紙の本
タイトルと内容があってないように思いました
2017/03/01 11:24
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投稿者:くりんぐりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカのトランプ大統領が選挙戦で台頭してくると、トランプ氏に「レイシスト」などのレッテルを張り、見当違いな方向から批判する人たちが目立ってきました。
そういった人たちに限って「多様性」を訴えるリベラル(を自認する人たち)だったりしたので、なぜそんなにも他人を認めないのか、不寛容なのだろうか(そしてそういう人たちに限り、自分たちが寛容であるかのように思い込んでいる)といった疑問から、この本を購入しました。
最初のうちは、不寛容で息苦しい社会などと書いてあり、読み進めていたのですが、内容はどんどん不寛容から遠ざかり、読み終わって一番つよく感じたのは、タイトルと本の内容があっていない、ということでした。
しかも内容を読むと、一部の反体制団体を支持するような内容があったり、不寛容を是とする団体を検証なしに是としているのかな?と疑問に思いました。
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話題になっていたので本書を読んだ。非常に読みやすく現在の政治・社会問題をわかりやすくまとめ解説している。不寛容の本質というタイトルとは異なる政策・社会考察論考であろう。「昭和」の二つの捉え方については面白かったが、本当に昭和という時代で区切れるのかは懐疑的に読んだ。
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昭和を前提に考えていることや格差が拡大し、お互いがお互いにそのことに自分ごととして気づこうとしていない。
ルールを壊したのは新しいルールを作るための議論が足りていない。
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最初の章は「おっ」と思ったものの、以降の各章は政治や教育など本質とは言い難い議論が続いており、タイトルとはちょっと違う気がしました。
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「なんかギスギスした最近の風潮」を扱った本なのですが、今こんなギスギスしてるのは昭和が失われたからだ!という方向性で幾つかのトピックで失われた昭和を解説する、という本です。
タイトルで安易に手に取ってしまったのですが、個人的に期待していたような「なんかギスギスした最近の風潮」そのものの分析(昭和が失われた!に辿り着くまで)や、じゃあ我々はどうするべきなのか、という考察は含まれておりません。。「不寛容の本質」ってこういう内容じゃないのか。
あと、サブタイトルにあるような「世代間の対立構造に本質がある!」という論は、そうかな?と疑問に感じました。違う世代の人とだけギスギスしてて空気が悪い、という認識は私には無いからです。
そこまでなら☆3つくらいだったのですが、いささか読者向かいで不親切な箇所があったので☆2つとしました。
この新書のフォーマットの問題もあると思うのですが、第2章以降は見たことのあるようなグラフや新聞記事の引用が本文を圧倒する勢いで(両方とも見開き2ページを使っていて、しかも序論くらいのトコで流れを切ってる感じ)、それホントに必要?と思ってしまって何とも。
個別の章の繋がりもあまり感じられず、強いて言うなら最終章で昭和の終わりが…という論考があるくらいで、ちょっとそれも無理やり感を感じました。
著者の頭の中では、これらの個別論と全体が綺麗にリンクしているんだと思うのですが、読者にはそれが伝わってこないのが残念。文章も謎に改行が多くて、1文章の中にカッコ書きで逆の意味の文章が入っている場所もあって読み辛かったです。
でも、この著者がこのテーマでまた本を出されたらぜひ読みたいと思ってます。
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経済的格差など、さまざまな格差があるから不寛容社会になったってことらしいです。個人がそれでどうする?の視点はないので、役に立たないクソ本かなと思いました。
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日本人の不寛容さんって原因探しをスタートに話が始まる。
不寛容さというか格差社会の構造批判に終始していた
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この国に蔓延する不寛容という態度をとらせるものがなんなのか?という話が読めると思っていたら、ほとんど制度の羅列だったな…
"本質"というよりは不寛容について考えるための基礎知識1という感じだった
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「不寛容の本質」というタイトルとは今ひとつ内容が合致してないものの、それぞれのトピックは興味深く読めた。データ提示が多い。