紙の本
『習い事狂騒曲』
2017/04/05 19:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
習い事が多様化、細分化し「習い事ビッグバン」の様相を呈する時代に
あらためて、そもそも習い事は何のためにするか、
どうしたらわが子にあった習い事経験ができるのかを考察した本
どんな習い事を選ぶべきか
どうやって良い教室を探せばいいか
いつから始めるのがいいのか
どうやって子供のやる気を持続させたらいいか
やめどきはどうやって判断すればいいか
など、親がしなければならない「習活」の全体像が示されている
前著『なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?』につづき
「なぜ、東大生の約半数がピアノ経験者なのか?」と帯に惹句
「ピアノを習わせて東大に」と早とちりするような人に読んでほしい
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親のエゴが出発点だとどうしようもないが,子供の可能性をどこまで親がサポートするか,その閾値を見定めるのは試行するしかない.
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今の習い事事情、へぇ~。自分たちの頃とは違うんだなっていう、何となくの感覚はあったけど、実際ダイナミックに変わってきてるんですね。ほんの一握りの、飛び抜けた才能以外、その道で生きていくことは基本的にはない訳で。そうなるとやっぱり、スキルそのものに対する習熟ってより、もっと基本的な人間的な習熟の部分が重きをなすはず。三日坊主もいかんけど、無理強いもダメ。それでなお興味を持てるものであれば、基本的には何でも良いって結論ですね。まあ、金銭的なものとか、現実問題としては、色々検討しなければならない事柄もある訳ですが。
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子供が小学生になりそれなりに習い事をさせていますが
特にあまり指針を持たずにやらせていたので
立ち止まって考える意味で役に立ちました。
習い事を始める時に辞め時をイメージするというのが
ありましたが確かにそれは大事だと思いました。
東大生が何の習い事をしていたか等は特にどうでも良いのですが
(別に何かの習い事をしていたから東大生になれたわけではないと思うので)
様々な習い事を本気でやった場合どのくらいの手間や費用が
かかるのかといったことや実際にその道のプロになった人が
子供時代にどのように習い事と関わっていたのか等が
描かれていたのが興味深かったです。
「汎用性の高い非認知能力はどんな習い事でも養える」
(その習い事を一生懸命やりさえすれば)
というのがこの本の結論かと思いますが
確かに子供に何をさせるかというよりは
習い事にどのように取り組むかをよく見て行きたいと思います。
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子どもの習い事に関して興味があったので、読んでみました。おおよそ、自分の考えと一致していて、安心した。
やっぱり、親が熱心になりすぎない方がいいようだ。
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現代の習い事事情について書かれた本。
深く掘り下げるというよりは、広く、一般的な、カタログ的な内容。
ピアノが頭を使う練習になるというのは、確かになるほど。
子どもがやっているピアノにも、効果があるのだなと。
わかった点が良かったかな。
後ろの方に記載のあった、プロになった人たち(野球選手や演奏家など)は尋常ではない、習い事を超越した世界に達していて、この話は面白かった。
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子供の習い事の情報とやり方を親向けに紹介する本。
著者は育児・教育ジャーナリストらしく、取材した個々の内容から統計データまで取り上げており説得力がある。
以下気になったところ
・ピアノは頭が良くなるかも知れない
・公文式で勉強する習慣がつく
・プログラミングやストリートダンス教室もある
・ボーイスカウトは「幸福な人生を切り開き、社会の発展の先頭に立とうとする少年」という意味。見直されるべき。
・習い事は親が選んで、子供は選んだ気にさせる。
・やめ時は始める前から決めておく。ダラダラやると悪い思い出になる。
・中途半端には終わらせない。クセがつく。
・小学校低学年までは並行にやるのは2つまで。
・英会話などは目的をはっきりさせてから始める。
・レベルが上がると親の負担が極端に増えることもあるので、エリートコースに乗るなら覚悟が必要。
・習い事はやり抜く力を養えれば何でも良い。
子供の習い事について迷ってる親にオススメです。
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習い事に関する具体的な内容を知ることができて良かった。それは、習い事に関するお金だけではなく、その習い事を職業とするまでの過程である、習い事にかかる以外にも遠征であったり、個人レッスンであったりするが、それらの実際の費用や手間、練習の頻度なども含めてで、ある。楽器系やテニス・ゴルフ・水泳から武道、芸術など様々について、プロからの話も、親からの話も。また、プログラミングやストリートダンス、キックボクシングなどの今時な習い事の詳細から、東大生による習い事の経験談など、参考になりました。
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・『コンピテンシー(能力)』とは、単なる知識や技能だけでなく、技能や態度を含む様々な心理的・社会的なリソース(資源)を活用して、特定の文脈の中で複雑な要求(課題)に対応することができる力
・親が選ぶのか、子供が選ぶのか?→大事なのは子供が自分で選んだ気になること。親がある程度の枠を決めてあげて、その中から選ばせる。先生との相性は子供の直感も重要。
・いつやめるか?→「どうなったらやめるか」について事前に親子で話し合っておく。例えば、少なくとも半年は続けるとか、目標をクリアしたら辞めるとか。時々区切りを設けて、やめるか否かの前向きな判断をしないと、結局惰性で続けることになる。
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習い事の取捨選択に役立ちます。
コンピテンシー能力、つまり認知能力という学力だけでない非認知能力も必要
これからは、いかに社会が変化しようと自分で課題を見つけ、自ら学び、考え、主体的に判断し行動し解決でくきる生きる力を
そして自らを律しつつ他人との協調し、他人を思いやる心や感動する心
でも習い事しすぎて、時間のつかいかたがわからない、やるべきことがないろ落ち込むではダメ、自分の時間を自分でデザインできる時間を
何をやるかより
どのようにやるか
別に習い事でなくても
とにかく一生懸命夢中になれることを
そしてグリット、非認知能力も磨かれる
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習い事を通じて、どのような能力・スキルを身につけてほしいのか、何人かの東大生のインタビューをベースに書かれています。
インタビュー形式やQ&A形式もあって読みやすいと感じます。
結論は一言で言えば非認知能力の向上です。当たり前かもしれないけど、ついつい忘れがちなことですね。