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主人公は3人のオバサン。舞台は超高級介護老人ホーム「セブンスタータウン」。そこで働く3人は、それぞれ家庭に問題を持ち介護の必要な親がいる。優雅に過ごす金持ち老人たちと自分達の親との格差…。真面目に働いてきても老後は安泰でない社会の理不尽さ…。精神的に追い詰められた彼女たちはトンデモない行動に出る…。介護という重い題材を真正面から扱いながら、軽いコメディタッチなのでスイスイ読み進められる。それぞれの人物の造形やエピソードも見事!最後のドタバタ劇はまるでコメディ映画みたい(笑)
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20170701予約
前半面白かったけど、後半のコメディのような展開が残念でした。親について考えるきっかけにもなる人も多いかも。親に対して、あれほどの愛情、時間、お金も注げる人は、どのくらいいるんだろう?
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さすが林真理子さん!
現代社会の問題を色々な視点から書いています。
結末はめちゃくちゃだったけど、答えはまだないってことかな。
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高級老人ホームに入れる人とそうでない人の格差を巡りホーム内での一悶着。働けど働けど老後も安泰でない社会の理不尽さを叩きつけられた感じ。これから益々深刻化していく介護問題もあり、人生最期はどう迎えるのか考えさせられた作品。
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面白かった!
”やすらぎの郷”さながらのセレブな老人施設を舞台に看護師、介護士、入居している個性的なお金持ちの老人たちの悲喜こもごもがユーモアたっぷりに描かれいる。
これこそドラマ化してほしいわ。
私のお気に入りはベテラン介護士の”丹波さつき”
なぜかダウントンアビーの料理長パットモアさんを彷彿とさせる。
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介護問題。格差社会。
明日は我が身と感じると、胸が痛くなり頭が痛くなる。それほど、介護問題は現代社会に大きな問題なのだと思う。
お金だけでは解決できないこともあるけど、やっぱりお金は大事。
最後はドタバタ的な終わりですが、各々の登場人物から介護の問題を知ることができます。
奥深い問題を小説という形で触れることができました。
この本をキッカケにして、介護問題を考えることができると思います。いつかは呆けてしまうかもしれない。
なら、元気な今を大切にしなければいけない。親への愛も再確認する物語。
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介護のお話ということでもあるけれど、林真理子ももう、若くはないのねと感じた。そのせいもあってか、読みやすい文章でした。
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最近、林真理子さんのエッセイ本読んで面白くなくなったなぁって残念に思ってて、ちゃんとした小説書いてよーって思ってたとこだった。題名がいまいちだし、表紙もいまいちだけど、介護問題の内容の小説だが、非常に面白くて一気に読んだ。介護する側の本音満載で、読んでてスッキリするものだった。だけど、これから多くの人が直面する問題。日本の高齢化はどうなっていくのやら?
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林真理子さん何故かずっと敬遠していました
でも面白かった
身につまされるよ
介護 する方もされる方も はあー
ドタバタの中に切れ味するどく
≪ パラダイス 頼ってるだけじゃ ダメなのね ≫
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東京・広尾の高級介護付きマンション「セブンスター・タウン」の受付係・細川邦子(48歳)、看護師の田代朝子(54歳)、ダイニングで働く丹羽さつき(52歳)…それぞれの家庭内で深刻な介護問題を抱える3人は、困窮していく我が身と、裕福な施設の入居者たちとの想像を絶する“格差”を前に、一世一代の勝負に出る!
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介護問題。面白くスピード感を持って書かれているけど、いづれ自分にもこういう日が来るのかと思うと不安になるような現実味があった。
ただ一世一代の勝負というのが非現実的だったし、もっと続きが読みたかったという感じ。わりと分厚い本なのだから、新聞に載せていたものを監修したものだけど、本にするならもう少し締まりのあるものにしたら全然印象が違うなーと思った。
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前半は人間関係の説明(?)をひたすらしているので
結末がいい意味での裏切られた結果となりました。
おもしろかったです。
正直前半はこれまだ続くのかなーと途中で読むのを
止めようかと思ったのですが、後半部分は
登場人物たちがあっちで重なり、こっちでこうなり
おーすごいーと思わず拍手。
介護問題はこれから直面する者としては身につまされました。
やっぱり生活していく上で必要最低レベルお金があってなんぼですね。
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林真理子さん。
テンポの良い書きっぷりで、読みやすい作家さん。
今回は、
高級老人ホームのお話。
老後まで格差社会。
貧乏人への差別。
介護の大変さ。お金の問題。
明日は我が身で、
哀しくなりました。
お金がないと大変!!
貯金しなくちゃ!!
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入居者とのすり替えから
犯罪に手を染めるようになり
開き直って 次々に重ねるさまは
まさに おばちゃんの仕業です
救われるのは 犯罪であっても
全然暗くなく
あっけらかんと明るいところ
限界まで我慢しての仕業だけに
憎めないなぁ
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新聞連載中にはチラチラ読んでいましたが、細切れがじれったくそのうちやめてしまいました。
年老いた親の介護、人ごととは言えないようになってきました。
家族で協力してやっていかないと、大変なことになりそうです。
でも協力する家族がいなかったら?
いても協力してもらえなかったら?
それぞれ介護の手がいる親を抱える女性、それぞれ様々な事情があり、にっちもさっちもいかなくなっています。
そんな彼女たちが偶然働くこととになった、高級老人介護施設、ここで繰り広げられる奇想天外な出来事・・・
おかしくて、身につまされてしんみり。
最後はめでたしと丸く収まるのですが、肝心のお年寄りの身の振り方が書いていません。
ちょっと心配だわ。
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とても面白く読めた。
老人介護の問題は私にとっても切実な問題で、最初真面目に読んでいた。だんだんマンガチックになっていき、最後はドタバタ喜劇のようだった。
読み物としては面白いが、なんかちょっと不満が残る。