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今話題の
2017/07/14 21:44
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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今色んな意味で話題の電通さん。
巨大企業すぎてあまりよく知らなかったけど意外と身近だったんだなぁーと思いました。
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若手女性クリエータ 人生初の炎上で、陰鬱な気持ちでクライアントのところへ謝罪にいった
世の中の議論のキッカケをつくったんだから大成功だね
いやぁ、炎上したってのいいね。話題になってよかったよ。お前さ、狙ってやったんですよって言っておけばよかったのに
クライアント「話題になったことは素晴らしい、これからも萎縮することなくどんどんやってほしい」といったそうだ
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今井さんがオススメしてたので購入。電博に過度な思い入れや期待もないので、電博の実態を聞いても、まぁそうだよね、という感じではある。なるほど、と思ったのは、ネット広告を取り扱うようになって仕事の「終わり」がなくなったことについて。たしかに、TVCMなんかだと受注して納品して無事放送されれば、基本的に仕事は以上終了なところ、ネット広告はむしろ運用開始してからが仕事、というか。いつでも変えたり調整できるがゆえの手離れの悪さは強みであり弱み。しかもそれに電通のクライアントへの忠義が重なるとさらに厄介。
P182
元々広告では誰も死なないというのに、ネットの普及によりネガティブな言葉だけが独り歩きし、本来は無害だった広告が有害なものにされ、「けしからん社会だ!」という世論が生まれる。こうした状況を排除しようとし、大金を使ってつまらない広告が量産される負のスパイラルが今の業界には蔓延しているのである
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過去の著作「夢、死ね」で語られるエピソードと重複するところもあったが、読みやすい。本書の内容についての判断は読者に委ねられるが、業種を問わず就職活動を行う学生は読んでみても良いのかもしれないと感じた。
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中川淳一郎さんによる、元博報堂社員として、また、一ライターとして見る電通と博報堂の姿。多くの現役社員へのインタビューも含めてまとまっていて、就活生にも、取引先としてかかわりがある人にも面白いんでないでしょうか。
自分の業界の常識は他の業界の非常識。にも関わらずいろんな業界とかかわるがためになんとなく気になる広告代理店の姿。
正解のない仕事・終わりのない仕事であるがゆえの難しさ・面白さは僕自身も転職して強く感じたところだったなぁと懐かしい気持ちになったり。
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広告業界は華やかなイメージだが、実際は普通の社畜の集まりである。がこの本の要旨なのだけどすごく残念。
電通や博報堂には優秀な人たちが集まっているのに、なぜそのような状態になってしまうのかが知りたかった。ワイドショー的なノリに終始し、広告業界の本質が知れたとはあまり感じなかった。
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顧客第一主義が生み出す光と闇。元博報堂社員の著者の経験と、電通・博報堂現役社員に取材して得た情報をもとに、広告代理店を舞台とした仕事のあり方とそこで働く人々の考えやクライアントの関係を、実態に即して綴る。
著者は一橋大を出て博報堂に4年間務めたものの、激務で辞めてフリーライターとなったという。現在も業界と密接な関係にあるので、匿名とはいえ現役社員たちの生々しい声が綴られ興味深い。電通と博報堂の社風の違いなど、なるほどと思わせる記述も多い。広告業界を描く長寿連載漫画「気まぐれコンセプト」の描く世界は「8割が当たっている」というのには笑えた。
(B)
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業界のことをよく知る著者が電通と博報堂が何をしていて、その違いは何かまで言及しているが、ある程度知っている身としては、あっていることもあるが、間違っていることもあると思う。
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電通は営業が強く、博報堂はクリエイターが強い。
電通は体育会気質だが、博報堂はビジネスライク。
そもそも広告代理店とはどんな職業なのか。
なぜ過剰な残業が発生するのか。
元『中の人』が内幕を描く。
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大手広告代理店の仕事の実情を、自身が身を置いていた経験、
そして今の業務から明らかにしていく内容。
自分がもっていた広告代理店への印象も多少変わったし、
業界の長時間労働を強いている構造的な問題についても理解でき、興味深く読むことができた。
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ヤバイ、この本は相当面白かった!漠然と持っていた大手広告代理店のイメージがハッキリした。電車の中で読んでいて何度か声を出して笑ってしまった。
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一昨年の電通過労自死事件は超過勤務による
労災認定に端を発し、その社員が東大卒の才媛
という、そのプロフィールもメディアの格好の
餌食となった。また、ネット広告過大請求総額
2億3千万円の不祥事も加わり、連日敵意溢れる
論調が飛び交った。
そこには大手代理店、とりわけ電通が政財界を
牛耳り、情報を操り暗躍する会社といった、
得体の知れない畏怖の念に対する「意趣返し」
にも似た感情があったのは疑う余地がない。
これらを踏まえ、元博報堂社員の著者による、
「広告代理店って、何をして儲けているのか?」
「電通と博報堂の違いは?」など、
現役社員へのヒアリングと自身の経験談を
交え語る広告代理店論。
東京五輪エンブレムの顛末にはじまり、
電通の都市伝説や広告業界あるあるを揶揄した、
漫画「気まぐれコンセプト」の真偽等、著者は
二大代理店の差異を「愛」ある目線で語る。
広告会社は自社でモノを作って売っているわけで
なく、クライアントから要請を受けて初めて
仕事が動き出す典型的な受注産業。
広告制作には「こうすればできる」という
システムがあるわけでなく、大まかな手順は
あるが、その都度がカスタムメイド。
何かしらの予期せぬ事態やクライアントの指示
変更等に遭遇しながら、如何ともしがたい納品日
やプレゼン日に向け、リスケを繰り返し着地を
目指す。
そう、僕自身、労働集約型産業ゆえ長時間勤務も
致し方なしという認識を持っている。
政府の掲げる「働き方改革」について、
まったくもって懐疑的なのは広告マンだと 思う。
だってクライアント企業がお帰りあそばされた
日没後はケータイも鳴らず、メールも届かない
格好の企画立案タイムであるからだ。
これだけを見てもブラックな業界だよなって
つくづく思う。
ただ、電通・博報堂は何と言っても厚遇であり、
看板(ブランド)があり、そこの社員であるという
プライドが、理不尽な要求や社畜と嘲笑されようが
それを受け流すことができているのも確かだ。
むしろ懸念するのは、この国の広告代理店の
ビジネススタイルがヤバいということ。
これまで代理店が標榜していた、
「我々に発注いただければ、アド〜SPまで
『ワンストップ』で対応できます!」が
クライアントに通用しなくなってきている。
本書にも「電通デジタル」が紹介されているが、
デジタル分野においてはネット専業代理店に
遅れをとっているのは明らかである。
その主たる原因が、入稿してしまえば
とりあえず一丁上がりのメディア広告に比べ、
ネット広告はレスポンスが即把握できるため、
際限なく追加ややり直し作業が延々と続く。
その割には売上的に美味しくないという現実。
CM制作という甘味を知っているがゆえ、
デジタル分野での収益と比較 してしまい、
本腰稼働にほど遠い。
この世界に永く身を置く者として、
メディアの興亡に従って「代理店不要」という
流れに向かわないようにするには、
会社に属してはいても「ひとり広告代理店」の
意識を持てるかどうか。
要するに、属人的な発想から脱却し、
広告屋として培った人的ネットワークとスキルと
現場力を活かし、いかにしてクライアントを
プロデュースするか。
オリエンで提示された与件を条件と見なさず
それを足かがりにし、プロジェクトを
より魅力的なものに仕立てるか。
これがこの業界に30年余、身を置く者としての
坦懐であり、近未来予想図である。
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著者自体もすこしチャラい匂いが・・・。とにもかくにも広告業界の体質というか雰囲気が多少なりともつかめた一冊。就活で広告業界を目指す人にも読んでほしい。
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電通や博報堂などのいわゆる高校代理店が、実際にどのような業務をして、社会にどのような影響を与えているかを記した一冊。
正直、面白みはあまりなかったが、これまで広告代理店について知ることがなかったので、勉強になった。
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<どんな本?一言で紹介>
かつて博報堂に18年務めた著者がおくる、頭脳と肉体を限界まで酷使する、大手広告代理店マンたちの壮絶な仕事ぶりが描かれた本。
<どんな人におすすめ?>
広告代理店を目指す就活生。
広告代理店の業界研究をしている人。
広告代理店はブラックといわれているが本当か知りたい人。
<読んだら、どんなことが分かるの?>
相手の意見を取り入れて、共感と感情移入を起こさせながら、自分の仕事を強く、太く、大きくしていくためのスキル「質問力」。
・大手広告代理店マンのすごい仕事ぶり
・広告代理店は家内制手工業!?
・大手広告代理店マンの素顔
・スーツは戦闘服である ――広告代理店マンの身だしなみ
・営業マンのすごい接待
・飲ませろ・抱かせろ・やらせろ ――本当の『電通“裏"「鬼十則」』とは
・大手広告代理店の知られざるお仕事
・広告代理店の海外進出は難しい
・大手広告代理店のメディアコントロール
犯罪は激減しているのに報道されない
・大手広告代理店の黄昏
・昔エリート、今肉体労働者? ――広告代理店マンの凋落
<日々の生活、仕事などに活かせるポイント>
1.営業職の使命は課題(イシュー)を特定すること
2.電通は『クライアントファースト』、 博報堂は『クリエイティブリード』
3.デジタル部署の疲弊が激しい原因は「24時間結果が見られる」ことと、「物理的に変えられる」点にある
<感想>
現在も変わらない体質なのかと思うと、本当にエリートが哀れ。能力の再分配が強制的に起こるような出来事が、自然発生しない限り、難しいのかもしれない。