは見えてる人が見えない。たしかにその通り、、。
「真に議論が成り立つのは見えてる人と見えてる人の間だけです」、ズバッと書かれているが、現状を踏まえてもその通り過ぎる。
自分が普段いかに「無駄な議論」に力を入れて頑張ってしまっているか考えさせられる